« 「真寿舎(ますや)」再訪 | トップページ | 休日ランチ:巣鴨「La Goulue(ラ・グーリュ)」 »

「魚や 粋」

牡蠣のバター焼き が好きな人にオススメしたい、特製メニュー が・・・☆

P1210137

訪問日 「2009/02/20」 ※最近の過去記事は → こちら

築地共栄会ビル。そろそろ夕方5時でも明るくなってきたなぁ・・・☆

P1210128

P1210129

「浅田水産」 のお向かいに、この看板が。

P1210178

天然刺身 牡蠣専門店 魚や 粋」
( リンク:お店のHP。ページの下のほうに“本日の店内情報”掲示あり

P1210177

ああ、やっと来ましたよ・・・☆
昨年8月 に情報を伺ってから 下見 もしたのに、なかなか実際の営業中には訪問しないままズルズルと・・・(汗

P1210143

その間に 「飲みたいから♪」築地人様1回2回3回4回、と訪問を重ね、「旦八の築地と神戸を行ったり来たり」旦八様 にも 先を越され ・・・☆

P1210130

ほとんど周回遅れ状態で、ようやく初訪問(汗

店の奥は立ち飲みカウンター、その手前がテーブル席で、これはカキと鮮魚の冷蔵ショーケースに透明アクリルの天板を載せたもの。
通路側には折りたたみのテーブルもいくつかスタンバイ中。

P1210144

P1210131

ときどき冷却コンプレッサーが作動して、テーブル天板がブブブブと振動・・・☆

さてさて。まずは、やはり生牡蠣をいただかねば!

P1210133

生牡蠣「B」3種盛り(880円)
カキの産地は、向かって左から 雲仙・赤穂・室津

カキの種類は日替わりで、本日は7種類。お値段は1個350円が基本。
アラカルトで頼む方法のほか、産地別の相性をお店が判断したオススメの組み合わせで 「(2種盛り)580円」・「(3種盛り)880円」・「(Bとは違う3種盛り)880円」 も用意されている

P1210138

カキには、産地による特徴の解説メモが添えられているのが好印象。
どれどれ、この室津産は 小粒 ながら旨みがあり・・・」 と。

P1210141

・・・って、お箸で持ちにくいほど大粒なんですけど!(笑)
赤穂(←なつかしい!)の説明には「現在味の評価は最高」と書かれてました。

カキの味はどれも “スッキリ系” に揃っており、非常に食べやすい。
逆に言うと、磯っぽいインパクトを求める方向ではない ので、その点は留意。

P1210148

続いて 単品メニューから・・・

P1210147

粋特製ばくだん(630円)
納豆を入れた器に、小さめのブツに切ったメジまぐろ、ネギとワサビとカイワレに沢庵漬け、それに焼き海苔を添えている。

P1210153

こいつを、お箸でぐるぐる~っとかき混ぜて、海苔で巻いて食べる、と。
うまし☆

P1210156

さらに感激のうまさだったのが日替わりの汁物、
天然ハタのあら汁(630円)

なんとまあ、豊かな味なんでしょ!!
アブラのノリは最高なのに、品格のある旨み。たくましいのに柔らかい身質。

お魚のアラ汁はこれまで多く味わってきたと思うけど、ハタって本当に特A級のうまさ なんだなぁ~・・・と、恥ずかしながら再認識。
( リンク:「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」様 )

P1210157 さて。お刺身も看板メニューにしているお店なので、そちらも頼みたいですネ。
壁のホワイトボードに描かれた「魚の旬の目利き予想」が、いかにも仲卸直営店のプライドと遊び心(?)を感じさせて楽しい。

1人分なら、これが良いらしいので・・・

P1210160

P1210158 4種のお刺身 <粋盛>(840円)
右上から時計まわりに、アマダイ・ホッケ・ヤリイカ・メジマグロ
生牡蠣のときに「スッキリ系で、磯っぽいインパクトを求める味ではない」と書いたけど、こちらも同じような印象。
このへんは 「千秋」「千秋 はなれ」 の志向にも通じるかなぁ。
ワサビは自分ですりおろすスタイルで、余った部分は持ち帰れば良かったと後悔したのはヒミツ(笑)

