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自分用メモ: 「和食」 について。

【 Q1 】 当ブログの自炊メニューで、和食系が多い理由・・・☆
【 Q2 】 そもそも和食って、ほんとうに 「美味しい」 か?
【 Q3 】 そして和食は、ほんとうに 「健康的」 か?

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※ 写真は過去記事から再掲

掲載日 「2013/01/23」 ( その他、最近の過去記事は→ こちら
 
ある人と会話するうちに書き留めておきたいことが出てきたので、自分のブログに。
☆ 自分用メモなので、よろしければおヒマとご興味がある場合のみ・・・(笑
 
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このブログをご覧下さっている方々には周知の通り、ワタシ自身が在宅介護中の母の食事として作ってる 自炊メニュー restaurant「和食っぽいもの」 が多いです。
 ↑
( 「和食
っぽい 」と言うのは、本格派のレベルには遠い 「和食もどき」 だと自覚しているので・・・ sweat01
  
それでワタシ自身も周囲からは 「和食派」 と思われることが多いのですけど、これについて少しホンネというか弁解のようなものを書いておこうかと。
 
和食派といってもワタシの場合、和食が好きだからというより、実際は 「とりたてて和食が最高だとは思わないけど、自分にとっての問題要因を取り除いていったら最後に残るのは和食っぽいメニューが多い」 という、いわば “やや消極的な和食派” だったりします。
 
 
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【消極的要因1】 「自分、じっさい料理下手だよな!」 と自覚してるから。
ワタシの調理技術は低レベルなので、調理に手をかけるほど味が悪くなるし栄養素も壊れてしまう。
このため、なるべくシンプルな調理法をと考えると、刺身や塩焼きなど和食系のメニューになることが多い。・・・もっぱら、ネタの良さに助けられて!(笑
 
【消極的要因2】 母の好みがあるから。
ワタシと同居を始めた最初のころは、息子に遠慮して苦手なものでも我慢して食べていたらしい。
それに気がついて 「もう、いいトシなんだから自分の好きなものだけ食べていいよ」 と告げたところ、「食べたいもの」とは逆に、「あまり食べたくない食材」として挙げられたのが・・・、
< NG食材 > ジャガイモ、タマネギ、ブロッコリー、レタス。
あらまぁ~・・・、それじゃ洋風メニューの大半がアウトでしょうが!(汗
そんなわけで 「洋風では選択肢が少ないから和風に」 という消極的な選択に。
 
【消極的要因3】 母の身体的な制約があるから。
これは最近 「スパゲッティ」 が登場しない理由。
もともと麺類が好きな母だけど、スパゲッティは 「麺をフォークで巻くのが疲れる」 と。
あと年齢相応に、麺をひっぱり出そうとすると肩や肘の関節が痛いとか。
それで楽に食べられるのは 「そうめん、うどん」 という和食の麺に。
実は時々、ラーメンも作ってるけど麺が延びやすいのでイマイチ不評☆
 
( つきじろう流 「そうめん」 の例。 具はトヤマエビとサザエ、あと野菜少々。 ) 
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そんなわけで “消極的な理由で” 和食を選ぶ、というのが実情で・・・ sweat01
まあ最終的に 「美味しい」 と満足してくれれば結果オーライ ですが。
 
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さて。
 
 
そこからさらに少しだけ、個人的な考察 を延長してみます。
  
どうせ和食を作るなら、
もっと勉強して修練して “本格的に完成度の高い和食 shine をめざすべきでは!?
 
・・・と、普通ならそう思うかもしれませんが。
 
 
でもワタシ自身は “和食” について、一歩ひいた見方 をしています。
 
 
< 考えるヒント1 >
「日本料理は他の料理に比べておいしくないのだから」
( by 桜庵グループ・羽根田知也様 )
 
和食店の店主という立場からの述懐ですね。
 
日本料理は 「素材の味を引き立たせて味わう」 のが眼目であって、フランス料理のように 「素材と同等以上にソースの味が主張する」 ことは、まず基本的には反則です。
 
じっさい、本格的な和食の店で(素材の良し悪しには言及せず)「味付けが上手だねぇ」 などと言ったら、ネタの悪さを味付けでごまかしているな?、という皮肉かと誤解されるでしょう。   
 
そんな日本料理でも一般的な意味での 美味しさ を求めるなら、いくらでも味付けを加えて 美味しくする ことは可能でしょうネ。
 
しかし、それはもはや正統な “和食” ではないと思うのです。
そしてワタシは、母には 「なるべく美味しいもの」 を食べさせたい・・・☆
 
 
< 考えるヒント2 >
「日本は昔から長生きの国ではないし、伝統的な和食が日本人を長寿にしたのではない。」
( by 田村耕太郎様 )
 
「日本人の死因の欧米化は、食の欧米化というより、長寿化のせいである。長寿になれば、がんや心臓病にかかる可能性が高まるのだ。高齢化の要因を取り除けば、日本の死因の欧米化は進んでいない。」
 
・・・ このまえ読んだ 『「リスク」の食べ方』 という本でも、これと似たような指摘がありましたっけ。
 
これと同様の意味で、ワタシも正統派の本格的な和食が必ずしも健康的で長寿への道だ、とは思っていません。
むしろ人生の貴重な残り時間、心底から 「美味しい!」 と思える食事を楽しめるほうがシアワセじゃないですか。
 
 
ひるがえって他方、外国の料理・食文化はどうか?
 
