平日ランチ:「禄明軒」「喫茶ボン」「かつ平」、余談 “料理写真の色彩補正” ほか
訪問日 「2009/07/01」 ※最近の過去記事は → こちら
午後のお仕事がオフになった日、梅雨空のスキ間を縫うように築地へ。
梅雨シーズン仕様?の屋根つきターレ発見。中身はドラム缶かなぁ。
まず足をむけたのは、こちら。
「禄明軒(ろくめいけん)」 中央区築地5-2-1 (1号館)
電話 03-3541-9910、営業 09:00~14:00、休業 日・祝・休市日
朝が勝負!の築地市場・場内にあって、なぜか朝ごはんの時間帯には営業していないという けしからぬ 個人的には かなり残念 なお店なのだけど・・・。
しかし 初訪問のとき感じた通り、独特な美意識と、それに丁寧な接客にも奇妙なほど好印象を持ってしまうお店なのですねー。
今回は、習志野習志様が絶賛しておられたメニュー をお目当てに。
ハンバーグ・ライス(800円)
まさに食欲をそそる、このルックス、この香り!
か・な・り、個性的なハンバーグだなぁ~☆
すっごい粗挽きの生地なのに、「つなぎ」をあまり使っていない。
このため、焼いている途中にできた大きな割れ目がいくつもある。
そのぶん、肉の旨みは濃厚で・・・いや、それより驚くのはユニークな弾力!
本来は邪魔者であるはずの、固いスジの部分などを巧みに生地に混ぜることで、歯をハジき返すような元気のいい弾力を持たせているんですねぇ。
オイリーなソースは、肉汁とからめればキャベツを食べるのに最高の味わい。
この味で、このボリューム。これを 800円 で提供するってのは本当に偉い!
まさに、稀有な個性をもつ逸品 ですわ。参りました☆
極めて忙しい魚河岸のランチタイムなのに、どこかしら優雅な茶席を思わせる、丁寧な接客。やはり、独自の美意識を持ったお店なのでした。
食後、場外に出てみると・・・ 目をひいたのが、こちら。
「喫茶 ボン」 中央区築地6-21-3 【地図】 電話 03-3541-8298、
営業 06:00~14:30(土曜は14:00終了)、休業 日・祝・休市日
Oh,Mango! マンゴージュース(450円)
ネクターのような粘度ではなくサラリとして、予想したような繊維質は無く・・・
飲みやすくて美味しい一杯でしたネ♪
※ つきじろうワンポイント・アドバイス:
フルーツジュースが美味しい喫茶店ですが、築地らしく?喫煙天国です。
タバコの煙が苦手という人は、入店する前に店内を見て、タバコを喫ってる人がいないことを確認しましょう。
それでも、後から来たお客さんがプカプカ始めたら・・・運が悪いとしか(汗
爽やかに汗がひいたところで、晴海通りを横断して築地本願寺の裏手へ。
このへん、下町っぽい路地裏の名店がひしめいているのです。
とんかつ屋さんの脇に、「うなぎ」のノボリ。
路地の奥を見てみれば、こんな感じ。
ヒロキエ様の記事 でも紹介されていた ウナギの名店 「丸静」。
お向かいに 「浜ゆう」 、さらに奥には 「雄太」 。
今回お邪魔したのは、手前のトンカツ屋さん、「かつ平」。
※ 前回訪問は、ほぼ2年前。よく見ると、暖簾のデザインが左右逆に!
中央区築地6-12-10 【地図】、電話: 03-3542-1537
営業: 11:30~15:00、17:00~20:00、休業: 日・祝・第2土曜
お値段は、2年前のままです。ご立派!
甘辛2種類のソースがあるのも、ご主人の愛嬌たっぷりの笑顔も・・・♪
海老フライ・ライス(1,000円)
きっちり1,000円で 「さあ、食ってくれ!」 と言いたげな “そそる” ルックス。
身の太さは文句ナシ!の海老なのに、それが細く見えてしまうほどの衣。
この衣が、見た目のイメージよりずっと軽くて、じつにイイんですね~♪
ザクザクッ☆、っと 豪快に、しかし軽快に♪・・・と。実に痛快!
ごちそうさまっっっ♪
< 余談 >
・「カキの殻むきが銃刀法違反??」(YOMIURI ONLINE様)
確かに、困惑・・・ しかしまた、確かに恐怖心を招く外見なんですよね。
・「料理をさらに美味しく見せる方法 ~Photoshopで広がる写真の世界」
(らばQ様)
写真が命!の、食べ歩きブロガーには見逃せない記事。
個人的には、デジカメの発色はメーカーそれぞれクセが強いので、自分の印象に合わせて色彩補正するのは良いと思う。
しかし、その場には無かった「“湯気”を合成」ってのは反則じゃないかなぁ。
あと議論のタネになりそうなのは、店内が白熱電灯で “赤味の強い照明” だったとき、これをホワイトバランスで補正するべきか!?という点。
たとえば過去記事のオイスター・バー。
実際に自分が見た店内イメージは、こちらなのだけど。
ブログ記事にして見た場合、「美味しそう」と思えるのは後者なんですよね。
しかし、あくまでも自分が見た臨場感を伝えたいなら、やはり前者!