そして・・・ 本日最大の収穫 だった一品がこちら。

P1210164

牡蠣の西京バター焼き(480円)

カキのバター焼きなら、知ってます。
カキのグラタン風オーブン焼きも、知ってます。

でも。カキの西京味噌漬けをバター風味のオーブン焼きにするって!?
これは興味あるじゃないですか。
( いや、もしかするとバターに西京味噌を混ぜるという手もあり? )

P1210166

「おまたせしました」
うおー☆、やっぱりバターの香りは食欲をそそるねぇ。
でも、かなり熱そうだし、一口で食べるにはちょっと・・・と思いきや。

P1210167

なんと、お豆腐なみに簡単にお箸で切れる柔らかさ!

かみしめると、ほんのり 西京味噌で薄化粧したカキの旨み が・・・
ああ、なんてこと。「たけだ」「小田保」のカキバター がお好きな人には、こちらも絶対おすすめしなければ~☆

殻に残ったバターソースのジュが、また泣かせる・・・!

P1210168

じつのところ、殻つき生牡蠣にベシャメルソースやチーズをのせてオーブンで焼くのは、カキの味が塗りつぶされるのでイマイチ好きになれず・・・

しかし、この西京バター焼き。これは実に 妙手・奇手・巧手 じゃないですか。
単なるバター焼きを、西京焼き に結びつける、という発想が大当たり。
カキの旨さを倍増させて、しかもソースの一滴まで楽しめる!


うーん、この一品を食べるだけでも、ここに来る価値があるなぁ~♪
( というか今、自分でもマネしたくてタマランです )

そんなわけで。あと本日のシメは、気になっていた カレー を・・・
ん?、半年前の情報とは違うスタイル?

P1210170

天然濃厚ブイヤベース お茶漬けスープカレー(840円)
狙っていた “タラバ蟹のカレー” とか “牡蠣カレー” は無くて、ちと残念☆

P1210173

なるほど魚介系のスープカレー。辛さは辛口と中辛の間ぐらい。うまいね。
そしてこの、わずかにクセのある風味は・・・

P1210176

「芝海老とか・・・」
ははーん。エビそのものが正面に出た味ではなく、ブイヤベース風の基本のスープに、わずかに焦げたようなエビ独特のダシを、嫌味にならない一歩手前ぐらいまで効かせる・・・、という作り方。

ブイヤベースを和風カレーにアレンジして、ひとひねり加えた印象だな~。
ごちそうさまっっっ♪

※ なお、夜営業でお酒を飲む客が中心となるお店としては、できれば日本酒と焼酎の品揃えがもうちょっと増えると嬉しいなぁ。
今回の訪問時は、それぞれ2銘柄づつ。( まあ「たけの」なども、かなり少ないですけどね・・・ ) ビールは3種類。ほかに梅酒など。
また、お酒の持ち込みはOKだけど持ち込み料として1本1,000円が必要。

 
 
 

|

« 「真寿舎(ますや)」再訪 | トップページ | 休日ランチ:巣鴨「La Goulue(ラ・グーリュ)」 »

コメント

こんばんは。
こちらも魅力的な店ですね~。
牡蠣の西京バター焼きに強烈にそそられます!
刺身まで持ち帰りできるんですね。

夜の築地も侮れませんね!
ただ夕方からの営業だと私にはちと行きづらいかな。(^^;

投稿: 習志野習志 | 2009年2月20日 (金) 22時44分

Dear Tsukijigo san:
Don't know why
But I feel jealous when I saw this entry.
This place will be on the must-go list for my next trip.
You don't order beer?

