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「ボン・マルシェ」鮪ステーキランチ、「うおがし銘茶」茶遊会、メモ “接客” について(2)

イワシも美味ですが・・・、こちらの メバル「今、一番いい時ですよ!」

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場内 「泉久」 にて☆

訪問日 「2013/05/18」 ( その他、最近の過去記事は→ こちら

前回 からの続き・・・☆ 

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余談メモの 「接客について」 という話題では、コメントではなくメールで、興味深いご意見をいただきました。( 感謝!)
 
なるほど本音ですねぇ。でも公然と書いたら火種になりそうだから、とりあえずメールで・・・という賢明なご配慮、ありがとうございます(笑

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客と店の関わり合い。


これを、ずーっと大きな枠組みで考えれば 「経済活動とコミュニケーション」 などという高尚かつ遠大なテーマになるか、とも思いますが。
 
過剰と蕩尽、ポトラッチ・・・ とか、昔なつかしい現代思想のキーワード☆ )
 

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でもまあ当ブログでは、ごくごく卑近な話でご勘弁を。 

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たとえば。
 
今回の記事に関連して、「車イスでの来店について」 とか。
 

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これまで特にブログには書いてませんがワタシ自身の場合、母を初めて連れていきたい飲食店には、とりあえず事前に 「車イスに乗ったおばあちゃん、連れてきてもいいですか?」 と確かめています。
 
そうして 「長生庵」「ボン・マルシェ」「茶の実倶楽部」 も、
快く受け入れて下さって。本当にありがたいことです。

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ちなみにワタシ自身は、お店のスタッフの介助が無いと入店困難と思われるお店(例:階段を使う必要があるとか)は、最初から選択肢に含めていません。

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ちょうど先日からネットでは、車イスでの入店を断られた客が不満に思ってツイッターに書き、賛否両論がひろがっていたりしますが・・・
( すでに当事者の間では和解済みだそうなので、特にリンクは張りません )
 

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また逆に・・・、

お店に相談してOKとなり、親切に迎え入れてくれたうえ店主からは 「あなたと出会ったおかげで、従業員の接客が今まで以上に良くなりました。来てくれて良かった」 ・・・と、心のこもったお礼まで言ってもらえたケースも。( リンク: BLOGOS 様 )
 
こういうのは、お店に来ている他のお客さんも含めて関係者全員の合意があるならば、素晴らしいことでしょう。

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で・・・、築地は!?と言えば。

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ワタシの知るかぎりですが・・・、
築地のお店で働く人の多くは底抜けに親切なうえ、良い意味で “意地っぱり” です。 

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なので。
 
もし階段のあるお店でも相談してみれば、これを断ったら築地の名折れ!?とばかり、本当は大変なことでも 「オレにまかせろ!」 ってな勢いで母を お姫様だっこ して店の中まで運んでくれそうな気がします(笑

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でもね、やっぱりそれは大変な負担でしょうから。
 
“もしも、ご迷惑でなければ・・・” というつもりで尋ねたことでも、
きっと相手は 無茶をしてでも引き受けるような人 だ、と読めるだけに。
 
こういう時は、やはり最初から遠慮しますよネ。
 
( まあ今のご時世、「断ったりして、あとでネットに変なことを書かれたら嫌だな」 という警戒心も、ある人にはあるでしょうが・・・ )

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飲食店とは違いますがワタシ自身は数年前に築地場内の仲卸エリアで、車椅子に乗った外国人女性 が一人で入りこんでいるのを見たことがあります。 

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そのとき、ワタシと会話していた仲卸某店の社長は。
「来るなとは言えねぇけどよ。迷惑ってのもあるけど第一、ありゃ危ないよな! と。困った顔で、ぼやいてました。

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とにかく狭い通路だから、邪魔というより本当に危険。
足元は濡れてるし、まわりで刃物を使ってるし、水と魚の入ったトロ箱は乱雑に積み上げられているし。
ちょっと方向転換しようと思っても簡単にひっかかって事故になるでしょう。

※ これまた余談ですが世界的にハイ・クオリティな雑誌媒体として知られる 『ナショナル・ジオグラフィック』 でさえ、築地市場を取材したときに食堂の店内ではカメラマンが料理の大皿でつまづき、転倒して失態を・・・と、同誌のなかで書かれていました。
( 追記: この人はカウンターの上にのぼって撮影を試みたようです )

