番外・京都 一乗寺:「ラーメン荘 夢を語れ(ラーメン二郎系・マルジ系)」、「天天有(京都ラーメンの有名店)」
訪問日 「 2006/11/25 」
2007/04/22追記: 最近、こちらの店名での検索アクセスが多いと思ったところ、○jirou様から「当店がテレビの人気番組で紹介された影響かも」との情報をいただきました。○jirou様、情報ありがとうございました!
<ご参考> 某番組のYouTube動画:
http://www.youtube.com/watch?v=SWPptaQqaVc
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今週は「ジャポ一会」にゲストとして Kisako様が誘って下さった のだけど、大変申し訳ないことに個人的事情により欠席(涙)。
そして仕事も休んで大阪で所用を済ませ、さあ東京にもどるぞ~、という土曜日。
じつは本日も都内某所で宴会のお誘いがあったのだが、これまた合流は間に合いそうもなく。。。思案の末に、帰路は京都で途中下車。気になるお店に行ってみた。 「 ラーメン荘
夢を語れ 」
京都市左京区一乗寺西杉ノ宮町48-1
【 地図 】
電話 075-724-5995
営業 平日18時~24時、
日曜日11時~17時
定休日 月曜、第一火曜
すでにジロリアンには説明不要だが、マルジ系の店長さんが 二郎系では関西初 の出店を果たしたもの。
それも、京都では名店として名高い「天天有」の隣に。。。!
夕闇の迫る午後5時15分ごろ、まだ客らしき人影は無し。
店内から漏れるおなじみの”二郎臭”は、三田本店のような甘さと違って醤油のコクが感じられるもの。。。( じゅるっ☆ )
近くのコンビニなどで時間をつぶしてから店頭に戻ると、6時10分前ごろから開店待ちの列ができ始めた。
この週末は飛び石連休なので、関東から“遠征”してくるジロリアンも多いかと思いきや・・・
6時の開店までに並んだのは、いずれも京都人らしきカップル2組と学生3人連れ、それに先頭の筆者を含めて計8人。
食券の種類は「小ラーメン(200g)」と「ラーメン(300g)」、それと、それぞれに豚を追加する「ぶたラーメン」 。
( 食券に「大ラーメン」が無いのは、もしかすると客を徐々に慣れさせてから登場させようという、近い将来への布石か!? ) 筆者はマルジに行ったことが無いので初めて拝見したが、店主は小柄な好青年で、接客担当の女性も若く、お二人とも非常に優しげで印象が良い。
携帯電話から動画を見る場合は、ここをクリック! カウンターは段差が小さく、客が使用する手前側が広い構造。
そのカウンター上には調味料も何も無く( 注:調味料は持ち込み自由!)、割り箸も食券機の横にまとめて置いてあるのを客が自分で取ってくる。
さて、いよいよ「ぶたラーメン(800円)」とご対面♪
味の特徴を簡単に表現すると、(たぶんマルジを基準にすると表現しやすいのだろうが、あいにく筆者は未食なので。。。)
「全体の量は目黒の小豚ぐらいで、ジロリアンなら楽に完食できる」
「スープは二郎の本流とライト系の中間ぐらいで、インパクトは十分あるが、二郎に慣れていない人でもハマりやすい味」 「麺とチャーシューの食感は、二郎の本流そのままで、非常に食べごたえのある太さ・厚さ」
「麺は小麦の風味が豊かで旨い!
食感は神田神保町をもうちょっと柔らかめにした程度で、堀切系のような“ボキボキ感”は無い」
( ちぢれ麺のようにも見えるが、もしかすると製麺機の切り歯を手打ち風の
不揃い仕上がりタイプにしているのでは?、とも思える ) 「ニンニクは本流系と同じ、刻みニンニク。野菜はモヤシとキャベツでモヤシが多めだが、ちょっと大きめに切られたキャベツも存在を主張している」
ああ、うまかった。。。♪
( 例によってスープは飲み干さない筆者。丼のむこうがわにあるポリ袋は後述の「お持ち帰りチャーシュー」 )
このインパクトで、この食べやすさ!
