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晩酌メモ: 酒肴三点盛り(クジラ“畝須”、まぐろブツ赤身、数の子“にぎりっこ”)

手前のお肉・・・、やはり “チャーシュー” に見えますか?(笑

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訪問日 「 2012/01/22 」 ( その他、最近の過去記事は→ こちら

★この記事は、昨日からの続き です。

昨日、築地の 「富士恭」 で購入した ザトウクジラの畝須(うねす)
600グラムで2,100円。 いまどきのご時勢では、なかなかの珍味ですね!

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ちなみに畝須の “畝” は白い脂肪部分、“須(須の子)” は赤身部分だそうで。
これは、ちょうどいい感じのバランスですね。

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余談ながら酒呑みに珍重される酒器には、“皮鯨” と称されるもの がありまして。
「ぐい呑み」 などの縁に、鉄分を含んだ釉薬をかけて焼くと、クジラの皮のようだと。

・・・そのあたり、この写真から連想できるでしょうか? ( → 参考画像

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なにはともあれ クジラ ・ de ・ クッキング!

生食系なら過去にも経験してますが、今回は加熱調理系で・・・☆
 ↓( 過去記事 )
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畝須を、てきとーな大きさに・・・ ってことで2つ割りにして。
濃い目の塩水とショウガを鍋に入れ、ゆでること2時間ほど。

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これを冷ましてから薄切りにするのですが・・・、ううーん難かしい!(汗

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ぶきっちょながらも、いちおう晩酌ネタのできあがり。
ひさびさに、“えのきがま様” こと、竹内先生のお皿 に出動願いました・・・☆

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こちらの畝須は、“鯨ベーコン” などに使われることが多いそうですが・・・、
今回のようにシンプルに塩茹でにしたものは、また格別の美味しさです!

ベーコン系だけに脂身も多いのですが、調べてみると陸上動物の脂身とは違って、健康に良い系統の脂肪酸が多いとか。

お味のほうは、見た目が獣肉系なのに、そのイメージよりも軽く、脂もサラリとして美味しいです。

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とはいえ、やはり脂っこい部位ですからお酒も燗酒や焼酎のお湯割りなど、あたたかくて油脂類を洗い流してくれるものが良さそうですね!

付け合わせには、カイワレ大根 などが良いそうで・・・ 確かにそんな感じです☆

マグロのブツ切り は、「富士恭」 から通路を挟んだお隣の 「イソベ」 で購入。

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上の写真では赤身ばかりですが・・・
いちおう、パックの中にはトロも多いですよ!
同じパックから、朝ごはんに食べたトロの部分が下の写真・・・♪
 ↓
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これは1パック700円。 “まぐろ丼” なら、2杯半から3杯分ぐらいでしょうか。
やはり仲卸でマグロぶつパックを買うようになると、食堂の店舗で食べるよりずっとお得だなぁ~・・・ と、感じてしまいます。

こちらの 数の子 は、見た目が不恰好ですが・・・(汗
じつは一昨年 築地王・小関様 が教えて下さった、「吉澤商店」の “にぎりっこ”!

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お正月用に買ったものですが全部は食べきれず・・・、
一部は塩抜きしないまま冷蔵庫で眠らせていたのでした。
 
ささやかながらも、ぜいたくな独酌のひとときでした。 ごちそうさまっっっ♪
 
 

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コメント

畝須、辛子酢味噌で召し上がるのは、いかがでしょうか。
小生の好みです。

投稿: jin-n | 2012年1月23日 (月) 09時03分

つきじろう様!毎度お買い上げ、有難うございます!
クジラの畝須!美味そうですね!
あれもセリ場からお店に私が運んだ品物です!
いくら?と聞きましたら、キロ7~8000円と聞いておりましたので手の出せる品物ではないと思っておりましたら!安かったんですね!
ベーコンの部分だから作るのが大変だと思い込んでました!塩ゆでで絶品!となると、 自分も買えば良かったと」後悔してます!
毎回、つきじろうさんの記事は勉強になります!
これからも宜しくお願い申し上げます!

投稿: リーゼント史朗 | 2012年1月23日 (月) 16時26分

◆jin-n様、
 
 なるほど辛子酢味噌ですか・・・たしかに、辛子醤油が
 合うわけですから、ピリッとした酢味噌も良いでしょうね!
 
 アドバイス感謝です。こんど試してみま~す☆
 
◆リーゼント史朗様、 
 
 はい、おかげさまで今回も良いものを買わせていただき
 ました!
 
 本格的な鯨ベーコンだと、たしかに塩漬けから始まって
 1週間ほどの大仕事になるそうですね。
 
 しかしネットで調べてみたところ、長期保存を考えない
 のであれば、シンプルに塩で茹でるだけでも美味しい
 とのことで・・・ 
 
 やってみたら、うまかったです♪

投稿: つきじろう | 2012年1月23日 (月) 20時23分

いつも能作の酒器をきれいにお使いになり、またブログに登場してくださり大変に嬉しいです。酒器もさぞや喜んでいることでしょう。 ピカピカなのですがどのようにお手入れされていますか?

投稿: 佃の旦那 | 2012年1月25日 (水) 13時53分

◆佃の旦那様、
 
 はい!、あのとき頂戴しました能作の酒器、すっかり
 お気に入りで “ここぞ” と思うお酒が入手できたときは
 必ず登場願っております(笑
 
 お手入れについては、ごく普通に “呑み終わったら、
 すみやかに中性洗剤で洗って、よく拭いておく”。
 これだけですが、いつもピカピカ です♪
 
 ところで先日、ビジネスニュースを見ていたら能作の
 新機軸とも言える商品群が紹介されていました。
 
 こちらの写真に、小さく写っていますね。
  http://www.nousaku.co.jp/takaokaNousaku.html
 
 花活けの手前にある、なにやら不思議なワイヤーフレーム
 のような商品・・・
 
 これまでは、“錫は柔らかくて変形しやすいのが欠点”
 と思われていたのを逆転の発想で、“お客さんが自分で
 好きな形に変えられます!” という提案を考えたのだとか。
 
 常に新しいステージを開拓していく精神は見事なもの
 だなぁ~と、あらためて感服しております・・・☆

投稿: つきじろう | 2012年1月25日 (水) 19時02分

なるほど。
それにしてもピカピカで素晴らしいですね。
ワイヤーフレームのものもいいですね〜

拙宅では箸置きも能作なのですがいいですよ〜

投稿: 佃の旦那 | 2012年2月 1日 (水) 18時22分

◆佃の旦那様、

 能作の箸置き・・・それはいいですねー☆
 あの存在感だけで、夕餉の食卓がグレードアップすること
 間違いなし!って感じ。
 
 つくづく “錫” というのは、じつに味わい深い素材ですね。
 
 これを主原料にしたピューター(しろめ) は英国の工廠で
 各種製品に加工されますが、携帯用のウイスキーフラスコ
 (スキットル)などは使い込むほどに味わいのある光沢を
 帯びるので、ワタシ自身も山歩きに熱中していた頃には
 必携のアイテムでした。

投稿: つきじろう | 2012年2月 1日 (水) 20時39分

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