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浜松町 「カディス・バー」 カクテル “シティ・コーラル”

  カクテルネタ に反応するワタシです。
sepp様 の、メロン・リキュール “ミドリ” in ザルツブルグ! に触発されて・・・
( ↑初出掲載時に誤記あり、おわびして訂正します~! )

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訪問日 「 2012/07/06 」 ( その他、最近の過去記事は→ こちら

「CADIZ BAR」(カディス・バー) 【地図】
徒歩通勤者のワタシにとっては・・・ 仕事帰りに立ち寄るも良し、いったん自宅にカバンを置いてから飲みに来ることもできる、超優良なオーセンティック・バー! 

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今宵のお目当ては、サントリーのメロン・リキュール “ミドリ”
 
これを飲むなら、極めつけ!と言えるカクテルがありますね。

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カクテルファンにとって、あまりにも大きな存在のバーテンダー 上田和男氏
 
漫画 『バーテンダー』 では、ちょうど 『美味しんぼ』 の海原雄山 のように斯界の頂点に君臨する人物として、彼をモデルにしたキャラクターが登場していましたが・・・
( でもまぁ、あれは漫画のこと。実際の上田氏は気さくな好人物ですよ! )
 
・・・で。

彼の 名作カクテル は数あれど、特に知られた作品のひとつがこれ。

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フルート型のグラス(できれば、このカクテル用として特に指定された形のもの)を逆さまにして、ブルー・キュラソーを入れた容器に口元を沈めます。

そのグラスを、カクテル用の塩(マルガリータ・ソルト等)に、ぐぐっ☆、っと・・・

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マルガリータやソルティドッグのように、グラスの縁だけ濡らして塩をつけるのではなく・・・、

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ぐぐ!、っと深く沈めることで、グラスの上縁には限りなく薄く、そして下のほうには厚めに、塩のリングが形成されます。

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そして、主たる材料になるお酒と果汁を、シェイク!、シェイク!!

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グラスに注ぎ、仕上げにトニック・ウォーターをトッピングして完成。

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当店 「カディス」 のマスター・横田氏は、上田氏の愛弟子なのです。

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シティ・コーラル = 都市に咲く “珊瑚”。日本人お得意の “見立て” の世界。

師匠直伝の “コーラル・スタイル”。 この日も、冴えてました。

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和食の粋にも通じる、“感じるか感じないか、ぎりぎりのところ”
・・・ とでも言うべき、グラス上端のソルティ・テイスト。

“ミドリ” のフルーティーな甘さに、グレープ・フルーツとトニック・ウォーターの爽やかな苦味。
それぞれが出会って・・・、えもいわれぬ 珠玉の一杯!!

塩味だけに、ぜひ ザルツブルグ でも!、と思ったりしますが(笑
風味全体は軽く、スナック系のおつまみにも良く合います。

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さて、ついでと言っては申し訳ありませんが “コーラル・スタイル” のカクテル。
上田氏は、春夏秋冬の四季にあわせて 4つの作品 を考案なさっています。

せっかくなので今回は、“春” の一杯もお願いしてみました。

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塩味のアクセントは・・・ 和の風味、抹茶のリキュール!

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そういえば、同じく “春” をテーマにしたカクテルとしては、これまた名バーテンダーとして知られた毛利氏による 「吉野」 で、この抹茶リキュールが使われていましたね。
→ なつかしい 過去記事!

・・・ ともあれ。コーラル・スタイルの春バージョン、キャスタリー・コーラル

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これまた爽やかで美味しい、名作カクテルです。


さて、ワタシ自身の好みとしては、最後にキリリ!っと引き締まった一杯で・・・

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ジン・アンド・ビターズ
 
ちなみに今宵のお勘定は、4,680円。
本格カクテルバーとして、銀座以外の場所であれば、特に高価なお酒を使わなければ “1杯およそ1,500円” ってのが相場と思いますので、チャージを含めてリーズナブルと言って良いでしょう。
ごちそうさまっっっ♪

★ リンク ★ ザルツブルグでの “ミドリ” プロモーション・ルポはこちら!
 