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なので。
 
たとえ、制止する人がいなくても。
あるいは、相談すれば相手は無理も承知で引き受けるだろう、と予想できても。

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それでも自制すべき場面は自分で判断しなければ・・・と、つくづく思うのでした。

“賞味期限” の議論なども、販売元に全ての責任を負わせるのではなく・・・、
やっぱり、食べる人が自分の責任で判断するのが基本じゃない!?、と。

 
 


【 写真の注釈 】

至福の朝酒タイムのあと、仲卸 「泉久」 でメバルと生シラスを購入。
ほかには 「大島屋」 でソラマメ、さらに母の昼食用に 「鳥藤(場内店)」 でお弁当を予約など。

「大和寿司」 の裏口で、マナイタと一緒に謎の物体を発見。
これ、木のまな板ですか?と聞いてみたら、そうですとの返事。
すごいなぁ。どういう使い方をしてるんだろう。このまま床の間に飾れそう・・・
 
「うおがし銘茶」場内店の試飲で一服。外国人客に応対するスタッフの英語が、それはもう流暢なこと・・・!
場外では、猫村C様から伺った 「つきじ芳野 吉弥」 を開店前に偵察。 
 
「鳩屋海苔店」 が “ぷらっと築地” の斜め向かいに出している二号店(?)、よく見ると看板が無いんだよなぁ・・・ とりあえず商品2点、買わせていただきました。

「鳥藤」でお弁当をひきとって帰宅すると、思ったより母の体調が良さそうなのでお弁当は冷蔵庫に入れ、外食ランチすることに。

ひさびさの 「ボン・マルシェ」 ランチ訪問。
先週のローストビーフ、素晴らしく美味しかったですよ!とシェフにお礼をお伝えして。
2人で注文したのは、鮪ステーキランチ(2,480円×2人前)

前菜のサラダは、マグロはもちろん菅原文太農園の特製野菜もインパクト大!
なんと言うか、語弊を恐れずに書けば 「これこそ子供のころ大嫌いだった野菜の味じゃないか!!」 と、『孤独のグルメ』 の名セリフを思い出すというか(笑

これですよ、これが 久しく忘れていた本当の野菜だ!と感銘したのでした。
 
そしてメインの、鮪ステーキ。やけに分厚く切ってくれたようですが・・・☆
なにしろ美味しかったです。ちなみに鮪の種類は、サラダはビンチョウ、メインはメバチとのこと。ごちそうさまっっっ♪
 
 
食後は、その足で 「うおがし銘茶」 “茶の実倶楽部”茶遊会 へ。
例によって例のごとく、1人500円で破格の充実ぶり。
 
今回は “天丼” から始まってお茶菓子も2点、お茶は全部で6杯。
いやはや。ずいぶんと “腹にたまる” 大盤振る舞いでした。

あ、それと「茶の実倶楽部」の5階建てビルには、3階にバリアフリー・トイレがある のも嬉しいですね~。 ごちそうさまっっっ♪
 
 

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コメント

良い客という定義もナニですが、客としてサービスを受ける権利のようなモノを主張する場合、客側はやはり義務を果たす道理があると思うんです。今回の場合の義務、それは本来は義務感などの意識下で行うモノではないのですが、まさに事前のチェックや告知でしょうねぇ。それを怠った・・・どこかにオレ様的な意識があったのでしょうね。
で、よもやの展開になると、区別して欲しかった気持が差別を受けた・・・に変化してしまう。
そんなことなのかなと思った次第です。

築地なんかもヨシにつけ悪しきにつけ接客サービスという点ではちょっと異質ですよね。仰るようにここぞとばかりの心意気接客も多いですよね、きっと。
でも、エコだの喫煙だのとなると明らかに今時代からかけ離れている。それらをいかに容認するか?も含めて築地の楽しみ方なのかなと思う次第です。

築地場外の細路地で大徒歩渋滞。数センチずつ進んでみると成人した息子さんらしきを乗せた車イスを父親らしきが押しているが原因。地方から観光できている訳です。迷惑じゃないと言ったら嘘になります。でも、息子に築地を見せたいとの親心を考えると何も言えません・・・なんて思っていたら、どこぞのオバハンが「こんなに混雑しているのに車イスなんて非常識よねぇ」と明らかに聞こえるようにボヤいてました。かく言うオバハンも自分は、けっこう大きな買い物カートを引きずってるんですけどね。
なかなか人間てのは厄介な生き物であります・・・。

だいぶ関係ない話を長々とスミマセンでした。不都合あれば公開ナシでけっこうですんで<(_ _)>

投稿: 大福@宮崎 | 2013年5月22日 (水) 07時06分

”巨大フカヒレ”かと思っちゃいました。
まな板ですか????

