【シドニー編15】 「OCEAN ROOM」シーフードディナー他
訪問日 「2008/02/14 ~ 2008/02/19」 ※最近の過去記事は → こちら
今回のツアー・・・
つくづく、筆者などにはバチが当たりそうなほど素晴らしい毎日でした。
「 OCEAN ROOM/オーシャンルーム」 ← お店のHP
※ 地図などの情報はこちら(Google Map)
対岸にオペラハウスを望む湾岸レストラン。
磨き上げられた大ホールといった風情の、スタイリッシュ感が満点の広い店内。
人に歴史あり。これまでにシェフが積み重ねてきた苦労と努力を知っている昔なじみのお客さんたちは 「よくぞここまで・・・!」 と、感慨無量なのだとか。
今宵の女性陣は3人とも、艶やかな 浴衣姿 で登場。
うーん、つくづく今回のツアーに参加できて シアワセ だなと(笑)
夕暮れの波止場から日本の『飛鳥Ⅱ』が出航、その向こうにオペラハウスがあらわれるという趣向が、「いかにも」的で素敵すぎる。
ウェルカムのシャンパン。シェフからご挨拶とコースの説明。
今夜は当店の名物をできるだけ多く試食できるようにと、メニューのタイトルにも 「テイスティング」 の文字が見える。
さっそく、トップバッターの 生牡蠣 が登場。
ロックオイスター。ポートステファン産とフォスター産。
2つの産地の違い云々という前に、やはり日本の生牡蠣との大きな違いを、しっかり記憶に刻み付けておきたい。
サイズは小ぶりで、日本のようなプリプリ・ツルツルといった食感よりも、ねっとりと濃いミルキーな凝縮感がある。
単品のお値段は確認しなかったけど、SFMで安く店頭販売される生牡蠣はスナック感覚で食べられるのに対し、こちらはまさに勝負ディナーにふさわしい味わいの特級品。
カキ自体の味をおぼえたくて、添えられた3種類の薬味は使わずにレモンだけで食べてしまった。
続いて、2種類のアンチョビーをトマト・シャーベットと共に クルトンに載せた一品。
一見、レバーペーストのように見える赤いシャーベットが溶けるまえに急いでいただく。
熱々のアンチョビーとトマトソースのパスタなどを食べる時とは真逆の、冷た~い刺激が面白い。味は濃いのに、リフレッシュ感があふれるオードブルだった。 こちらは、イベリコ豚の 生ハム に豪州産の オリーブ ? と思ったが、オリーブの産地はシチリア島とのこと。
また機会があれば、地元のグリーン・オリーブとも食べ比べてみたいなぁ。
お次は、いかにもオージー♪な雰囲気の オーシャントラウト と ソフトシェル・クラブ。
後で質問したところでは、この2品はシェフが以前のお店の頃から提供しているおなじみのメニュー。それだけに思い入れも深いのかもしれない。
そして今の人気メニューのひとつが、 この キングエビのわさび風味。
香ばしく揚がったエビに、わさびマヨネーズと、これもワサビ風味の「とびっこ(トビウオの卵)」をまぶしている。
筆者の個人的お気に入り度が一気にアップ。こういうセンス、大好き!
・・・と親しみがわいたところへ、お店のセンスを強く主張する一品が。
フレークアイスの大皿に、一口サイズづつ趣向をこらした 刺身 のグラス。
魚はキハダマグロ、スミイカ、ハタ、オーシャントラウト。
ゆず胡椒、ゆかり、ブラックソルト、ネイティブ・ライムなどの多彩なスパイスで風味を添えている。
このスパイス類が強め。Gingerちゃんいわく「江戸前というよりマリネ」、筆者自身の印象では、やっぱり和風でウナギ屋の「キモわさ」に近い感覚で楽しめた。 すっかり日も暮れて、オペラハウスが夜景モードで輝く時刻。シドニーの夜だなぁ・・・。
仲間が入れ替わり立ち代わり、デジカメを持って波止場に出て行く。
しかし次の料理が出てくると、あわてて「早く戻ってー!」と呼び戻す場面も(笑)
大詰めのメイン、その1は 「ロブスターの5種スパイス和え」。
このスパイスは素晴らしかった。
焼き上がりの香ばしさは、一気に全身の血が騒ぎ出すほど興奮をかきたてるもの。
食べごたえも文句なしのボリューム。
しかし渾然として、筆者のセンスでは全く内訳が吟味不能で申し訳ない(汗)。
メイン、その2は 「鯛のアクアパッツァ」。
ワインは使わない。貝類も入れない。シンプル・イズ・ベストの勝負。
味の決め手は、ややフレッシュに近いドライトマトとオリーブ、それにハーブ。
これから先、筆者自身が私生活でアクアパッツァを何回ぐらい作るかは想像もつかないけど、今回ここで食べた味のレベルを知ってしまうと、あまりのギャップを思い知らされて落ち込まないようにするのが大変だ(笑)。
シメの、ごはんもの。和食の仕事も、しっかりキメてくれますネ。
メニューには「ちらし寿司」と書かれていたが、出てきたのはキレイに切り分けられていたので握り寿司のように食べられる。
シマアジとホッキ貝、オーシャントラウトとヒラマサ。
うまい・・・ けど、本当におなかいっぱいです!
デザートは、女性陣が別腹ぶりを発揮。
どれも素晴らしい出来栄えだったとの声を聞いたけど、筆者は味わう余裕無し・・・☆
ともあれシドニー最後の夜、とことん堪能させていただきました。
ごちそうさまっっっ♪
※ この企画では、ジャルパックのご提供により筆者は「ジャルパック・AVA(フリーステイ)シドニー」のパックツアーに参加する形でのシドニー訪問です。
< シドニー編: 予告+全16回の記事リスト>
00. 予告
01. 到着 ( 空港 ~ 水上タクシー ~ オペラハウス ~ ホテルまで )
02. カフェ 「 ビルズ/bills 」
03. レストラン 「 ブルーエンジェル/BLUE ANGEL 」
04. フィッシュマーケット(1): 地図&動画ツアー
05. フィッシュマーケット(2): アーケード地図+店舗群(前半)
06. フィッシュマーケット(3): アーケード店舗群(後半)
07. フィッシュマーケット(4): アーケード以外の店舗群
08. チャイナタウン&マーケットシティの魚屋さん
09. レストラン 「 リーガル/REGAL 」
10. レストラン 「 グラス/glass 」( ヒルトンホテル内 )
11. ハーレー日和 ( 55aiai様、くに様と )
12. レストラン 「 アクア/AQUA 」 他
13. フィッシュマーケット(5): 公式見学ツアー
14. ブリッジクライムの前と後 ( 早坂様、蓮花様と )
15. レストラン 「 オーシャンルーム/OCEAN ROOM 」
16. 帰国
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コメント
つきじろうさ~ん
あれはまったくロマンティックな夜でした~
どんぶらこっこ
とまさに海部屋
オーシャンルームな月夜でした。
「飛鳥」曳航のタグボート。その背景にはカモメ飛ぶフジツボ。海はよ~
投稿: 早坂 | 2008年3月23日 (日) 11時50分
◆早坂様、
ヨコハマ生活を10年あまり経験した私にとって、
シドニーの夕暮れハーバーは港情緒をかきたてる
最高の舞台でした。
しかも素晴らしいお料理に、素晴らしいお仲間も。
恥ずかしながら、人生のハイライト・シーンの
ひとつになることは間違いないと思います。
投稿: つきじろう | 2008年3月23日 (日) 17時29分