投稿: asileasile | 2009年2月20日 (金) 22時52分

これだけ産地を大事にされているお店ってうれしいですね。
隠岐のいわがきも扱ってもらえないかなあ・・・。
ところで築地巡礼予定は※月※日になりました。
せめて一瞬だけでもあえればうれしいです。
何かおみやげを考えたいのですが・・・。
ちなみに当日ぼうずコンニャクおじさんも来る予定です。

※つきじろう注:
すみません!、いちおう日付はブログ上ではヒミツに・・・☆

投稿: ヤマトシジミ | 2009年2月20日 (金) 23時08分

牡蠣の西京バター焼きはそそられますね。
この冬のうちに一度行きたいと思いながらズルズルときてしまいましたが、
やっぱり、多少無理してでも行っておこうかなあ。
これを食べずに築地の牡蠣を語るのもどうかと思いますので。

投稿: なべひろ | 2009年2月20日 (金) 23時32分

つきじろう様

お久しぶりですー
リンクありがとうございます!

最近 あまり行けてないのですが…

通りから覗くといっぱいっぽくて…

店長さんは 場内の「築地三代」にいらっしゃることもあり、場内で会えるのも嬉しいのですが
私が最近 場内に行けておらず…

でも 牡蠣食べたくなってしまいました!
そして 売り切れだった カレーメニュー気になりますねぇ

最近 あのカレー 冷凍で販売してるとHPで見たので
買ってみようかなーって思ってます。

投稿: 築地人 | 2009年2月21日 (土) 01時37分

つきじろうさん、おはようございます。

私から見て、かなり敷居の高いお店のご紹介、
ありがとうございます(^_^;)

牡蠣の西京バター焼き と 天然ハタのあら汁の2品が
特にそそられます(>_<)

最近のつきじろうさんの諸事情を考えますと、「開き直り」?
と思えるほどの更新頻度ですが(笑)、ご自愛召されませ。

投稿: 神崎 | 2009年2月21日 (土) 06時43分

◆習志野習志様、
 
 こちらは仲卸「築地三代」直営店ということで同ビル内の
 「千秋」や「千秋 はなれ」のお仲間なのですが、あちら
 よりも気軽に立ち寄って飲み食いできるお店にしたいと
 考えているようです。
 観光客を呼び込むような動きは一切なく、近隣の勤め人
 たちが良い常連さんとなって仕事帰りに集まってくるよう
 ですね。
 お刺身の持ち帰りについては、お店のホームページで
 条件が詳しく書かれているので、そちらをぜひ♪
 
◆Dear asileasile-san,

In this night, I've drunk only Japanese 酒!

I'd like to recommend this restaurant, but please note they are speaking and writing their menu only Japanese language...
So, you might better to print this entry for your visit.
This restaurant 「粋/Iki」 would open since 17:00PM to 22:00PM, except for Sunday and national holiday.

◆ヤマトシジミ様、
 
 日本酒の飲み比べと同じく、牡蠣の食べ比べでもお店の
 注釈があると、さらに楽しめますね。
 お客さんが混み合ってくるとお店のスタッフも忙しく
 なりますから、こういったメモを添えるのは良い方法です。
 
 それと築地ご来訪!、ぜひぜひお会いしたいですね。
 朝の場合は8時ごろまでしかご一緒できないかもしれま
 せんが、なんとかワタシも頑張ります!
 夜は6時以降なら予定できるかなと・・・
 ともあれ、続報をお待ちしておりま~す♪

◆なべひろ様、
 
 こちらは、例の5,000コメント記念でお誘いしたとき
 時間に余裕があれば“食前酒と前菜を”・・・と考えて
 いたんですよねー。結局ワタシが時間ギリギリでNG
 でしたけど。
 