親族に車椅子利用者がいます。
昔は出掛けられなかった人が、車椅子でどんどん出ていける。
バリアフリー環境も進んでいい世の中になったと思います。
皆さんが配慮してくれ、ご本人も恐縮しながらも甘えさせてもらってます。
でも親切にしてくれる人の中にも”見た目なんともなくても、もっともっと辛い人がいる。車椅子は免罪符じゃない、多少は遠慮するべきじゃないの”なんて・・・人間ですから・・・あると思います。
そこで接客の時の”コミュニケーション”でしょう!
感謝の気持ちを、言葉、表情などでしっかり伝える。
”やってもらって当然”って顔してるなんて誤解されないよう、気を付けたいですね。

投稿: ねこ | 2013年5月22日 (水) 15時07分

お母様、お楽しみになったようで何よりです。(笑)

木の板・・・まな板ですか! 壁板が外れたかと思いました。(笑)
海苔屋さんの看板は気が付かなかったです!

>子供のころ大嫌いだった野菜の味・・・

最近の味の薄い野菜ではなく、昔ながらの味の濃い(エグ味なんかも強い!)野菜だったのでしょうか。
子供にはキツイかもかも。(笑)
それに賞味期限・消費期限に関わらず、食い物は見て・嗅いで・舐めれば「ヤヴァイ」かどうか判るでしょ。(笑)
暴論ですかね。はい。(笑)

ちょっと切り口が違いますが・・・
スーパーマーケットの入口近くに車椅子マークの駐車スペースがあります。
閉店間際や雨の時は、ここに「無印」の車が駐まってる率が高いです。
こー言うのを見ると、問われれば「格好良い事」を言っても世間の本音なんて「こんなものか」と思います。

投稿: ハートランド | 2013年5月23日 (木) 00時12分

◆大福@宮崎様、

 築地の飲食店は寿司を除けば大手チェーンは少数派で
 個人商店が主流、そして客層は仕入れついでのプロと
 観光客が入り混じり、ランチタイムは近隣の勤め人が
 加わるという・・・たしかに一種独特の空間ですね。
 
 なおかつ、ご指摘の通り喫煙マナーなどは70年代的で
 そう言えば化学調味料の使い方も同時代的かと(汗
 
 ある意味、東京随一の “昭和テーマパーク” が築地だと
 思われます。
 
 それにしても場外の狭い通路を挟んだ商店街、あそこは
 雨が降るとさらに難渋しますねぇ・・・☆
 
◆ねこ様、
 
 大和寿司の “まな板”、どこかの浜辺で流木を拾って
 きたのかと思うような貫禄でした。もしかして、何か
 特殊な使い方をしてるのかなと勝手に想像したりして。
 
 車椅子でのお出かけ、社会全体で便利になりつつある
 とは言うものの、やはり事前の下調べは必須ですね。
 築地は、表通りにバリアフリートイレが設置されるなど
 少しづつ改善されていますが、やはり場内は働く人が
 優先ですから障害のある人や小さな子供を連れて入る
 のは極力、遠慮すべきかと思います。
 
◆ハートランド様、
 
 テーマパークというかワンダーランドというか、毎度
 いろいろ驚きや発見の多い築地市場です(笑
 
 自然農法の野菜、青臭いパンチが効いてて 「ああ、これが
 本物だ!」 と痛感できます。食べることは食材との
 真剣勝負なのだ、と改めて認識しますねぇ・・・☆
 
 > 車椅子マークの駐車スペースが
 
 さもありなん。ちょっと違う話になりますが富士山が
 このほど世界遺産に・・・という件、今後の課題は
 観光客のマナーではなく、むしろ地元の人の意識を
 どう変えるか?、だそうです。
 
 たとえば、そう、駐車場。
 富士山を展望できる絶好の場所にある駐車場は、現状
 ほとんど周囲の商業施設の従業員の車が占領していて、
 観光客を迎える余地など無いのだとか・・・
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130508/247727/?P=1

投稿: つきじろう | 2013年5月23日 (木) 06時15分

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