お料理メモ: ホウボウ、ヒゲダラ、ほか
土曜の朝、友人との築地散歩。
「ル・パン」で土曜限定(?)の チェリーパイ を購入。うめえっす。
→ 同店の記事にも追記。
そのあと「JF長崎漁連 東京直売所」でお買い物。
おや?、やけにスタッフが多い。研修ですか。がんばってますねえ。
で・・・本日のお買い上げ(その1)。
ホウボウ。( リンク: ぼうずコンニャク様 ) 800円。 大きさの目安にと、単三の乾電池を置いてみた。
コチやハッカクの仲間 らしく、コチの場合は 魚の扱いに慣れた魯様でさえ、お店の人から「こいつは厄介だから(店で)おろしてもらえ」と助言されるほどの難物☆
だいじょうぶかいな。ひえぇぇ・・・。
魯様の記事の忠告に従い、シャコシャコと包丁を研いで、いざ挑戦!
魚体が丸っこいので、なるほど横に寝かせて三枚におろすのは無理。
頭を落としてハラワタを抜き、腹側から包丁を入れて・・・こんな感じかな。
腹骨は大きく湾曲しているのだが、指先でさぐりつつ、骨抜きピンセットでエイヤッと抜いてみる。ちと腹側の身が傷んでしまったけど・・・☆
さて刺身は・・・美味しい♪
ただし、けっこう“上級者向けの味”でしょうかね。
「 おまえさん、この味がわかるのかい? 」 と。
筆者の味覚レベルでは、「なんとなく美味しいけど、よくわかんない」ってのが正直な感想っす。申し訳なし☆
しかぁし!、頭とアラで作る“潮汁”は非常に美味しい!とのこと。
このあと自分でも作って味わってみる予定・・・むふふ。
続いて、本日のお買い上げ・・・その2。
ヨロイイタチウオ(通称“ヒゲダラ”)。1,500円 → 昼ごろの店頭では2割引き。
漫画『築地魚河岸三代目』で、
「これなら“タラチリより美味しいタラチリ”ができる」
・・・として描かれていた魚。これは期待大!
それと、ぼうずコンニャク様の解説(上掲リンク)によれば、昆布締めが絶品らしい。
「そのままの刺身は“まずい部類”に入るが、(中略)昆布締めにするとヒラメやコチを遥かに凌駕する味わい」 とのこと。
ますます楽しみ楽しみっっっ☆
頭を落としてみると・・・うわ!、腹膜が真っ黒。本当のタラもこんな感じなのかな?
タラといえば、今は無き「玉川」の銀ダラは本当に美味しかったよなぁ~。
「包丁で切る」というより、「手で引っぱがす」という作業のほうが多い感じ。
骨が硬いくせに身が柔らかいタイプなので、さばくのは少し面倒っぽい・・・。
しばらく塩をして酢水で洗って、昆布で締める!
これは一晩寝かせてからのお楽しみ。
うぅ~、間違いなく朝から一杯やっちまいそうだわ☆
それと、“鍋”は期待を裏切らぬ絶品♪
ヒゲダラ、地味な魚だけど知らなきゃ損!と思える味わいでした~☆
その他、ついでだから 先日の記事 に追記など。 メダイ( 左の写真の下。約1キロ?、800円 )
安くて大きくて食べごたえがありそう(笑)。
味噌漬けが有名な魚だが、新鮮なら刺身でもイケる、とのこと。
→ 追記メモ: 骨が柔らかく、さばきやすい。身はイナダのような脂があり、うまい。わかりやすい美味しさというべきか。ブリのような力強く繊細さをあわせもつ味には及ばないが、悪くない。鍋にすると、ほどよく脂がスープに溶けて美味しい!
メジナ( 同写真の上。350円 )
「市場では雑魚扱い」とのことだが、なるほど安い。
しかし現在の旬の時期なら磯臭さも少なく、刺身やポワレも非常にうまい!とのことで期待大。
→ 追記メモ: いかにも“磯の魚”っぽく、ウロコも骨もしっかりしていて刺身用におろすのは面倒。塩焼きにして丸かじりするのが正解という気がする。皮目に脂があってうまい。 カワハギ(500円)
冬の旬には、ぜひ食べておきたいのがコレ!
キモをあえた醤油で刺身を・・・と想像しただけでタマリマセン♪
なお、この解説(リンク先)にあるぼうずコンニャク様の「関西のデパートは・・・」という追記文は興味深い。 → 追記メモ: ほんとうに面白いほど簡単に皮がむける。残念ながら肝は小さかった。
刺身は美味しい!・・・しかし、さばくとき外側の皮だけでなく内側の白い薄皮もむかないと食べにくいので、ちと失敗☆
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コメント
トップの写真は、おおっ、遂にカキチが顔出しか?と一瞬、ドキッとしました。
私がイタリアンで見せられた調理前のホウボウは、色が黒かったなぁ。
しっかし、tsukijigoさんの包丁さばきは見事なものですね。
「浅田水産」にある、全ての魚介類をさばく!
という新企画はいかがでしょう?
