【シドニー編10】 「glass」 モーニング・ブッフェ
訪問日 「2008/02/14 ~ 2008/02/19」 ※最近の過去記事は → こちら
「 グッダーイ、マイト! 」
タクシーに乗り込むなり、運転手さんが陽気な声で挨拶してきた。
「グッダイ」=「Good Day」、「マイト」=「メイト/友人」。
これが例の オージー英語 かぁと思ったら、豪州経験者のGinger様が
・・・もとい、Ginger“ちゃん”が、
「 今のはネ、ツーリスト への挨拶。
オージー同士の挨拶だったら、あんまりこんな言い方しないからねー 」 ははーん。大阪から東京に出店したお好み焼きの 「きじ」 (過去記事)が、お客さんに 「おおきにー!」 って言うのと同じか。
相手が期待するキャラを演じて 歓待 してくれる逆オリエンタリズム、客をもてなす豪州人気質の良い面として、こちらも楽しませていただきます♪
※ なお大阪のタクシーに乗ると、こちらが聞きもしないのに 「阪神、勝ってまっせ!」 などと言うのが、大阪人のサービス精神・・・。 さて本日の朝ごはんは、ジャルパックの朝食クーポンを活用して ヒルトンホテルのメイン・ダイニング
「 glass/グラス・ブラッセリー 」 へ。
( 上掲リンクは日本での関連情報 )
※ 地図などの情報はこちら(Google Map)
チケットを示し、スタッフの確認を経て客席へ。
ドリンクメニューを注文してから、料理を取りにいく。
目うつりして困るほどのパン各種。デザートはフレッシュ・フルーツで。
しぼりたての香りがうれしいオレンジジュースに、豪州ではスタンダードらしい、やや固めで素朴な食感のスクランブルエッグ。ソーセージにパン粉が多めなのは英国式からの流れかな?(笑)
そして、じつは20代は 酒びたり カクテルマニアだった筆者。
マティーニは 溺れるほど 泳げるほど飲んだので オリーブ には、ちょっとうるさい。
その自分が大喜びしたのが、フレッシュで凝縮感のあるオリーブ。
このオリーブで、朝からマティーニが飲みたくなって困った!(笑)
※ 注: オリーブが豪州産かは未確認・・・☆
「 オーストラリアのベーコン、ちょっと塩っぱいのが好き♪ 」
聞くともなしに、Ginger様・・・すみませんGingerちゃん、の言葉。
( ご本人は「ちゃん」で呼ぶと喜んで下さるので・・・ )
確かに、いまどきの 「塩分は控えめで、たっぷりの脂身から出るアブラでカリカリに焼き上げる 」 というベーコンの常道からは外れていて、塩辛く、そして身はクリスピーではなく、しっとり潤いがあって赤身の味を強調するもの。 < ここからは、つきじろうの勝手な連想 >
昔ながらの “塩鮭” の美味しさは、脂身が少ない赤身のサケに、一口で燃え上がりそうなほど塩を効かせないと出てこないのだとか。
でも最近の日本人の嗜好にあわせるため、塩は控えめな甘塩、サケ自体も 国産の天然サケは脂が少ないからと外国に売って、そのお金で脂っこい輸入品の養殖サケを買ったりしている。
あれは、昔の味を知っているオジサンから言わせれば 「脂ばっかりで、サケの身の本当の味なんか全然わかんねぇよ 」 ・・・てな感じらしい。
・・・ で、目の前の「塩っぱい」ベーコン を見る。
こういう 「味は塩辛くて、食感は潤いのある赤身が主体」 ってのが、じつは本物志向 なのかもなぁ、と。
ごちそうさまっっっ♪
ところで上記クーポン、オーストラリア全体で実に100軒ちかいお店で利用できる。
( 購入は旅行前に申し込みが必要 )
個人的に感心したのは ほぼ全てのお店が「車イスで利用可」 と明記され、1軒だけ違っていたお店も「レストランスタッフがお手伝い致します」ということ。
以前 静岡の「キャット&ボア」のバリアフリー対応に「ほほー☆」と思ったけど、いまどき一定水準以上のホテルなら当たり前という意識なのだな。
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【 シドニーの小ネタ 】 タクシー料金について。
「 シドニーの路線バスは経路案内の掲示も無いし、乗っても停留所のアナウンスは無いんです。だからシドニーの市民も、自分が知っている番号のバス以外は使いにくいんですよ 」 ・・・と、某氏談。
そこでタクシーを使うことになるのだが、これがまた日本人にとっては心臓に悪いというか、数秒ことに 料金メーター の数字が上がる仕組みになっている。
【 動画: タクシーの料金メーター 】
★携帯電話で動画を見る場合はこちら!