 牡蠣の西京バター焼きは「その手があったか!!」と、
 嬉しい驚きの一品でした。
 
 > これを食べずに築地の牡蠣を語るのもどうかと
 
 そうですね。ただ、こちらのお店は(たぶん)生食用の
 殻つき牡蠣を焼いているのでは?と思います。

 生食用は消毒プロセスでどうしても味が抜けてしまう
 ので、どうせ焼くなら「たけだ」や「小田保」と同様、
 最初から加熱調理用の牡蠣を用意すれば、さらに美味しい
 ものができるでしょう。
(もし間違ってて「コレは加熱用だよ!」だったら失礼☆)
 
◆築地人様、
 
 どもども、ごぶさたです☆
 自分でネタを振っておきながら、あろうことか半年遅れで
 後追いすることに(汗
 
 ワタシが訪問した夕方5時すぎは空いてましたが、1時間
 ほどで常連さんたちが集まり始めていました。きっと
 7時・8時あたりで大入り満員になるのでしょうね。
 
 ところでカレーですが、メニューには今回の「お茶漬け風」
 だけが書かれていました。タラバガニや牡蠣の入った
 ものは、もう今は出していないのかも。
 そのかわり単品メニューで「ずわい蟹の爪焼き、1人前
 4本」ってのがありました。これをスープカレー茶漬けに
 のせれば・・・あ、合計2,000円近くになるので予算が
 厳しいかも・・・☆

◆神崎様、
 
 ほんとに、これが朝の営業店ならワタシもハードルが
 低くて嬉しいのですが(笑
 特に夜のワタシにとっては、カレーは重いので最後の
 シメはアラ汁のほうがいいなぁと。

 しかし、牡蠣の西京バター焼きだけは食べてみると
 いいですよー。自分で作るという手もありますから
 西京味噌があればぜひ!
 
 なお今週のブログ更新がペースアップしたのは・・・
 えーと、あとでメールをちょっと・・・☆

投稿: つきじろう | 2009年2月21日 (土) 09時26分

記事内リンクありがとうございます。

粋、実は先週行こうとしたのですが諸々重なってしまい再訪できていません。
さらにもうひとつ気になるお店を発見したのでそちらにも行ってみようかと思ってますのでお楽しみに(^^)

投稿: 旦八 | 2009年2月21日 (土) 12時23分

日付の件、伏せていただいてありがとうございます。
それでは詳細が決まりましたら連絡します。
よろしくお願いします。

投稿: ヤマトシジミ | 2009年2月21日 (土) 12時30分

おおっ!!美味しそうな牡蠣ですね!!食べたくなりますね!!
夏になったら新潟の岩牡蠣&サザエまた持って行きますね!!

投稿: 釣りキチ四平 | 2009年2月21日 (土) 13時14分

◆旦八様、
 
 ぜひ再訪したいお店ですよね。ワタシも近いうちにと・・・☆
 で、「もうひとつ気になるお店」って・・・!?
 
◆ヤマトシジミ様、
 
 はーい!、メッセージ了解しました。楽しみにして
 お待ちしておりま~す♪
 
◆釣りキチ四平様、
 
 うひょー☆、あの岩牡蠣&サザエ軍団、ふたたび来襲
 ですかっっっ!?
 楽しみなような、恐ろしいような・・・(笑)
 ご自身のほうで食べきれない事態がありましたら、ぜひ
 おすそわけヨロシクです~♪

投稿: つきじろう | 2009年2月21日 (土) 19時40分

こんばんわー。

う、この牡蠣、メチャメチャ美味しそうでねー♪
ヤバイ、見ているだけでヨダレが...(笑)

ばくだんとこの西京焼だけで、ご飯が食べられそうです。

投稿: 超神田っ子 | 2009年3月 1日 (日) 18時52分

◆超神田っ子様、
 
 牡蠣の好きな人なら見逃せませんね~。もう少しすると
 そろそろ岩牡蠣のシーズンも始まるそうです。
 夜の築地で「知っておくと得するお店」に1軒追加☆
 
 

投稿: つきじろう | 2009年3月 2日 (月) 07時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「真寿舎(ますや)」再訪 | トップページ | 休日ランチ:巣鴨「La Goulue(ラ・グーリュ)」 »