「虎杖 南店」

「虎杖 南店」【地図】
（ いたどり みなみみせ ）
　
住所　中央区築地6丁目29-9
電話　03-5565-5769
営業　10:00～15:00L.O.
休業　日曜
　
★追記： 残念ながら、
ラーメンをやめて海鮮丼のお店になりました。

（ 2006年12月現在は“プレオープン”期間中のため随時変更あり）

掲載日 「 2006/12/26 」

特製柚子らーめん（650円）

＜ 筆者の感想まとめ ＞
ひとつひとつの要素は上質だけど、スープが全体の個性をまとめておらず、バラバラ。
特に 今回のは「試作品」としてエビ風味が突出しすぎ。。。
今後に期待☆

雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、ターレットも 傘差し運転。
いよっ☆、その調子で正月には 染之助 やってくれぇい♪

　
冷た～い雨の築地 にて。。。。

本日は、当ブログにもコメントを書き込んで下さる ちはやまこと様 と築地へ♪

まずは「江戸川」で腹ごしらえ。

「タラ煮」、「ヤリイカ煮」、「サトイモ煮」。
煮物トリオに、定番の「まぐろブツ」。
甘辛くて濃いめの醤油味 が、アツアツでプリプリの煮魚・煮イカにぴったり！
まぐろブツも大当たりのウマさ♪　
　

それから場外に出て「長谷川」で買い物をすませ、プレオープン中の「虎杖 南店」へ。
ここは新店だが、もともとは筆者も一度は行っておくべきかと思っていた２４時間営業ラーメン店「魚がしラーメン」が閉店し、そのあとに「虎杖」グループが初めてラーメン専門店をオープンさせたもの。
（ 勝手に参考リンクで失礼☆→ 55aiai様「じぶん日記」）

今朝はスタッフのうち風邪で寝込んだ人がいるそうで、「申し訳ありません・・・」と、定刻の１０時より１５分ほど遅れて開店。

入口のほかに壁一面も大きなガラス窓で店内は明るく、中の様子がよく見えるので女性客なども入りやすいだろう。
　
内装は、おそらく「魚がしラーメン」のあと“いまどき風”のラーメン店として全面改装していると思われ、塗りたて状態。
　
　
　
　
厨房もピカピカ。
なにやら 自動システム式の麺ゆで機 のほか、奥をのぞかせてもらうと 業務用のＩＨヒーター（電磁調理器） が目をひく。
　
　
　

ラーメン店の象徴とも言うべき寸胴鍋も、大型のＩＨ調理器に載っている。安全で、掃除も楽で、なにより夏場のキッチンが灼熱地獄にならずに済むというメリットがありそうだ。

店内では営業開始前から近所のお店の人がラーメンを５杯ほど「テイクアウト待ち」しており、丼にラップをかけてお盆に載せて持ち出して行った。

ラーメンを注文してから「ニンニク入れますか？」と聞かれ、一瞬「ラーメン二郎」と「大山」を思い出した。
　
すりおろしニンニクを客席の卓上に置くとニオイがきついので、客の注文を聞いて厨房で入れてから提供するようにしている、とのこと。

待つこと１０分ほどでラーメン登場。とにかく今日は寒いので、温かいのが嬉しい♪

今日は エビ油の香りを突出させた試作バージョン のようで、事前にネット情報で拝見したような「ゆずの香りに柚子胡椒の風味」は控えめ になり、かわりに 強烈な海老の風味が全面展開 している。
（ 香りのインパクトは「大山」のエビ塩そばを思い出させる ）

麺とスープに共通するのは“良い素材を磨き上げているな”と感じさせること。ひとつひとつの要素は確かに美味しい。

ただし今回のは エビ風味が強すぎて、肌のきれいな色白美人に無理やり単色系の厚化粧を塗りたくって台無しにした ような印象があった。

個性の強さのわりに完成度が低く、やはり「試行錯誤中」として理解するしかないかなぁ。

スープは塩ラーメンと言いつつ、けっこうコッテリ感もある。
とにかく一口目はスープ全面がエビ風味に塗りつぶされており、ベースの動物系などのダシや柚子などの要素は、ほとんどわからない。

食べすすむにつれて柚子胡椒の刺激が広がってくる。胡椒の粒は丼の底に沈んでいたようで、最後ちょっと胡椒味がキツめになった。

柚子の皮も入っているが、全面的に油に覆われて香りが封じられてしまった模様。

中太の縮れ麺 はモチモチ感が満点♪
二郎などの全粒粉のような小麦の味とは違って、きれいに精白した小麦の味 がする。（ 注： 二郎の麺が全粒粉かどうかは知りませんが ）

具材の薄切り豚ロース肉は、一般的なチャーシューにくらべると食べごたえが無いので満足度が低い。かなり違和感もあるが、もうちょっと量を増やして味に慣れれば好きになれるかな？
水菜の彩りはキレイだが、もともと弱い素材なのでスープに散らす程度では力不足。

半熟玉子とメンマ は雑味をとことん排除することだけに集中した？ようで、確かに干物臭や硫黄臭は皆無なのだが、拍子抜けするほど個性が無い。
特にメンマは量が多いだけに、サービス精神が空回りっぽく感じる。

そんなわけでエビ風味の塩ラーメンとしては、「大山」などの完成度には及ぶべくもない。。。

で、今後に期待！

なお筆者は時間切れ（午後から仕事）なので本日はココまでだったが・・・

ちはやまこと様は、なにやら「カキタベ！、カキタベ！」とつぶやきながら・・・どこへ行ったのかなぁ？（笑）

→ その後の再訪記事は こちら！