画面下の、赤い電光表示 が料金メーター。
じっさいには、料金の合計は大して高いわけじゃないんですけどネ。
※ この企画では、ジャルパックのご提供により筆者は「ジャルパック・AVA(フリーステイ)シドニー」のパックツアーに参加する形でのシドニー訪問です。
< シドニー編: 予告+全16回の記事リスト>
00. 予告
01. 到着 ( 空港 ~ 水上タクシー ~ オペラハウス ~ ホテルまで )
02. カフェ 「 ビルズ/bills 」
03. レストラン 「 ブルーエンジェル/BLUE ANGEL 」
04. フィッシュマーケット(1): 地図&動画ツアー
05. フィッシュマーケット(2): アーケード地図+店舗群(前半)
06. フィッシュマーケット(3): アーケード店舗群(後半)
07. フィッシュマーケット(4): アーケード以外の店舗群
08. チャイナタウン&マーケットシティの魚屋さん
09. レストラン 「 リーガル/REGAL 」
10. レストラン 「 グラス/glass 」( ヒルトンホテル内 )
11. ハーレー日和 ( 55aiai様、くに様と )
12. レストラン 「 アクア/AQUA 」 他
13. フィッシュマーケット(5): 公式見学ツアー
14. ブリッジクライムの前と後 ( 早坂様、蓮花様と )
15. レストラン 「 オーシャンルーム/OCEAN ROOM 」
16. 帰国
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コメント
ベ~コン
確かにオーストラリア独自のものでしたね。私もあれは日本のものより美味しいと思いました。しっとりとして~塩辛くて~☆
タクシー内での視線が面白いです。料金がどんどん上がるメーター。気にしないように前方に目を移すも、やはりメーターを見てしまう
投稿: 早坂 | 2008年3月16日 (日) 23時06分
塩鮭についてはホントに仰せの通り、軟弱なのが多過ぎる!
ベーコンも日本でイマドキ市販の塩分控えめ・脂身控えめというのは物足りないけど。
そういう意味でもオーストラリアは欧米とも違う独特なトコなんでしょうね。
タクシーのメータ、ある意味では合理的なんでしょうけど・・・
乗っていてもずっと気になっちゃいますね。
投稿: ロレンス | 2008年3月16日 (日) 23時55分
◆早坂様、
オーストラリアでは英国式のルーツを持つものが多いので
ベイクドビーンズも食べてみたかったのですが、たまたま
品切れのタイミングで残念!でした。
タクシーの料金メーター、信号待ちで停まってるときにも
カチカチと上がっていくのでアセります・・・☆
◆ロレンス様、
余談の続きになりますが、今でも四川省あたりの「本物」の
麻婆豆腐(=麻辣豆腐)は、スプーン1杯分あれば
洗面器いっぱいのゴハンのおかずにできるそうで(笑)
昔の日本の場合、庶民レベルの「ごはん」とは文字どおり
「ごはん」=穀物の主食を腹いっぱい食べることが理想で、
このため「おかず」の量は少なく、そのぶん塩味が濃くて
2~3切れあればドンブリいっぱいのごはんが食べられる
ほど強い味付けが普通だったという話で。
冷蔵庫の無かった時代、食品の保存性を高める必要から
塩辛いものが多くなったという事情もあるでしょうね。
旧日本軍も兵士の摂取カロリーを米だけから算出していた
そうで、副菜は計算に入っていなかったと。逆にいえば
「おかず」はカロリーが気になるほどの量では無かった、
とも考えられます。
あとは酒のサカナとしての味が基準でしょうね。これも
「量は少なく、味は塩辛く」が基本。
( 長くなりすぎたので中略・・・☆ )
タクシーの料金メーターは、絶え間なく上がっていくのなら
デジタルよりアナログ表示のほうが良いように思います。
投稿: つきじろう | 2008年3月17日 (月) 07時32分
シドニーって中心部は小さな街じゃないですかぁ。
だから我々の交通機関は「徒歩」でしたぁ。
家内と2人で「面倒だから歩いちゃお」って。
投稿: ろ | 2008年3月17日 (月) 18時44分
◆ろ様、
はい、確かに端から端まで徒歩30分ぐらいですよね。
でも寄り道してウロウロしてると、「やばい、タクシー!」
という場面が多数・・・☆
投稿: つきじろう | 2008年3月17日 (月) 20時18分
パンの種類の多さはパン好きとしては嬉しいですね。
パン屋の開店直後よりも品揃えが豊富なような気がしまね。
あまりバイキングや食べ放題などは行かないですが日本のバイキングなどでもここまで充実しているのでしょうか?もしこれくらいの品揃えならばいってみたいですね。
貧乏性な自分の場合、小分けにケース詰めされたバターやジャムをポケットがパンパンに膨らむくらい詰めて持ち帰ってしまいそうです。
投稿: ムスシャモ | 2008年3月18日 (火) 09時27分
◆ムスシャモ様、
ほんとに、つい欲張って自分のお皿に取りすぎて
しまいそうなほど楽しいラインナップでした!
ところで最初から持ち帰る気で・・・ってのは遠慮
したほうがいいと思いますが(笑)、食べる途中で
おなかが一杯になった場合、シドニーでは一般的に
お持ち帰り袋(=ドギーバッグ)を頼めるみたい
ですよ。
じつは私も、到着初日の「ビルズ」では1品だけ
食べかけのベーカリーをドギーバッグに詰めてもらい、
「お持ち帰り」しました。
投稿: つきじろう | 2008年3月18日 (火) 17時44分
ここの朝食ねたは注目でした。昼、夜は予約がなかなか取れないレストランなんですよ。オリーブが朝食にあるのも珍しい!これは豪州産です。オーストラリアはワインが有名ですが、ワイン産地では必ずと言ってよいほど良質のオリーブが取れるのです。マティーニの「アテ」にも最適ですね!
投稿: milanokk | 2008年3月20日 (木) 21時03分
◆milanokk様、
はい、今回のお仲間の一人も「夜に行ってみたら満席で
まず予約無しでは入れない雰囲気だった」との話でした。
やっぱり朝は狙いめ!というわけで、朝ごはん派の私も
大満足です。
それにしても、あのオリーブは美味しかったなぁ♪
投稿: つきじろう | 2008年3月20日 (木) 21時57分