番外: 六本木 「Aux Gourmands(オーグルマン)」
訪問日 「 2012/03/03 」 ( その他、最近の過去記事は→ こちら )
土曜日 の続き・・・ 「行ってきまーす!」 から、およそ30分後。
陽射しの暖かな、おだやかなお昼どき。
六本木の、とある路地で3月3日にふさわしく満開の桃の花を観賞・・・☆
この日の午後は、なんとワタシには珍しくフレンチレストランでのお食事!
しかもしかも、ご婦人との会食なのです!!
( 風に揺れる木の枝を、光学3倍ズームで撮ったらコレが精一杯・・・ )
ちなみに女性とご一緒といえば先日も、どえらい粗相 をしでかしたワタシ。
今日もまた、どんな 地雷 を踏んでしまうのかと戦々恐々。
とりあえず、築地で着ていた小汚い格好(ワタシ的スタンダード)から着替えまして。
事前情報では 「ゆるい服装でOKですよ」 と言われていたのに、
気がつけば緊張のあまり 千歳飴を忘れた七五三 のような格好で・・・(汗
( お店のある坂道を、ずーっと下ったところで桃の木を見つけたのです☆ )
本日お誘いくださったのは、フレンチの達人・ まいたーん様!
婚礼司会業の彼女にとって、土曜日のお休みは貴重なチャンス。
その大事なお時間を、ワタシなどのリクエストに応じてお付き合い下さったのです。
( まずは、パスティスとミネラルウォーターで乾杯♪ )
きっかけは、まいたーん様が書いておられた こちらの記事。
“ 魚介のマリネが、アブサン風味!? ”
どういうリクエストだったか詳しくは まいたーん様のルポ をご覧いただくとして・・・、
要するに、お料理の風味づけに加えられたリキュールに興味をそそられたのです。
( 今回のマリネに使われているシーフードはサバとマナガツオとタイラ貝。
特に、岩手産のマナガツオってのは初対面だったけど美味しい!)
・・・ しかし本日最大のマヌケな失敗は。
せっかくだからと、そのリキュールを水割りで、食前酒にと頼んでしまったこと。
( “透明なお酒なのに、水で割ると白濁する” という特徴だけでコレが何かを当てられる人は、かなりの洋酒好きでしょうね!? )
お料理のほうには微量も微量、お酒が全然ダメ!というお客さんにも問題ないレベルで加えられた、ほんのわずかなリキュールの気配を探ろうというのに。
その直前に、同じものをグラス一杯も飲んでしまっては・・・
ケチャップの瓶に一滴だけ紛れ込んだトマトジュースを探すようなもので。
「あかんがな!>自分」 って感じでした。
そのかわり・・・
と申してはナンですが(汗)
冒頭にも述べた通り、
築地流とは同工異曲どころか
発想そのものが違うのだなぁ!と
目を見張る牡蠣料理の美味しさなど、
それは素晴らしい食経験のランチでした。
この日のランチは、前菜2皿とメイン1皿にデザートで1人4,200円の “Bコース”。
メインはお肉系なので、下戸のまいたーん様には申し訳ないけどブルゴーニュのピノ・ノワールをグラスでいただきました。
メインにとお願いしたのは、こちらのカスレ!
モーレツに熱々☆ですねぇ。
少しでも冷ますために切り分けようとすると・・・ おお、柔らかい!!
豚タンは、めいっぱいジューシーで上品に澄んだスープがあふれ出してきます。
塩豚のほうは、スプーンで触れるだけでも崩れてしまう柔らかさ。
それに、注文を選ぶときシェフが説明して下さった通り・・・、「味は濃いのに上品なスープ」 といった仕上がり。
カスレとしては一般的な “アブラっこくて、きっと冷めたらペミカン(昔の南極越冬隊員の保存食)みたいに獣脂の塊になりそう!?” というイメージからは別物でした☆
そして、お肉の下のお豆さん!
( 関西人としては、マメにも “お” まめ “さん”、と呼びたい )
これがうまいんですよ、これが。
ちょうど、ブリ大根ではブリよりも大根が美味しいってのと同じで。
豚タンと塩豚のエキスをたっぷり吸ったお豆さんが、今回最高の主役でしょう。
うっとり夢心地になったところで、デザートタイム。
イチゴのムース・グラッセです。
あっ、もしかしてコレは本日のためのスペシャル、ひな祭りカラー!?
