「豊ちゃん」 アナゴフライ、「ふぢの」 つけめん、「鮨くらみ」(勝どき)
掲載日 「2011/07/19」 ※最近の過去記事は → こちら
大型で、ズッシリ重~い手ごたえのある台風が、ゆっくりと接近中だとか。
ワタシも、この蒸し暑さで 脳髄が溶けてきた ようなので記事はメモ程度で
この朝は、場内の1号館で隣同士の2軒へお邪魔を。
まずは向かって右の 「豊ちゃん」。
いつもの美人女将が “あら、おひさしぶりね” と笑顔で声をかけてくれたので、手短かに近況など報告しつつ、お願いしたのがこちら。
穴子フライ・ライス、ポテサラ付き(ライス「小」で合計1,310円)
うーむ。ついさっきまで雨が降っていたから、少し早く来れば “雨の日サービス” も頼めたのに(笑
「豊ちゃん」 の、穴子フライ。見た目の大きさもインパクト満点ですが、何より強烈なのは、その アブラ。
いまどきの東京都内で。手加減ぬきの ラード と ヘット で朝のおかずを揚げてくれる定食屋なんて。この築地のほかに、いったい何軒あることやら(汗
そして何より、さすが築地!と驚くべきは・・・、そのラードとヘットと正面からぶつかっても、まるで遜色のないほどパワフルな、この アナゴ の堂々たる貫禄!
辛子をたっぷりつけながら、ガツガツ☆、そして・・・ ごはんとフライの合い間に息継ぎの余裕を与えてくれる名脇役が、ポテサラ。まったく、良い取り合わせですってば☆
朝の胃袋に、パンチ効きまくり!の 「豊ちゃん」 なのでした。
ごちそうさまっっっ♪
さて・・・(コホン☆) デザートは、お隣の 「ふぢの」 の暖簾をくぐります(笑)
リニューアル前に人気メニューだった 「シューマイ」 や、「つけめん」 なども復活してるんですねぇ。古くからのファンの要望が強かったのでしょうか。
とりあえず個人的に気になった、つけめん(800円) をお願いしました。
見た目は、過去に食べたときのルックス と似てますねー。
しかし大きく違うのは、つけ汁の味。
ネギたっぷりの具だくさんは以前にも負けないけど、“酸味のあるピリ辛!” という、過去の味ではなく、単に “濃いめ” という感じで。
辛さや酸味については、好みにあわせて客が自分で酢やラー油を入れて調整してください、ということかな。
お好みで変化をつけられる味のベースとしては、良かったと思います。
あ、それと・・・☆
当店でも “つけめん” は、普通の “ラーメン” よりも麺が多いようです。
さっき、「豊ちゃん」 ではライスを “小” で頼みましたが。
その後なら、ちょうどいい!と思えるボリュームでした。ごちそうさまっっっ♪
その日の、夜。
ずっと、行きたい!思っていたお店に、まいたーん様 が誘って下さいました
( えーと、すみません意識モーローとしてきたので、さらに記事簡略で失礼を・・・ )
「鮨 くらみ」 【 地図 】
田町の 「minobi」 でもお目にかかった 美人後輩様 と、習志野習志様 とも、ご一緒させていただきました☆
えーと、えーと、写真では実物の “赤” が、ぜんぜん再現できてません(汗
そのへんは大目に見ていただくとして、コレは単品オーダーでお願いしたもので。
冷しガリトマト(600円)
夏の定番、“冷やしトマト” を、寿司店にふさわしく甘酢漬けのショウガと自家製の和風ドレッシングでアレンジした一品。
これは、いいですよ。見た目は大阪・万博公園の “太陽の塔” を彷彿とさせる印象で、その味たるや、「この手があったか!」 と、うなること必至。
この夏、自宅でもマネしてみたくなる美味しさでした。
そして、こちらは 初夏野菜の生春巻(800円)。
これ、「しょかやさいのなまはるまき」 と読みます。
脳みそダウン状態のワタシは、これを 「はつ・なつやさいの・・・ 」 と読みました☆
緑の野菜に、“チャーシュー” の肉肉し~い食感!
