「寿司大」3
訪問日 「 2007/04/17 」 ( その他、最近の過去記事は→ こちら )
「寿司大」
中央区築地5-2-1 (6号館)
電話:03-3547-6767
営業時間:05:00~14:00
休業日:日曜・祝日・休市日
過去の当店訪問 → (1)(2)
さあ、築地のお寿司ではお気に入りナンバーワンの「寿司大」!
※ 今回、お店に入ってから出るまでを、そのまま文章化 してみました。
ちょっと長いですが・・・ おヒマなときにでも 当店の雰囲気 を、少しでも味わって下されば何よりです♪
============================== おはようございます・・・えーと、1人です。入れますか?
「 いらっしゃいませ!お1人様ですね。こちらへどうぞ♪
狭いですけど、すいません! 」
「 いらっしゃいませ。どうぞ~☆ 」
( 女将さん登場、最初にお茶と玉子焼きが出てくる。
湯気のたつ温かい玉子焼き ・・・おいしい!
「寿司大」に来た、というシアワセな実感が湧いてくる )
今ちょうど 行列が無くて ラッキー!と思って飛び込んできたんですよ(笑)。
「 連休前の時期ですからねぇ。いつも、この時期はお客さんが少なくなるんですよ 」
それでも、このお店が行列ゼロ!ってのは珍しいですね。
そうだ、この時期といえば・・・ サワラ 、ありますか?
「 ございますよー!、今がいい時期ですからね♪
このお近くで、お勤めなんですか? 」
じつは職場も住所も、わりと近いんです。
えーと、まずサワラと・・・(オススメの貼り紙を見て) キンメの昆布締め をお願いします。どっちも1つでいいですから。 「 はいっ☆
お近くってのは、いいですねぇ~
・・・はいサワラ、おまたせしました!
それと・・・ キンメです! 」
うーん、美味し~い♪ “サワラの握り”って、2年前にこちらのお店で 初めて 食べさせてもらったんですよ。
もう美味しくて、いっぺんで大好きになりました!
「 えっ☆、そうなんですか。うわぁ、そりゃ
ありがとうございます! 」
キンメも美味しいですね。 お品書き、その「小鯛」は花鯛ですか?
「 そうですね~。今だと、“春の子供”って書く 春子鯛 (かすごだい)ですね♪ 」
じゃあそれと、コハダ もお願いします。小さいもの同士で(笑)。
「 はいっ、カスゴとコハダでっ☆ 」
( 厨房の奥から「そっち、平貝ありますか?」との声 )
「 ありますよー!、カラだけが(笑) 」
( 店長さん )
「 おいおい、忙しいんだからよぉ(苦笑) 」
( 再び厨房に向かって )
「 すみませーん!、怒られましたぁー!(笑) 」
春子鯛、いいですね。身も柔らかくて、この味は・・・
「 ちょっと 昆布 で締めてますよ。お店によっては酢とか、いろいろですね。
おっと☆ お茶、お注ぎしましょうか? 」
あ、まだあるからいいです。どうも。
えーと次は・・・ カツオ 食べようかな。
「 あっ、申し訳ありません!ちょうど切れたとこで。
ウチのが、中(場内の卸売り)から戻ってきたらお出しできるんですが! 」
( カツオはけっこう日持ちするので、昨日の残りを使い切ったタイミングかな? ) じゃあ、サヨリと・・・甘エビとか♪
「 甘エビ、すみません!今あるのが白エビとボタンエビなんですが~ 」
あ、じゃあ ボタンエビ で。
あと サヨリ もお願いします。
「 はいっ!、それでは☆ 」 うまいなぁ~。朝からシアワセ♪
ちょっと歯ごたえのある貝も食べたいですね。
赤貝 と・・・、
あ、さっきのお客さんに出してた カワハギもキモ付きで 食べたいかも(笑)
「 へへっ、美味しいですよ!どうぞ!! 」
うわ、キモが大きい♪
もう時期が遅いかと思ったのに・・・ うまーい!