< 考えるヒント3 >
食の「欧米化」は悪いことか ~その4 まだまだある「欧米食」の誤解
( by 「シルフレイのふたり言」様 )
 

“そもそも欧米食といっても、北米先進国と欧州先進国では大分異なります。北米とオセアニアの先進国は比較的似ていますが、欧州先進国はとてもひとくくりにはできません。「健康的な伝統日本食」が妄想に過ぎないのと同様、「健康に悪い欧米食」もまた不健康な要素を拾い集め、強調して形作られていったもの”
 
 
そんなわけでこんなわけで・・・
 
実質本位の日常の食生活では “和食もどき” も悪くないじゃん?、
・・・ というのが、現時点でのワタシかと。 coldsweats01
 

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コメント

”消極的な日本料理派”でも”和食もどき”でも大変結構です。私は商売人の料理を見たいのではなく、つきじろうさんの趣味(失礼)の領域を少し超えた作品に感心、共鳴、納得、尊敬してるわけです。
”道”に対して厳しい姿勢をお持ちなのは分かりましたが…我々ファンを気楽に楽しませてください。
溜まっていたものを一気に吐露された感じがして、自分もうまく纏めて言えず失礼しました。

私個人としては和食の方が好みなので、今の状態が大歓迎です。
和食は美しい!

投稿: ねこ | 2013年1月24日 (木) 11時01分

◆ねこ様、

 ありがとうございます。
 たまに、こうやってモヤモヤしたものを吐き出してみると
 スッキリしますね(笑
 
 言う人に言わせると和食の技法は近代以前に完成し、
 それからの料理人は何も付け足す必要が無くなったとの
 説もあるようですが・・・、
 
 それはそれとして、じゃあ「和食」のイメージをこれほど
 ストイックで息苦しいものにした犯人は誰だ?、なんて
 考えてしまいます。
 
 ちょっと違う話になりますが、『日本人の座り方』という
 面白い本があります。
 (矢田部英正氏著・集英社新書)
 
 これによると女性の「和服」は昔、室町時代あたりは
 裾がゆったりとフレアスカートのように広がるもので、
 偉い坊さんの講話を聞くような場でも、女性が足を崩して
 立て膝のような座り方をしても全く問題なかったとか。
 
 その後、江戸時代に入って武家社会の堅苦しい作法が
 強制されるようになってから、今のように正座以外の
 座り方が許されない窮屈な着物ができた、と。
 
 まあ着物は着物で見た目にも美しく合理性のある衣服
 ですが、ワタシの目には一種のボンデージ・ファッション
 ではないかと(汗
 
 おおらかで自由闊達だった昔の着物のような世界が、
 じつは日本料理が本来めざすべき姿じゃないだろうか
 ・・・などと根拠なく夢想するワタシです☆

投稿: つきじろう | 2013年1月24日 (木) 12時18分

つきじろうさま

・・なあるほど。そうだったんだ。緑黄色の野菜ってポピュラーなものでレタス、ブロッコリー。季節により価格変動のおおいにあるレタスと、通年で安定しているブロッコリー。
小松菜、ほうれん草。大葉やミョウガ。

確かに出回り始めたこれからの山菜。嗜好に合わせてというのは、同じ年代の母親が元気ですのでイメージできます。
ま・自宅で揚げものをしないつきじろうさまが、ここんところテイクアウトの揚げものを購入されているのも、
「食べたい」「美味しい」という様子が目に浮かびます。
つきろうさまの味覚の嗜好が急変した・・わけでは無いわけですね。

画像は、カメラを代えられて変わりました。
私は、SONYのNEX-7というのを使っております。

いろいろなモヤモヤが、すっきりしました。

投稿: とんかつ | 2013年1月25日 (金) 01時04分

◆とんかつ様、
 
 はい、たしかにスッキリ(笑)
 
 じつは周囲でブログを読んで下さっている人からも、
 「最近パスタが出ないね」 といったお言葉などもあり
 事情を説明したほうが良いかな~と考えておりました。
 
 まあ、人生の貴重な残り時間ですからね。食事ぐらい
 なるべく好きなようにと・・・☆
 
 写真、変わりましたかね。しかし料理中は、防水仕様の
 古いカメラのほうが便利です(汗

投稿: つきじろう | 2013年1月25日 (金) 07時27分

つきじろうさま

カメラはどうかいざ知らず、手持ちの小ぶりの出刃は裏側に雪平なべのような打ち込みを確認できるものです。
もうひとつ大きななものがありますが、これは素面の時しか使いません。カンパチや鯛など。今年凄いま鯖の大きなもの。


中学生の時にボロ市で、なめとこの砥石を合わせて買った私は変わり者。

後は、鉄のぺティナイフ。鯵、鰯、キス、烏賊、骨のついていない肉の下し。ほとんどのもの。

おかずの当番の時を経て、出刃は刃渡り2/3になりました。鍛造がしっかりしていて現役です。

ペティのほうは刀身も痩せているけれど、我が家のというか私のおかず作りを支えてくれました。

で・魚を下ろして一息ついて、一杯。
夕刻以降は、ほぼこのブログの管理者と同じ調子。

今、思う雑感。この後も、このまま。

投稿: とんかつ | 2013年1月25日 (金) 23時25分

◆とんかつ様、
 
 > これは素面の時しか使いません
 
 ・・・って、料理中はキッチンドリンカーがデフォですかと(汗
 
 > 夕刻以降は、ほぼこのブログの管理者と同じ調子。
 
 すっかり、お見通しのようで・・・☆
 正月明けに仲間がメールを送ってきて、「ちょっと面白い
 立ち飲み屋があるから行ってみない?」、とのお誘い。
 
 それに対してワタシは、
 
 「ああ、この年末年始、もう一週間以上ず~っと毎日
  台所で “立ち飲み” してますから~!」 coldsweats01

投稿: つきじろう | 2013年1月26日 (土) 22時39分

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