思うに、ここの店主は二郎系に初めて遭遇する客を、
最短コースで中毒的リピーターにするのに最適な設定 を考えぬいて、この店の味を決めたのではなかろうか(笑)
< 追記 >
なお今回、筆者が当店訪問を決めたのは、ブログ「ポンポン山生活+スノーボード+天下一品」を書いておられる horizon999 様の記事 を拝見したのが決め手だったのだが・・・なんと、このとき隣席に座っておられたのが、その horizon様 ご本人だった!とのこと。( → コメント頂戴しました♪ )
【 さらに追記: 大変残念ながら、「ポンポン山生活+スノーボード+天下一品」は2007年の春、ブログ運営を終了なさいました。当記事のご縁で、その後も親切に接して下さった horizon999 様に、深く感謝いたします。またどこかでお会いできると良いですね! 】
また、豚らーめんの食券を出すとき、同時に土曜・日曜限定で販売される「持ち帰り豚(900円)」の食券を示すと、店主が「バラと腕、どちらにしますか?」と尋ねてきて、しかも2種類とも商品を2個づつ持ってきて好きなほうを選ばせてくれた。
こういう気づかいは、じつに嬉しい。ちなみに筆者はバラと腕を1個づつ購入☆
どちらも500gで、真空パック。
冷蔵庫で1週間の賞味期限。
一人で食べるには、ちと多いな・・・。
だれか、ご一緒に味見しませんか?
続いて、お隣にもハシゴしてみた。 「天天有」 ( 冒頭の写真、向かって左のお店 )
といっても開店時刻が「夢を語れ」より1時間遅い夜7時なので、ふたたび時間つぶしが必要だったが。。。
6時40分ごろから開店待ちの客が集まり始め、7時前には10人弱。家族連れも。 並んでいると中から店員さんが出てきてメニューを配り、先に数人分の注文をとっていった。そして7時ちょっと前にオープン。
店内はカウンター席のほか、その背後に6人がけのテーブル席が1組と、小上がりの座敷テーブル席も(6人がけ×2組)。
さて、基本の「中華そば(550円)」。
全体として、いかにも京都風こってりラーメンの上質さを伺わせる味。
特に、乳化のお手本のようなスープはポタージュに近い舌ざわり。
塩の効かせ方も見事なもの。
ただし、麺をかみしめたあとに少しカンスイ臭が気になったのは残念。。。☆
なおネットの情報を見ると、このお店は味が落ちた、いや落ちてない、といった評価の変動が激しい模様。まあ、それだけ注目度が高いということなのだろうけど。
ごちそうさま♪、と言うと、並んでいる姿を見ていたらしい接客担当の女性がお勘定をしつつ「まぁ本当に長いこと待っていただいて、申し訳ございませんで・・・!」と、こちらが恐縮するほど丁寧に謝られてしまった。
なお今回の2軒ハシゴ、二郎だったら神田神保町店で「小豚」を食べられる人なら問題なくオススメできる量でした♪ < 追記1 > この一乗寺という町は、京都駅から行こうとすると乗り継ぎが多くて苦労する。
最短時間とされる経路でも乗り換えが3回あり、乗り継ぎ移動と待ち時間で結構な追加時間が必要になる。
< 追記2 > どうでもいい私事ながら・・・この3日間、気がつけばアルコールを1滴も飲んでいなかった。
のんべえを自任する筆者としては珍しいことである☆
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コメント
最近、「二郎」系をめっきり食べなくなったなぁ。
「天天有」はたぶん好きなタイプなので一度、食べてみたいッス。
一乗寺って、そんなに行きにくい駅なのかぁ。
よく行ったねぇ、tsukijigoさんは。
さすが「連食王」だね。根性が違うわぁ。
投稿: ヒロキエ | 2006年11月26日 (日) 11時00分
ヒロキエさま、
魔女鍋のようなゴッタ煮を思わせる“混沌”イメージの
二郎に対して、よくできた京都風こってりラーメンてのは
上から下まで乳化完璧で“均質”だなーと感心します。
京都式に慣れた人は、二郎系のスープを上からすすると
上はアブラばかりなので「味が薄い、ダシが無い」と
思うかも。開店当初、この誤解?で叩かれたようですねぇ。
http://d.hatena.ne.jp/menmenmen/20061023
だから二郎好きとしては、こちらの方のように断固として
反論したくなる気持ちもわかります(笑)
http://blog.livedoor.jp/haruo_chan/archives/50645077.html
投稿: tsukijigo | 2006年11月26日 (日) 11時36分
tsukijigoさま
リンクしていただきありがとうございます。
土曜日のパーティも事前にメニュー考えて作ってたのに
残念でしたね。
「ラーメン荘 夢を語れ」ってお店の名前なんですね。
ぶたラーメンのビジュアルすごいですね。
私は食べられそうにないですが。
持ち帰り豚があって2種類あるというのも素敵な店ですね。
大阪に急遽帰ることになっても、しっかりネタ拾ってくるあたり
さすがグルメブロガーさんです(^^)
投稿: Kisako | 2006年11月26日 (日) 12時13分
うわぁぁぁぁ!!羨ましいー。
僕も行ければ行きたいんですけど。。
マルジ大好きです。ほんと旨いですよ。
投稿: くに | 2006年11月26日 (日) 12時28分
Kisako様、
先日は本当に合流したかったのですが・・・☆
皆様のパーティーメニューを写真で拝見して「食べたい!、
ぜひマネしたい!」と悶絶状態になっておりました(笑)
会場の吾郎閣、いろいろお世話になる機会も多いので
今後また別の機会も期待できそうですネ!?