「 えーと、カツオ 入りましたー!お待たせしました☆ 」 空いてるときに来られて良かったぁ~。
雑誌の 『東京ウォーカー』の今週号 に大きく載りましたよね。
“行列店グランプリ” とか。
「 そうなんです~。“行列の長い店”ってご紹介いただいて(苦笑) 」
だから今週、いつもよりもっと混むんじゃないかと思ったんですよ。
あ、そろそろシメにしますね。ツブ貝 と、あのお楽しみの カツオ を(笑)。
「 はいっ!、カツオいきます♪それとツブ貝ですねー!
まあ雑誌とかに載っても、最近はそれほど影響は無いかもしれませんねぇ。
やっぱり今は ネット のほうで情報が伝わりますから 」
( ・・・筆者、内心ひそかに微笑 ) そういや、ちょっと前 に 小さいツブ貝 を自分でさばいてみたんですけど、
例の “アブラ” っていうんですか、唾液腺が見つからないのがあって・・・
種類によってはアブラが無いんですかね?
「 え?、ツブ貝だったら普通ありますよ。無いってのは聞いたことないですねぇ 」
( 店長さん )
「 うーん、ふつうは “無いはず無い” と思いますねぇ 」
そうですか。じゃあ、やっぱり私が下手で、見落としてたのかもしれませんねぇ。
そうそう、それとカツオですけど、身が白っぽい “ハガツオ” ってのを 先日 初めて見たんですよ。
カツオもいろいろあるんですね。
「 身が白っぽい・・・ですか!?、へぇ~、こっちでは見ませんねぇ☆
どちらのお店でご覧になりましたか? 」
鹿児島の物産展で、種子島のお寿司屋さんが出店してたんですよ。
ちょっと珍しいかも。
ああ・・・ 美味しかったぁ。満足です!
お勘定、お願いしますね。
「 はい☆、ありがとうございます!!
また来て下さいね。空いてるとき がありますから(笑)
それじゃあ・・・(お勘定)これで 」
( お勘定、アラカルトで好きなものを頼めば5,000円ぐらい?
と思ったら 「 3,885円 」!、
→ これは 「旬のおすすめコース」とほぼ同じ くらい。
なんともリーズナブル♪ )
はい、ごちそうさま♪
( 職人さん、3人とも口々によく通る明るい声で )
「 ありがとうございましたー!! 」
「 ありがとうございましたー!! 」
「 ありがとうございましたー!! 」
============================= それにしても・・・
こうやって書くと、まるで 職人さんが筆者だけを世話していたようですが。
じつは 職人さん1人あたり 5人以上 のお客さんを同時に、こんな調子で笑顔を絶やさず接客してるんですねー。
大行列が絶えない状態でも、常にこの ホスピタリティ を守ってくれるお店なのです、「寿司大」は。
【 備考1 】
筆者は3回目の訪問、それも1年に1度づつで、決して常連客ではありません。
このため、お店の対応も「ふつうの客」に接するときの自然体です。
【 備考2 】
ただし「ふつうの客」といっても、筆者は“粋”とは程遠い「無知で無作法な客」ですので、その点はあしからず☆
【 備考3 】
また筆者は、メモや録音機材を全く使用しておりません。
記事の文章は、極めて信頼性に乏しい筆者の記憶力だけを頼りに書かれております。
このため内容の誤りなど、すべての文責は筆者にある という点、何卒ご了承下さいませ・・・。
過去の当店訪問 → (1)(2)
2007/06/06追記:
「今日のいっぴん」で、abuyasu様が当記事をリンクして下さいました♪
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コメント
うわぁ、どれも美味しそうだけど、特にボタン海老と赤貝に惹かれますねぇ♪
私は『寿司大』まだ未訪ですが、こちらの職人さん達の応対は良さそうなので気持ち良く御食事できそうですね♪
投稿: ちはやまこと | 2007年4月17日 (火) 20時27分
寿司大はまだ未体験です。
アラカルトでこのお値段はやっぱり嬉しいですよね♪
投稿: kuraki | 2007年4月17日 (火) 21時43分
◆ちはやまこと様、
味だけでなく居心地の良さも基準にするなら、私の個人的な
築地ナンバーワンのおすすめ寿司店が「寿司大」です。
そういえば去年も、4月後半に“行列ナシ!”のタイミングに
出会うことができました。ふつうは平日でも30分から1時間
ぐらいの行列は覚悟するほうが良いかと思います。
◆kuraki様、
築地の場内にある寿司店で、行列店として有名なのが
「寿司大」と「大和寿司」ですね。