・・・皆様、どう思われますか???
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コメント
こんばんは。
うわー、懐かしい記事の紹介ありがとうございます。
ここのメニューはどれも賛否両論あると思いますが
私の一押しはこのハンバーグでして。(^^;
洗練された感はないですが、まさに肉塊(?)を
もぎゅもぎゅと噛み締めるのがなんとも言えず好きなんですよ。
そういえば私は築地本願寺の裏手の店って行ったことないなぁ。
画像加工に関しては、小さいゴミを消すぐらいはやりますが
湯気を合成はしないかな。
あとその場の照明を忠実に再現して臨場感を出すか
旨そうな感じや見易さを取るかですが、個人的には
その中間あたりでいいんじゃないかと。
結局のところ、自然な感じに出来ればいいと思ってるんですが
それが一番難しいんですよね。
投稿: 習志野習志 | 2009年7月 2日 (木) 22時48分
Tsukijigo san:
I never been to 祿明軒
So besides beef dishes,what's your recommendation?
Do they still have crab spa?
投稿: Asileasile | 2009年7月 2日 (木) 23時39分
昔、
♪君たち、キウイ、パパイア、マンゴーだね♪
なんとかかんとか
♪フルゥツ、ス・キャ・ン・ダ・ルゥ!♪
って曲がありましたね。
☆こんくらいぶっ飛んでもいいのでしょうか?(^_^;)
投稿: KY・K崎 | 2009年7月 2日 (木) 23時46分
なぜ「かつ平」行ってロースカツじゃないんでしょう。
前回が2品食べておきながら、ロースカツではなかったので、
次こそはと思っていたのに。
あのロースカツは他にはない品でしょう。
ああ、思い出したら、あの脂の甘さが頭から離れなくなってしまった。
ところで、2年前と比べるとロースカツだけは値上げしてるんですよね。
投稿: なべひろ | 2009年7月 2日 (木) 23時51分
最近ハンバーグ食べてないなぁ。。。と思っていたところへのこちらの記事。
お肉の調合具合がとても気になります!
ちょっとボリュームがあり過ぎっぽいので、どうしようかなぁ。。。と悩むところですけれど
できれば近々伺ってみたいと思います。
ゴハン小盛にしてもらおうかしらん。。。
投稿: midori | 2009年7月 2日 (木) 23時56分
◆習志野習志様、
気がつけば、1年半ほども遅れての追っかけ訪問で(汗)
> 肉塊(?)をもぎゅもぎゅと
まさしく、そんな感じでしたね。ユニークな美味しさです!
> 結局のところ、自然な感じに出来ればいいと
個人的には「写真の修整」ってのは、「女性のお化粧」
にも似たところがあるかなと・・・☆
◆Dear Asileasile-san,
This is my 2nd time to visit 禄明軒(Rokumei-ken).
Then I'm sorry, I don't know it's menu very well.
For your reference, please show オムレツハヤシ/the hash and rice with omelet by Mr.習志野習志/Narashino-shuji-san.
http://blog.livedoor.jp/tenpo777/archives/51468683.html
> Do they still have crab spa?
There are not spagetti menu in 禄明軒.
It's the menu of トミーナ/Tomina, at the next door of 禄明軒.
◆KY?神崎様、
> ☆こんくらいぶっ飛んでもいいのでしょうか?
いえ、それだと非常に申し訳ありませんが客観的には
「愉快なヨッパライおじさん」と同じかと・・・☆
◆なべひろ様、
> なぜ「かつ平」行ってロースカツじゃない
これにつきましては、ワタシの脳内で衆議院本会議が
紛糾しまして・・・
ついに憲法修正第5条が発動されるに至り、ハンバーグ
からの流れを考えるとエビフライの適用もやむなしと。
◆midori様、
> お肉の調合具合がとても気になります!
ここのは本当にユニークですよ。いちど食べてみれば
ご家庭でハンバーグを作るとき、ちょっとマネして
みたくなるかも・・・♪
投稿: つきじろう | 2009年7月 3日 (金) 07時41分
かつ平、未訪なので行ってみたいです^^
ホワイトバランスの件、難しいですよね。
特にトンカツなどフライものだと、
全体写真では色が普通に出るのに、アップで撮るとオレンジに染まってしまったり。
文章でカバーするしかないかな~、と^^(汗)
つきじろうさんのように、「本当は色が違うんだよ!」と
そのまま書くのが最強のような気もします(笑)
投稿: shun_325 | 2009年7月 3日 (金) 08時57分
つきじろうさん、次の記事は「かつ平」かな?
と予測してたらやっぱり(笑)
私のコメント欄で予告してたもんね。
このエビフライライスは食べ易そうで、非常にそそるものがあります。
ヒレ海老ライスやカツカレーもあるんだね!
