「高はし」 なめたかれい煮、ぶり刺身、かきどうふ

おおー☆、見事な ブリ ですね！
見るからにうまそうで、しかも気品さえ感じる、この姿・・・

アツアツの かきどうふ と一緒に、いっただきます♪
・・・ と、食べていると。

若旦那が めずらしく マジメな顔で、話しかけてきました。
「 この、ナメタカレイ ってやつはですね・・・☆ 」

訪問日 「 2009/12/25 」 （ その他、最近の過去記事は→ こちら ）

今年も残すところ、あと７日。 でも築地市場は、まだ平穏・・・かな？

平日の朝７時半だと、こんな感じですね。
でも場内の交通ラッシュは、いつもより クラクション多め で殺気立ってました☆

今朝のお目当ては・・・ たぶん今年の食べおさめになる、こちら。

「 高はし 」　中央区築地5-2-1 (8号館)、電話：03-3541-1189
営業時間：08：00頃～13：00頃　※ 開店時刻は、ときどき変更もあり。
休業日：日曜・祝日・休市日　★お店までの道（動画）→こちら！

まずは お刺身と、温かい汁物 を。 いい感じです♪

天然ぶり刺身（単品2,000円）
あ、よく見ると少し “オマケ” が付いてますネ☆

この 皮目 の、見事なこと！
余分なゼイ肉ではなく・・・ 見るからに強く引き締まった、冬の天然モノの証、と。

腹身の脂肪が、さらに良いです。
じわーっと溶けるときにアブラっぽいどころか、逆に清々しい香りがひろがって。

その名残り惜しいような余韻を洗うのは・・・残念ながらお酒ではなく（笑）、
朝の出勤前なので 温かい かきどうふ（定食1,870円）。

ああ、これも築地で食べる朝のシアワセ・・・☆
このままお茶漬けにしようかと、ちょっと迷ったんですが（笑）

でも今回のブリは刺身が一番という気がして、このまま食べました☆

続いて・・・
ぜひ今シーズンも食べておきたい！と思っていた、なめたかれい煮（単品3,200円）を注文。
お隣の外国人カップルが “シモ（尻尾のほう）” を注文したので、じゃあワタシは “ナカ（胴体の真ん中あたり）” を。

来た、来た☆　淡い色の煮汁から立ちのぼる、濃厚な甘い香り。
これぞ「高はし」の煮魚！って感じだなぁ～♪

あふれんばかりの・・・ というか既にあふれている（笑）、この 卵。
うっとり見とれていると、若旦那が厨房から、調理前の切り身を持って登場。

「 この、ナメタカレイってのがですね・・・ 」

「 ・・・この時期を過ぎると、こんなに大きくなった卵が “流れて” しまうんです。
　だから大体、年内しか出せないんですよ。
　ところでコレ。サカナ臭いようなニオイは、全然しないでしょ！？（笑）　」

　※ ご注意： 年内と言っても、毎日あるとは限りません。
　　「高はし」の営業情報も含めて 赤組のサクラ様の記事 が、頼りになります！

さてさて。冬のナメタカレイ と言えば、身の厚さ もさることながら・・・

やっぱり、この エンガワの部分 が魅力ですねっ☆

“ シッポの先までアンコが詰まった たいやき ” よろしく、
“ ヒレの先まで分厚いゼラチン質に覆われたエンガワ ” です！

ふるふると、ジューシーで。 豚足そこのけ！って感じですか（笑）
ちょっと横からも・・・ この厚みが、裏側の皮までぜんぶゼラチン質～☆

ごはんに乗っけて、煮汁をかけて、
夢中でほぐしながら、食うべし、食うべしっっっ☆

さっきの ブリ も、ほんとに素晴らしい味でした・・・が。
なんと申しますか、この暴力的なまでのゼラチン質にドカン！とやられると・・・

前者と後者、女性で言えば、

祇園の舞妓は～ん   と、 リオのカーニバル・ガール！

・・・って感じ！？（笑）


それにしても。

繊細で爽々しい最上級のサカナの妙味 から、
大迫力で目くるめく圧倒的なウマさ まで、

おサカナの旬を多芸多才に楽しませてくれる 「高はし」 なのでした。

今年も大変お世話になりました。 ごちそうさまっっっ♪
　

---

【 おまけ 】　今朝の場内で見た、このプラスチック樽は・・・

北海道は礼文島からの 酢ダコ、ですって☆