「磯野家」2
訪問日 「 2007/03/16 」 ( その他、最近の過去記事は→ こちら )
昨日の ヒロキエ様による「ジャポネ:マジかよ!理事長ツアー」完結?編 のダメージが大きいため、本日は ボリューム少な目で滋養のある朝食 を・・・
============================== 「磯野家」
中央区築地5-2-1 (10号館・2階)
電話 03-3541-7953
営業時間: 07:00~16:00
休業日: 日曜・祝日・休市日
過去の訪問記事(アジフライ)は こちら。
築地流 “一膳めし屋” ここにあり☆
カキめし、味噌汁(計630円)
築地市場の正門から最も近い10号館の2階。
客層や雰囲気は「東卸食堂」と同じく、筆者が好む “市場のオジサンたちの雰囲気が満点!” のお店。
どちらも、和食と中華の大衆食堂の定番メニューをほとんど注文できる。
違う点としては 「東卸食堂」は店内ひろびろ、食券+セルフサービス なのに対し、こちらの 「磯野家」は店内が折れ曲がっていて少し狭く、注文はテーブルで受けて店員さんが料理を運んでくれる、ということ。
両店とも 観光客受けする余計なものは一切なく、プロの仕事場を支える食堂の正しい姿!といった心地よさ を感じる。
※ ただし土曜日など、同じ経営で1階にある「磯寿司」が満席になると、お客をこちらの2階に入れて寿司をデリバリーすることも多いらしい。
今日のオーダーは季節メニューの「カキめし」。
手書きのメニューボードによれば、麺類との組み合わせで頼むのがオススメ らしい。
しかしながら今朝の筆者は昨日の(以下略
・・・ってことで、組み合わせオーダーは味噌汁のみ。
ダシをきかせた牡蠣の炊き込みごはんで、茶色っぽい外見から予想するほど醤油味は強くない。
江戸時代からの 古き佳き “一膳めし屋” を彷彿とさせるビジュアル。
こういう、ちょっと侘しげな雰囲気も筆者は好き なので、けっこう楽しい(笑)。
お店のささやかな プライド だろうか、きちんと並べられた3個のカキ・・・。
上にのせた ユズの香り が嬉しい。
( できれば三つ葉も欲しいが☆ )
味の評価は、まあ正直なところ小学校時代の給食を思い出すような・・・という表現が近いと思う。
炊きたてではないので、まとめて炊いたあと少し時間をおいたお弁当のような食感になるのは仕方のないところ。
米もカキも、決してA級の品物ではないのだが値段もそれなりに安い。写真ではカキが3個だが中のほうに2個が埋まっていて、計5個。
ともあれ、筆者の個人的嗜好による満足度が高いのです♪、ここは。
→ その次の訪問記事は こちら!
( カツカレー&ラーメン )
< 余談 > “一膳めし屋” のウンチク については、こちら を読んでみると面白い。
( 引用 )
> ●一膳めし屋の繁盛●
> 京都の「賎人ノ食」だった「一ぜんめし」は、約二世紀のあいだに、
> 花のお江戸の立派な店の売り物になってしまった。そこに「一膳めし
> 文化」のひろがりと成立がみてとれる。
( 引用ここまで )
この週末の読み物が決まっていない御仁には、こちら の目次ページから通読するのも一興かと・・・♪
( 引用 )
> ようするに、七〇年代以後の華やかなグルメ・食文化ブームは、
> エサの心配がない生簀の魚にはグルメも文化もあるが、川や海で
> 生きている魚にはグルメや文化はない、という理屈なのである。
> これを「生簀文化論」と呼ぼう。
> この生簀文化論の特徴は、生簀がなくても生存はあるし、生存が
> あれば、そこにグルメも文化もある、というところは考えないのである。
> 大衆食堂は生簀の外である。
( 引用ここまで )
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