投稿: ヒロキエ | 2007年2月11日 (日) 09時54分
◆ヒロキエ様、
> 遂にカキチが顔出しか?
そのコメント、ちょっと予想してました・・・☆
ホウボウの画像を検索すると、体色は赤も黒も
ありますね。一般に成魚が赤、幼魚が黒のようで。
浅田水産に限らず、好奇心をそそられる魚は積極的に
さばいて食べてみたいです♪
投稿: tsukijigo | 2007年2月11日 (日) 18時30分
予想してたと言うことは、あなたも同じふうに思ったってことね(笑)
カキチに伝えときます。
お魚買出しは、浅田水産でなければなりません。
あなたには例の使命があるからね(^^)
投稿: ヒロキエ | 2007年2月11日 (日) 18時55分
> 遂にカキチが顔出しか?
お口の辺りが・・・・少し
tsukijigoさんのさばいたお魚は、組み立て式のフィギュアを分解したみたいに見えますね。
この一番上の子は、水槽で飼ってたら可愛いかも・・・・・。
投稿: 早坂 | 2007年2月11日 (日) 18時56分
◆ヒロキエ様、
ヒロキエ様の漫画に描かれた人物は、それを見た瞬間から
自己パロディ化を始める傾向があるようです・・・☆
それと、浅田水産のハードルは高いです(汗)。
◆早坂様、
> 一番上の子は、水槽で飼ってたら可愛いかも
よろしければ、肩にのせて自転車でお散歩とか♪
投稿: tsukijigo | 2007年2月11日 (日) 21時40分
本当に何でも捌いてしまえるところがすごいです。
ホウボウ、やはり上級者向けの味なのですね。先日の「たけの」ではあまり良さがわかりませんでした。
なので、潮汁が気になります。
浅田水産、他の方にお任せなのですよね。
投稿: 西新橋一時勤務 | 2007年2月12日 (月) 02時05分
◆西新橋一時勤務様、
魚の捌き方、まだまだ“自分が食べるなら許せるけど”と
いうレベルなので、修練の道は長そうです。でも楽しい♪
ホウボウを「たけの」で食べた件、やはりご記憶でしたか。
今回、ヒゲダラの昆布締めは本当に爆発的なウマさで
感激しましたよ~。やっぱり朝から飲んでしまった☆
浅田水産、そうです“あの人”におまかせです(笑)。
投稿: tsukijigo | 2007年2月12日 (月) 06時56分
確かホウボウは小骨が身にしっかり付いていて抜くのに
苦労したような気がします。2,3本抜いて駄目そうな時は
時間も勿体ないしね、苦闘して身をいためてもつまらないので
バッサリ切り落としちゃいます、私は。骨の所はアラ汁でも
いいし、量があればアラ煮にします。
でもコチに比べたらホウボウはずっと楽ですよ。コチはとにかく
皮をむくのが大変です。思うにあれは3枚におろしてはいけないの
だと思います。背中の皮一枚を残して腹開きにし、そこからくるんと
身を回しながら皮を剥げは・・・ってそんな簡単には行かないかぁ。
それはともかくホウボウですが、これに限らず白身でしかも脂の
のる魚は味の個体差が大きいように思います。この時のホウボウは
誰が食べても「美味しい!」っていう感じでしたよ。
http://blog.goo.ne.jp/lophius_2005/e/859175651ac64e24f2419b5715d847c4
投稿: ろ | 2007年2月12日 (月) 13時21分
◆ろ様、
呼び出してしまったようでスミマセン・・・(笑)
確かにホウボウは、ちょっと腹開きのコツをつかめば
苦労せずにさばけますね。大名開きならもっと楽ですが
それだと身のロスが大きいので、もったいないです。
そちらの過去記事!、なつかしいですねー。じつは
その記事で「キレイな胸ビレだなぁ」と思ったのが、
ホウボウを買ってみたいという動機になったんです。
投稿: tsukijigo | 2007年2月12日 (月) 17時00分
ホウボウの仲間は胸鰭が綺麗ですよねぇ。
あと、魚をおろす時は私の場合、大名開きにしてしまうことの
方が多いです。どうせ中落ちも何かに使うので。
そうそう、マグロなんかでも上手な人の手にかかると中落ちが殆ど取れないのだそうです。
投稿: ろ | 2007年2月12日 (月) 22時28分
◆ろ様、
> どうせ中落ちも何かに使うので
それもそうですねー。しかし私、貧乏性なので(笑)。
> 上手な人の手にかかると中落ちが殆ど取れない
ふむふむ。よっちゃんの“逆太刀になると云々”という
記事もありましたね。あ、これこれ。
http://www.uogashiyarou.co.jp/gohan/2006/10/post_150.html
「骨ギリギリに太刀入れができてるのが、プロの仕事だ」
ですって。
余談ですが無駄を出さないという話では、うちの親族が
戦時中、よその家で食事の支度を手伝うとき野菜の皮を
薄~く薄~くむいていたら、「野菜の皮は豚に食べさせる
ので、もうちょっと分厚くしてやって下さい」と言われた
・・・というエピソードを思い出しました。
投稿: tsukijigo | 2007年2月13日 (火) 06時17分