近いうちに突撃します。
私の「かとう」の過去記事
http://kuidou.cocolog-nifty.com/blog/303/index.html
温かみを出すために、これ写真にもう~ちょっと湯気が欲しいなぁ~と思いましたが、変な加工はせずにそのまま載せました。
photoshop使えば湯気なんて簡単に合成できるんだけどね。
でも読者にとっては美味しそうに見える方が良いかな?
とか私も日々いろいろと考えます。
最近はケース・バイ・ケースで。
パフェラッチ!の方は思い切り加工して、わざと不自然さを出したりとか、いろいろ遊んでいます(笑)
投稿: ヒロキエ | 2009年7月 3日 (金) 10時03分
うーん、色味に関してはヒロキエさんもおっしゃっておりますがケースバイケースですね。
「どう見せたいか」=「どう見て欲しいか」なので実際の色を加工したりするのは大いにアリだと思います。
投稿: 佃の旦那 | 2009年7月 3日 (金) 11時59分
ハンバーグ!もしミンチで練ってもこの大きさだとひっくり返す時にヒビが入りそうですね。
グイグイ歯で噛みしめながら、自分で肉汁出しながら食べるのが美味しそうです☆
エビフライも食べたいな・・・これでこのお値段!箸が進むのも無理はありましぇん。
投稿: 早坂 | 2009年7月 3日 (金) 18時08分
「かつ平」はなべひろさんからも勧められていたので是非行ってみたいと思います。
画像修正は何故か別物になってしまう様な気がしてやっていません。技術も無いですが・・・
投稿: 釣りキチ四平 | 2009年7月 3日 (金) 18時33分
つきじろう様。
ハンバーグ+エビフライ+旗=お子様ランチ
ですよね?
この二つが一緒のお皿に乗って出てきている図を想像したのでしたが、ひとつひとつがこんなに大きければ、、別ですね^。^
しっかしこのハンバーグの草履っぷりには目が離せません〜
キャベツの千切りの傾斜にしなっと寄っているところがまたセクスィでござんす。
私も牡蠣用のナイフ持ってます。こんどアップしますね。
投稿: lara | 2009年7月 3日 (金) 19時15分
◆shun_325様、
「かつ平」のトンカツやエビフライは、豪快なルックスに
見えるわりに実は軽快な食べ応え!が嬉しいです。
ワタシの初訪問では「ヒレカツとエビフライの定食」と
「カツカレー」を一度に食べましたが、かなり余裕が
ありました。
shun_325様なら、そのまま続けて「丸静」のウナ丼も
いけるでしょうね♪
それと写真の件、
>「本当は色が違うんだよ!」とそのまま書くのが最強
まさに(笑)
あとは皆様の “脳内補正” に頼るしか・・・☆
◆ヒロキエ様、
「丸静」から「かつ平」への伏線、バレバレでしたか(笑)
宿敵がエビ!という御仁には、メニューに無いですけど
「エビフライカレー、できます?」って聞いてみたい
ですね。
> 美味しそうに見える方が良いかな?
結局は、それですよね。ただ、実際のお店で見た印象と
あまりにも違っていたらガッカリしますので・・・
つい先日、創刊された食べ歩き雑誌に築地のお寿司が
たくさん紹介されていたのですが、どれもこれも極端に
ライティングを多用したうえに原色強調の補正バリバリ!で
ワタシが知ってる実物のイメージとは似ても似つかず(笑)
かえって食欲を失うほどの修整ぶりでございました☆
◆佃の旦那様、
> 「どう見せたいか」=「どう見て欲しいか」
ですよねー!
思うにブログの写真って、ブロガー自身の心象風景。
ときどきワタシの思い入れの反映が強すぎると、注文を
つけすぎたお見合い写真みたいに不評をかいますが(笑)
◆早坂様、
あはは、じつに思い切りが良い豪快ハンバーク!でしょ☆
> グイグイ歯で噛みしめながら
そうです。そのたびに本当に “ギュッ!、ギュッ!” って
音がするんですよ。こんなの初めての経験でした♪
◆釣りキチ四平様、
> 画像修正は何故か別物になってしまう様な気がして
オトコは黙ってストレート!ですよね。
結局、「正直は最上の策」かなと思います。
◆lara様、
> ハンバーグ+エビフライ+旗=お子様ランチ
よくぞ、この記事構成の真意を捉えて下さいました!!
今回、2軒ハシゴで「時間差お子様ランチ」を狙う☆
ってのが隠れたテーマだったのです・・・☆
ハンバーグも、さりげない背景まで観察して下さるとは。
> キャベツの千切りの傾斜にしなっと寄っている
健康的で色っぽい農場の娘さんが、山積みになった干し草の
うえで「あー、気持ちいい!」って日なたぼっこをしてる
・・・という図を想像しちゃったワタシです☆
投稿: つきじろう | 2009年7月 3日 (金) 19時45分