 

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コメント

車通勤の私は、会社の帰りに・・・ってのに憧れます。(笑)
この「ミドリ」はキュウリ臭さが無い、メロンリキュールの名品と聞いています。
キレイなカクテルですし、バーテンさんがグラスを逆さにした時の右手の小指がセクシーです!(笑)

常々疑問なのですが、この「塩」は舐めたりしても良いのでしょうか?
格好悪いのは重々承知していますが・・・

投稿: ハートランド | 2012年7月 7日 (土) 05時36分

素晴らしいカクテルの数々! 塩のアクセントが抹茶というのは驚きですね。

深めに塩を付けるというのも、びっくりしました。

これに細かいハルシュタット岩塩をつけたら、「塩城 カクテル」に(笑)。是非次回は塩+モーツァルトドライを?!

ブログにはまだ載せてないのですが、仕事で泊まったミュンヘンのホテルで、モーツァルトドライを使ったカクテルをお願いしたところ、グランマルニエー、サクランボジュース、モーツァルトドライの絶妙なカクテルが出てきました。若いバーテンダーは「モーツァルトドライでカクテルは初めてだったのですが、いかがでしょう?」とのこと、素晴らしい出来で社長以下、社にも報告しておきました。


ところで、あのミドリ メロンリキュール記事はlara様のでは無くて、私です・・・。lara様の過去記事注釈はありすが、モーツァルトディスティラリー社に通訳をしに行くのは私です~(笑)。

投稿: sepp | 2012年7月 7日 (土) 07時26分

◆ハートランド様、
 
 おお、そちらはマイカー通勤族でしたか。
 それでは仕事帰りに一杯!、というわけには・・・
 
 そういえば以前、ニュースを見てたら「ロシアでは今後、
 ビールを飲んだ場合も飲酒運転の取り締まり対象にする
 ことが決まった」と言っていて、思わず「じゃあ今までは
 良かったのかよ!!」と激しくツッコミを入れたくなった
 ことが。
 
 それと、シティ・コーラル。
 あの塩を舐めたいときは、グラスについた水滴で指先を
 湿らせてから、ちょいと塩をこすり取ってペロリ☆と
 なめることもあります。
 
 んで、今朝お会いしたときにご提案申し上げましたが・・・

 「清酒グラスと七味唐辛子で、純和風コーラル・スタイル!」
 
 これ、挑戦なさってみませんか?(笑
 
◆sepp様、
 
 きゃーっ☆、これは大変失礼を・・・
 あの記事、sepp様の手によるものでしたね。じつは深夜、
 酔っぱらい状態で就寝スンゼンに拝見したもので・・・(汗
 
 ともあれ、こちらのコーラル・スタイル。やはり塩だけに
 ザルツ在住者としては気になりますよね!?
 こんど、またお店にいらしたときにバーテンダー氏に
 写真を見せて、話題にすると盛り上がるかもしれません♪
 
 それと、モーツァルト・リキュールのスペシャルカクテル。
 記事を楽しみにお待ちしてま~す!

投稿: つきじろう | 2012年7月 7日 (土) 14時30分

「純和風」と言うと升酒に塩ですかねえ。(笑)
その流れで、グラスに塩は有りだと思います。
屋台の立ち呑みとかだと七味を升に載せる方もいらっしゃいますが、さすがにそこまでは・・・(笑)

10年前に米国出張に行った時はビール1~2本は許容範囲?でしたが、飲酒運転で事故ると厳罰だったと聞いていました。
今は飲酒運転に対する取締りと厳罰化が進んでいるようです。

投稿: ハートランド | 2012年7月 9日 (月) 04時57分

◆ハートランド様、
 
 升酒に塩ですか。シブいっすねぇ☆
 まあ個人的には、“なめみそ”・・・特に蕎麦屋酒なら
 蕎麦の実を練りこんで炙った “蕎麦味噌” などが最高に
 嬉しかったりしますが。
 
 それと、クルマとお酒の関係について。
 いつぞや池波正太郎氏のエッセイ集を読んだとき、
 ヨーロッパ旅行で 「レンタカーを借り、ワインやハムを
 買い込んでピクニックを楽しむ・・・」 といった話があり
 “これって、飲酒運転じゃん!?” と驚いたのですが
 あちらでも同様に、許容される範囲が定められていたよう
 ですね。

投稿: つきじろう | 2012年7月 9日 (月) 22時05分

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