大きなネタで迫力満点なのが「大和」、こまかい下仕事で
江戸前の妙味を楽しめるのが「大」、という感じでしょうか。
個人的には、ゆっくり楽しむなら「寿司大」、サッと食べて
サッと出るなら「大和寿司」かなと思います。
まあ両店とも、ふだんは行列が長いのですが・・・☆
投稿: つきじろう | 2007年4月17日 (火) 21時57分
朝から握り寿司とは、素敵な朝ご飯ですねぇ~♪
し・か・も
『寿司大』だしぃ~
板さんたちがとってもフレンドリーで丁寧で素敵なお店ですよね☆
ちょうど1年前にお邪魔した時に
忙しい手を止めて写真を撮らせていただいたんです。
素敵なお人柄がつきじろうさんの文章からもにじみ出てくるぅ・・・(涙
投稿: 裕子ママ | 2007年4月17日 (火) 22時09分
こんばんは。私もここが築地のお気に入りナンバー1です。
寿司大には何度行っても飽きませんよね。
味もさることながら接客の良さもこちらの店が
愛される大きな理由でしょうね。
店員さんとのやりとりが目に浮かんできますよ。
3885円てことは3700円に消費税ってことですな。
うにや大トロなどの高級ネタを除けば1貫だいたい
300円か400円なのでお好みで頼んでもそんなに高くないですよね。
投稿: 習志野習志 | 2007年4月17日 (火) 22時14分
いいですね~
でも「おはようございます」ということは朝からですよね、
飲めないじゃないですか(笑
つきじろうさん、1個ずつですか?
投稿: ロレンス | 2007年4月17日 (火) 23時38分
小気味よいやりとりを読んでるとすごく行きたくなりました。
また築地の宿題店が・・・(苦笑
投稿: Con Brio!! | 2007年4月18日 (水) 00時09分
携帯でゆっくり文章読みながら見てました。さすがに5、6千円いったかな、と思いましたが、そんなものですか。びっくりしました。これなら遠慮なく好きなものが食べられますね。
ここは本当に気持ちよく食べさせてくれますね。
投稿: 西一 | 2007年4月18日 (水) 01時47分
◆裕子ママ様、
出勤前に築地でお寿司!、いいですよ~(笑)
ここは「ちょっと写真撮ってもいいですか?」と聞くと、
「どうぞどうぞ!」と笑顔でOKしてくれますね。
めったに寿司店に来ないようなお客さんでも緊張せずに
楽しませてくれる、ステキな職人さんが揃ってますね。
◆習志野習志様、
むふふっ、同じく当店のファンですね☆
習志野習志様の過去記事って、お寿司のチョイスも写真の
美しさも素晴らしいです!
これからもヨロシクです~♪
◆ロレンス様、
私の両隣は観光客グループで、うまそうにお酒を飲んでらして
目の毒でした!!
> つきじろうさん、1個ずつですか?
はい、少食なので・・・(笑)
◆Con Brio!!様、
築地よいとこ、いらっしゃいませ♪
宿題をためずにレッツゴー!!お店えらび、少しでも
こちらの情報が参考になれば幸いです☆
◆西一様、
さきほど習志野習志様も述べておられましたが、トロやウニ
などを頼まなければ低予算でもけっこうアラカルトで楽しめる
お店ですね。接客も素晴らしく、私も「ここは行列が無ければ
絶対に入る!」と決めてます(笑)
投稿: つきじろう | 2007年4月18日 (水) 06時17分
寿司大はいいお店ですよね。
はじめての客に対しても丁寧な対応で好感触ですね。
今度はアラカルトいってみたいです。
でも大和寿司が先かな~。
投稿: くに | 2007年4月18日 (水) 08時07分
わーい、「寿司 大」は私も築地で1番好きなお店です。
かれこれ7回程行きましたが、お好みではまだ食べた事がありません。
といっても、「店長おまかせ」を頼む前に、お燗を飲りながらアレコレ
とつまみながらなので、アラカルトに近いかも。
私は「大」狙いの時は混雑を避けるため、朝4時半頃の1番列車で行きますので、
仕入れ・仕込みが完全に済んでいない事があるのが朝一で行く時の難点です。
ついでながら・・・
昨日八千代で宿題のトンカツを食べてきました。
選んだのはロースカツでしたが、私的には普通でした。
八千代のアジフライを初めて食べた時以上の衝撃を期待していたのですけど。
ただトンカツとケチャップが案外合うのを知ったのは収穫でした。
投稿: 神崎 | 2007年4月18日 (水) 10時31分
「二郎」じゃなくて、「寿司大」をご馳走になりたいんだけど。
投稿: ヒロキエ | 2007年4月18日 (水) 12時15分
うぉぅ、いつにも増して豪華朝ごはん!