そこに寿司店ならではの “とびっこ” を散らしたのが心憎い食感を添えて、うまし☆
んで・・・ 個人的に特にお気に入りとなったのが ハモの南蛮漬け(800円)。
この手があったか!って感じですねぇ。
さすがにプロですから、ハモの “骨切り” は完璧と言って良いのですが。
これを家庭でマネする場合、ちょっとぐらい骨切りが甘くても、揚げる段階で骨が柔らかくなるので食べやすくなるはず!?・・・ という、ワタシの想像。
この夏、これまた自分でマネしてみたくなる一品なのでした☆
ほかにも美味しい酒肴をいただいてから、いよいよ “握り” がスタート。
やはり築地場内の 「寿司大」 との違いが気になるところ・・・!
( この、赤色が。ぜんぜん再現できてないのですよ。お恥ずかしい・・・☆ )
一口たべて瞭然とするのは・・・、
やはり “朝ごはんの寿司” ではなく、お酒と一緒にという前提ならば必然とも言えることで、“小粒ながら、味付けは濃いめ!” という志向。
また、魚河岸の寿司はシャッキリ!コリコリ!といった食感で新鮮さを強調するのに対し、こちらは比較的じっくりとネタを寝かせ、旨味を豊かにひきだすことを重視。
そして特に当店の味として印象的なのは、煮切り醤油。
「寿司大」 では、均質というか渾然一体となった煮切りに仕上げているのに対し、こちらの 「鮨 くらみ」 では、甘味や酸味が、それぞれ個別の存在感を主張しつつ協調する形で、美味しさを “組み立てている” こと。
ワタシなりに言えば・・・ 下手な比喩かなと思うけど、前者がパステル画なら、後者は点描画、といった感じ。
「寿司大」 の看板メニューとも言うべき 金目の昆布締め でも、その印象は同じ。
つまり昆布は昆布として際立った輪郭があり、周囲とケンカしないバランスを守りつつも素材固有の味わいを、はっきりと感じさせてくれるというもの。
えーと、えーと、写真は少しばかりまとめて失礼を・・・☆
皆様が絶賛なさる “のどぐろのスープ”、これ一杯で極楽気分のうまさ!
そして何と 五枚付けの “新子”、これまた素晴らしかったです。
お勘定は・・・ そこそこビールとお酒も飲んで、ワタシ1人分が7,200円。
おかげさまで、またまた念願のお店にご案内くださった まいたーん様 に感謝です!
ごちそうさまっっっ♪
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コメント
こちらこそご一緒いただき、ありがとうございました!
朝はこんな豪快に召し上がっていたのですね。
豊ちゃんの存在感のありすぎる穴子フライ、
気になります!
美味しいものを食通なお仲間とご一緒できると、
感動も倍増です!
また是非お供させてください。
投稿: まいたーん | 2011年7月20日 (水) 00時42分
◆まいたーん様、
先般の、「minobi」への連続訪問。そして今回の 「くらみ」 と、
まいたーん様のお膳立てに甘えっぱなしで恐縮ですが
おかげさまで念願のお店を次々と訪問することができ、
感謝!感謝!です。
美味しいお寿司を味わうだけでなく、あれこれ舞台裏の
お話なども伺うことができて楽しかったです。
ぜひ、今後ともよろしく・・・☆
> 朝はこんな豪快に召し上がっていたのですね
そのぶん、夜は小食で(笑
投稿: つきじろう | 2011年7月20日 (水) 08時52分
こんばんは。
簡略記事なんてとんでもない。
食事中でのネタ、シャリ、煮切りの考察など
一つ一つの感想も鋭かったですよ。
昨夜は大変楽しかったです。
料理を食べて私は旨いか、そうでないか判断するだけなのに
つきじろうさんはご自身が作れるかどうかも考えておられたのが印象に残りました。
うちでは金曜に記事にする予定でございます。
お二人の濃い記事にリンクを貼らせていただきますので
目一杯手抜きできそう・・・。
投稿: 習志野習志 | 2011年7月20日 (水) 20時47分
◆習志野習志様、

ご一緒のまいたーん様がうらやむほど仲睦まじいひととき、
たいへん楽しゅうございました(笑
> 一つ一つの感想も鋭かったですよ
いえ、ただでさえ夕方は半分寝てる状態のうえに夏バテ
ですから・・・あの感想は 「寝言」 です。
しかし、序盤で食べた野菜メニューはぜひ自炊ネタでも
マネしたくなるものが多かったですよ!
習志野習志様のルポも楽しみにお待ちしてます・・・☆
投稿: つきじろう | 2011年7月21日 (木) 05時06分