・・・ と思ったけど、特にそういう意味は無いそうです(笑
飲み物のチョイスは、コーヒーや紅茶などのほかに 中国茶(凍頂烏龍茶)もあるのが嬉しかったなぁ。試してみたら、これがよく合うんですね!
シェフをはじめ、スタッフも明るくフレンドリーで、あれこれと親切に教えてくれたし。
まいたーん様も・・・
おそらく会話の途中でワタシが何度も 地雷 を踏んだに違いないのですが、にこやかな笑顔で受け流して下さったし・・・( さすが婚礼司会者!)
あらためまして、感謝です!! ごちそうさまっっっ♪
あ、それと。。。まいたーん様のメインディッシュは → ド迫力! でした☆
このあとは、同じ六本木での “夜の部” に続きます・・・☆
| 固定リンク
コメント
先日はご多忙の中ご一緒いただきまして
ありがとうございました!
それにしてもさすがの健啖ぶり!
朝食にもつ煮とたら豆腐、かきめし、ニラそばを
召し上がった人のランチとはとても思えません。
カスレはなかなかのボリュームだったかと思いますが、
涼しい顔をして召し上がるお姿に大人の余裕を感じました。
“地雷”、今回は見事に避けていらしたようです(笑)。
投稿: まいたーん | 2012年3月 5日 (月) 21時59分
◆まいたーん様、


おだやかな小春日和の陽射しに、桃の花の芳香が
ゆるやかな風にのって漂う、土曜日のお昼どき・・・。
おかげさまで、こちらこそ夢のようにシアワセな
ひとときでした♪
本当にありがとうございました!
> カスレはなかなかのボリュームだったかと
まさに 「グルマン」=「大食家」 の名の通り!という感じの
メインディッシュでしたね。
陽気で朗らかなシェフは、きっとあのメインのボリュームで
お客さんを驚かせて喜ばせるのを、とても楽しみにして
いるのだろう・・・と、察せられました。
投稿: つきじろう | 2012年3月 5日 (月) 22時59分
いつもと違う趣向のお料理。雰囲気も違って、なかなか興味深いですね。
魚介のマリネのタイラガイ、そしてアツアツのカスレも実においしそうで、〆のデザートまで見た目にも華やかですね!!!
食前酒はトルコの「Raki」か、はたまたギリシャの「ウゾ」ですか? 私も原産地のリゾートホテルに行ったときは食前・食後酒として、何杯も飲んでしまいます・・・(笑)。
髪切りの件は、あまり気になさらなくても・・・。私はたまに、雰囲気の変わってしまったヨーロッパ人の友人本人に、全く気付かないこともありますので(苦笑)。
投稿: sepp | 2012年3月 6日 (火) 02時18分
つきじろうさま。
全くもってドえらい粗相をっっ
うそです、素晴らしいエスコートではありませんでしたか。
それにしてもおひなまつりにマドンナまいたーんさまとおしゃれランチとは、さすがです!!!
冬にパスティス飲んだことないですが、あの痺れるようなアニスの味と香りが時々無性に欲しくなります。
そうですね、それを飲んだ後に「風味」を探すのは難しそう><
セリ科だそうですね。セリそば、たべたいな。パスティスそばにしてみようか。。(笑
投稿: lara | 2012年3月 6日 (火) 06時46分
◆sepp様、
たまにはフレンチも良いですね~☆
しかも今回は、素晴らしい案内人に恵まれたので非常に
心強かったです!
食前酒にお願いしたパスティスは、フレンチだけに
定番の 「ペルノー」 でした。
それと例の粗相は・・・まあ個人的には大事な教訓
ということで(汗
◆lara様、

いやはや、その節は・・・(滝汗
ワタシ自身、まさか自分があれほどアレとは
> あの痺れるようなアニスの味と香りが
そう、まさにそうですね。あのお酒はアルコールの刺激を
求めるのではなく、あの独特な “しびれ感” が魅力です。
ところで、パスティス蕎麦ですか。
うーむむ・・・ニューウェイブ系の蕎麦屋さんなら
期間限定で出してくれるかも!?
投稿: つきじろう | 2012年3月 6日 (火) 20時11分