と思ったけど意外にもリーズナブルなんですね。
鰆の握り、ものすごくおいしそう…
投稿: けろけろバッタ | 2007年4月18日 (水) 19時03分
◆くに様、
「回らない」お寿司屋さんって、味以前に接客の良し悪しで
差がありすぎて、初めてのお店は不安が多いものですが・・・
このお店は安心して楽しめますよ!と太鼓判を押せますね。
大和寿司の場合、2軒並んでいるうちの向かって右側のお店
(若旦那がいるほう)のほうが落ち着いて食べられるそうです。
◆神崎様、
すでに7回訪問ですか!うらやまし~い♪
しかもお酒つきでツマミも味わっておられるとは、ますます
うらやましいですっっっ☆
八千代のトンカツ、まあ普通ですねぇ(笑)。というか
2年前はラードたっぷりの超ヘビーな油だったので、
「普通になった」と言うべきかもしれません。
「お店の伝統を変えてしまった」という意味では、実は
衝撃的かも・・・☆
◆ヒロキエ様、
このたびはブログ開設1周年おめでとうございます!
理事長編、すばらしい記念企画になりましたね~。
> 「二郎」じゃなくて、「寿司大」をご馳走になりたい
両方ともOKですよー♪(笑)
二郎は例のアレで行くとして、寿司大は行列のない時に
出会えたら、ぜひ一緒に突入しましょう!!
◆けろけろバッタ様、
回転チェーン店は別にして、築地のお寿司は1人前だいたい
セット価格で3500円から4000円弱くらいが目安に
なります。
アラカルトでも今回のお勘定だと、ほんとリーズナブルですね♪
投稿: つきじろう | 2007年4月18日 (水) 19時19分
おいしそう。「寿司大」は接客がとてもいいね。昨年上京した時に1度行っただけですが、もう一軒の行列店と比べるとその良さがよくわかります。
投稿: 志ん朝命 | 2007年4月18日 (水) 22時34分
◆志ん朝命様、
いらっしゃいませ♪ 築地には昨年いらしたのですね。
観光地で、たまたま不愉快な経験をしてしまうと本当に
残念なことになってしまいますが・・・こちらのお店は
ホスピタリティが良いので、楽しい思い出になったことと
思います♪
ほかの行列店も、それぞれに良さがあるなと思いはじめた
ところなので・・・私自身も再訪、再再訪してみたいと
思っております。
築地に限らず、耳寄りグルメ情報があれば、ぜひ教えて
くださいね☆
投稿: つきじろう | 2007年4月18日 (水) 23時10分
もしかしたらですけど、フライ用の油は食材によって変えているのかも
です。
淡白な魚介類はドッシリとした油、トンカツ、メンチなどはアッサリ目の油とか。
先日八千代がトンカツを屋号にしているとか書きましたが、私の勘違いでして、
「暖簾にトンカツと染め抜いているだけあり、自慢の看板商品なのでは」が
私の言いたかったことです。
追伸:鳥藤の前を通りかかったら、「水炊きは4/21で終了」と張ってありました。
食べ収めならお早めに、です。
投稿: 神崎 | 2007年4月19日 (木) 09時05分
◆神崎様、
なるほど!ひょっとしたら食材による使い分けだけでなく、
高温・低温とかも油をそれぞれ別のナベにしてるかも
しれませんね。
屋号については、私も表記ルールを統一できてません(汗)。
「あんこう屋 高はし」の“あんこう屋”などは、いちおう
屋号に含めていいのかな?・・・とか。
それと鳥藤の水炊き!、もう一度食べておきたいですねぇ~。
記事としては、なるべく同一メニューの重複は避けてますが。
でも、やっぱり食べたいものは素直に食うべし!?
投稿: つきじろう | 2007年4月19日 (木) 12時45分