番外： 大井町ラーメンツアー

天気晴朗 ナレドモ 風強シ・・・

訪問日 「2008/04/19」　※最近の過去記事は → こちら　

ふと、コメント を書き込んだ筆者の、ささやかなリクエストを ネタ化 企画化 して下さったのは・・・ 「ゆきむらな食生活とか」 ゆきむら様。

そして、ゆっきぃ隊長の呼びかけで駆けつけて下さったのは・・・
「神保町縦横無尽ランチ食べ尽くしブログ」 prayforrain様、
「ネタチョーでＧＯ！！」 GIRUSAMA様。

なんという 色気の無い 頼もしい お仲間！！

ともあれ、まずは「大井町を つけ麺の激戦区 にした店」（ゆっきぃ隊長・談）
「ajito」 （ ←店名のリンクは、ゆきむら様の過去記事。以下同じ！ ）

この日は（この日も？）、某テレビ局の取材が入っていた。

基本の つけ麺（700円）、じつは来週から味を変えるそうなので、従来仕様のつけ麺は本日が食べおさめ。筆者にとってラッキーな一期一会の機会になった。

つけダレは、パンプキン・ポタージュのようなトロみがあって野菜の旨味たっぷり、アブラは控えめの健康派。
麺に散らした海苔と水菜が和風テイストを添えて、たいへん美味しい。

常連ゆっきぃと店主の軽妙なトークも楽しかったなぁ。
ごちそうさまっっっ！

続いては、大井町駅の線路脇へ。味わい深～い雰囲気を漂わせるエリア。

「大井町で一番新しいつけ麺屋」（ゆっきぃ隊長・談）
「EX」

店内はカウンター５席で、客席のうしろのスペースは通路として限界ぎりぎりの狭さ。この狭さを、どうにか写真に撮ろうとしたが無理だった（笑）

注文したのは、「０１（つけ麺）」、800円。

店内はわりと明るいのだが、客の手元は影になるため、つけ汁の色がわかりにくい。（やや薄めの茶褐色）

つけ汁は「スープ割りはありません」とのことで、最初からスープと調合してあるのか、つけ麺で一般に想像するような ドロドロザラザラ ではなく サラサラ・スッキリ系の食感。

ダシは海鮮系というかアラ炊き系というか、強烈カツオ風味ではなく多種類の魚介素材を上手に使ってデリケート仕上げた、なかなかに美味しいもの。
　
アブラも控えめで、塩をうまく使って味を調えている。

麺の薬味として添えられた大根と大葉、それに「最後のスープ割りのかわりに、つけ汁に入れて召し上がって下さい」と言われた茶碗蒸し（ホタテの干し貝柱入り）、

・・・という独特な付け合わせは正直ややビミョーな気もしたが、まだ開店して間もないので今後は試行錯誤のプロセスがあるかも。

ごちそうさまっっっ♪

ここで、ちょっとティータイム。
久しぶりに集まったブロガー同士なので話題には事欠かず・・・☆

さてニューウェーブ系の（？）つけ麺を２店つづけて味わったあとは、地元の皆さんに親しまれるローカル系のお店へ。

「芳園」
「ここはラーメン屋じゃなくて、ただの中華屋です（＾＾；；
　でも汁無しの和え麺 “ロウメン” は独創的！」
（ゆっきぃ隊長・談）

そう、これが実にうまかった。というか正直、さきほどの２店が「期待を裏切らぬ美味しさ」だったのに対し、こちらは「あまり期待していなかったのに、食べてみたら驚きのうまさ！」というところ。

よ～く混ぜて食べると、いまどきの「汁無し系」とはハッキリ違った独自系。
アブラは少なめで “やきそば” に近い風味。



そのうまさたるや・・・、さきほどの２店のあと 「もう腹いっぱいだぁ～」 との声も聞かれたメンバーまでが、たちまち夢中で食べつくしてしまった ほど。

※筆者注： いまどきの人気店の「つけ麺」は普通のラーメンより麺のボリュームが大きいことが多く、さきほどの２店もまさにその通りの食べごたえのあるメニューだった。

これ、知られざる 「大井町ご当地グルメ」 としてB級グランプリに紹介してもいいんじゃない！？

またサービスで付いてくる玉子スープは、海草に豆腐とネギも入って片栗粉でトロみをつけてあり、たいへん美味しかったことも高得点ポイント。

これが普通の中華屋？、冗談でしょう！
ごちそうさまっっっ♪

さて、さすがに満腹感も普通以上になったので（笑）、ゆっきぃ隊長が腹ごなしの散歩がてら、周辺のラーメン店を見せて回ってくれた。

「芳園」のご近所にある 「幸龍」 、横浜「家系」に近い 「蕾」 。

もとは「凛」だった「のスた」（写真左・手前）
ここは週末はお休み。
下は、和歌山ラーメンの「のりや」。

それにしても、今日は風が強いねぇ～。
まあ雨が降らないだけ助かってるけど。

ぐるっとひと回りしてみると、ラーメン店を基準として「大井町」というエリアの地図がアタマの中でイメージできるようになった気がする（笑）

さて胃袋も少し休憩できたので、再び東小路食堂街へ戻って本日４軒目のお店へ。

「永楽」
「ここは、以前からある大井町のラーメンの代表格。焦がしネギの香ばしいスープに独特の柔らかい麺が特徴。大井町近辺は同じようなラーメンが多数あり、いわゆる大井町系を形成してます」（ゆっきぃ隊長・談）

いわゆる「昔ながらの中華食堂のラーメン」といえば貧弱なトリガラスープに醤油味、というものだけど・・・、

ここはそれの甘辛を強めにして、さらに「焦がしネギ」の風味をたっぷり加えることで食べごたえ満点のインパクトに仕上げている。

そして、話に聞いていた「独特の柔らかい麺」は、たとえて言えば少し不ぞろいな稲庭うどんを柔らかめに茹でたような、ユニークな食感が楽しめるもの。

ちょっと人によって好き嫌いは分かれるかもしれないが、好きになれば本当にハマるだろう。

これまた、食べて良かった。実にうまかった！
ごちそうさまっっっ♪

店頭には、老若男女を問わず行列が絶えない人気ぶり・・・そうだろう、そうだろう。

ここでいったん解散して、雨模様の夜に再び集結したのは、
ゆきむら様、GIRUSAMA様、筆者の３人。（ prayforrain様、お疲れ様でした！）

お目当ては、これ！

「ajito」 で金・土の夜にだけ提供される “ピザソバ”。

この麺は、このメニューのためにあったのか！
・・・と、思わず感嘆。中華麺でもなくパスタでもない強烈なコシが、それぞれ主張の強い素材すべてをしっかり受け止めて、手加減ぬきの衝撃を客の味覚にぶつけてくる。

いやはや、胃袋の容量とは関係なしに「夜に食べるのは苦手」の筆者としては本当に大変な相手だったけど（笑）、それでも食べてみてよかった！

というわけで本日５回目の 「ごちそうさまっっっ♪」

筆者の小さなリクエストから、こんな充実したラーメンツアーを企画して下さった隊長ゆきむら様、それにご一緒して下さった prayforrain様、GIRUSAMA様、
誠にありがとうございました！


☆ゆきむら様の記事： その１ その２ その３ その４ その５
☆prayforrain様の記事： その１ その２ その３
☆GIRUSAMA様の記事： その１ その２