築地「高はし」23

復活した “魚汁” は、バージョン２．０ だった！

　
訪問日 「2008/01/18」 ※最近の過去記事は → こちら

「あんこう屋　高はし」
中央区築地5-2-1 (8号館)
電話：03-3541-1189
営業時間：07:30～13:00
（ 開店時刻は、ときどき変わります ）
休業日：日曜・祝日・休市日
当店の過去記事は こちら！ ／ ★お店までの道：動画 → こちら！
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まずは、おわびから・・・☆
今回の訪問は、「食い道をゆく」様でコメントしておられた八面大王様の情報にひかれて行ってみたものです。
このため、もしかすると八面大王様からは 「てめーに報告したんじゃねーよ！」 とクレームがつくかもしれないし、ヒロキエ様からは 「勝手に先を越してんじゃねぇ！」 と怒られるかもしれません。
でも、でも、気になったら突撃したくなるのがブロガーの性（さが）。何卒ご寛恕のほどを・・・。
　
というわけで 「定食の味噌汁を魚汁で」 とお願いして、待つことしばし。

「 お待たせしました～♪ 」

え・・・？

ど、どんぶり で出てきた！！

＜ 解説 ＞
筆者が築地王(BON)様のバイブルをにぎりしめて築地に通い始めた2005年ごろ、魚汁といえば定食を頼んだときにお姉さんが
「 お味噌汁のかわりに魚汁もできますが、どうしましょうか？ 」
と聞いて、味噌汁と同じお碗で 特に追加料金は不要で出してくれた。
当時のお碗 は、過去記事の こちら や こちら の写真で見ることができる。
その後、いつのまにか見かけなくなっていたのだけど・・・
（ なお筆者は朝しか行かないので、お昼のことは知りません ）

本日のメニュー、ぶりかま塩焼き定食。（魚汁つき、2,500円）

注文を受けるとき、お姉さんが 「では、お味噌汁のお代（70円）を引いて、かわりに魚汁のお値段（単品270円）を追加ですね」 と言ったので “なんだよぉ～、前はタダで選べたのに、有料になったのかよぉ～” と、ちょっと残念だったのだけど。

しかし、これなら納得！
つややかな玉のように上質な脂でうっすらと濁ったお汁に、赤い身がどっさり。

しかも、その身をレンゲですくってみると・・・

オー、ゴージャス！、ばんざーいっっっ☆

※ 注１： 魚汁の材料は、注文のたびに異なります。
※ 注２： 「バージョン２．０」ってのは、筆者が勝手に言ってるだけです。

お椀に入れず、このまま煮付けにしたら1,000円以上で売れるんじゃない？
これで単品270円ってのだから素晴らしい。

それにしても。

「高はし」の魚汁ってのは、ほんとに上質な魚を、あっさり 上品な薄味 で仕上げているから、本来こんな上品なのを 吸い物椀じゃなくてデッカイどんぶりで がぶ飲み するってのは、 とんでもなく痛快な掟破り だと思うなぁ。

ふと、カニの食べ方について書かれた一節を思い出す。

これを高級料亭のようにおちょぼ口でやってはいけない。食べたくて食べたくてムズムズしてくるのをジッと耐えながらどんぶりに一本づつ落としていき、やがていっぱいになったところで、箸いっぱいにはさみ、アア、ウンといって大口をあけて頬ばるのである。これである。これでないといけない。超一流品を車夫馬丁風にやる。その痛快味が手伝ってくれるので、ヒリヒリしてくる。（ 開高健「食べる」より ）

　・・・　築地で魚を食べる醍醐味が、またひとつ増えたと思う。

あ、それと。忘れちゃダメだけど（笑）、この定食の主役はこちら。

例によってデカイのが、石舞台古墳スタイル の二段重ねになっている。
（ どうも筆者の撮影センスでは、この大きさが伝わらないんだなぁ・・・ ）

これを食べるのが、けっこう大変。丼いっぱいの魚汁もあるし。
まるで カニの食べ放題に大きなカニのお椀つき！、って感じ（笑）

上のカマを食べ終わると、下段に控えていた残り半分とご対面。
ああ、やっぱりこの写真では迫力が伝えられない・・・

小食の人 は、間違ってもこの組み合わせで注文してはいけません。
途中から、ほぼ拷問 みたいなフードファイト状態になります。

完食すると、思わず記念写真を撮りたくなるほどの達成感（笑）

ごちそうさまっっっ♪　

＜　追記　＞
ちょうど築地王様も本日の日記で、魚汁について書いておられます！
召し上がったのは昨日ですね。

＜　補記　＞　本日の店頭看板。
（ クリックで拡大 ）

じつはお店としては、本日の目玉商品は
「あなご一夜干し」 だったらしい。

限定８人前、うち４人前は予約済み。
残りは朝の開店早々に売り切れたそうで、
ちょっと出遅れた筆者は食べられませんでした☆
　
＜ 当店で食べたもの： クリックで各記事へ ＞
　　　　　　　↓
　「ぶりかま塩焼き定食、魚汁つき」　
　「あんこう煮、2007年シーズン開始」　
　「わらさ刺身、かます塩焼き」　
　「まこかれい煮」
　「新さんま塩焼き、赤めばる煮付け、あなごの柔らか煮、刺身もりあわせ、梅干し」
　「あなご白焼き、めじまぐろブツ切り」　
　「身欠きニシン煮定食、天然・生ホンマグロ刺身、梅干し」
　「鰆＜さわら＞西京焼き定食」
　「エボダイ塩焼き・生キハダマグロねぎとろ」
　「“特大”わらさのカマ焼き定食」
　「三陸産カキ豆腐・岩手産ホタテ刺身」
　「スーパーあなご丼」
　「小あまだい一夜干し」
　「メヌケ（かま煮）定食」
　「サワラ西京焼き定食」
　「刺身もりあわせ」
　「幻のめばるの一夜干し」
　「赤メバル煮」
　「あんこう煮＋野菜煮」
　「牡蠣豆腐＋野菜煮」（ 動画つき ）
　「桜マス塩焼き」
　「 あんこう煮 」
　「 あなご丼 」
　（参考メモ）「高はし」は撮影禁止？