投稿: tsukijigo | 2006年11月26日 (日) 12時30分
くに様、
とりあえず近日中に、比較検証のためマルジも訪問して
みようと思います♪
隣同士で京都ラーメンと食べ比べてみると、つくづく二郎は
「ラーメン」というより「極太麺と肉のアブラ煮込み料理」
って感じで、別ジャンルの食べ物だな~と思います。
チャーシュー、こんどの家二郎にいかがですか?(笑)
投稿: tsukijigo | 2006年11月26日 (日) 12時35分
おはよう、tsukijigo君。先日の月島吾郎閣パーティで君のナイスな料理を楽しみにしていたんです、お会いできずに残念でした。しかし、さすが大食いブロガーですねえ。まさに「転んでもただでは食わず(?)」とでも言うべき根性です。優柔不断なヒロカズ君に見習わせたいとです、じゃなくて、です。ところで、次回の君の使命だが、「2ヶ月以内に月島吾郎閣で謎のお食事パーティのメインシェフを務める」ことだっぴー。それでは、いつものとおり詳細別途でよろしく=36。
投稿: 評論家です。。 | 2006年11月27日 (月) 07時45分
評論家です。。様、了解です(名誉挽回!)
2ヶ月以内ってぇと、忘年会か新年会あたりですかねー。
年末の築地市場は殺人的な混雑になるので、できれば
年明けのほうがいいかも、です☆
投稿: tsukijogo | 2006年11月27日 (月) 08時21分
はじめまして25日「ラーメン荘 夢を語れ」で隣の席に座っていた者です。”京都人カップル”ではなく実は”大阪の中年夫婦”なのです^^;)。同行者も四捨五入すれば40歳です。熱心に店内を撮影されておりましたので、関東のブロガーの方かな?と思いましたら、やはりそうでした!
私は25日で5回目の「夢を語れ」訪問になりますが、回を重ねるに連れて味が完成していくような気がします。何度食べても飽きない味はすばらしいと思いました。
お土産の豚肉2本、いかがでしたか?私も先週買って美味しかったので、再び買ってかえりました。初めてここの豚肉を食べたとき、あまりのやわらかさに驚きました。
「夢を語れ」を出て駐車場に車を取りに行き、また店の前を通り過ぎますと、天天有の前で並んでいらっしゃいましたね(バッグでtsukijogo様と分かりました。)。300gのブタラーメンを食べた後に、ラーメン屋を”ハシゴ”されるとは驚きました!まさかフードファイターの方なのでしょうか・・・。
では失礼致します^^)。
投稿: horizon | 2006年11月29日 (水) 12時17分
horizon様、はじめまして。
なんと、あの「ポンポン山生活+スノーボード+天下一品」を
書いておられる方でしたか!
“京都人カップル”などと誤認しまして申し訳ございません(笑)
じつは今回の訪問、直前の情報集めで最も頼りになったのが
horizon様の過去記事でした。
おかげさまで、ほんとに美味しいお店をまたひとつ知ることが
できました。ありがとうございます!
2軒目に並んでいるところも見られていたとは、お恥ずかしい☆
つい連食してしまうのは“ジロリアン”の悪癖でして。。。
ともあれ、私も大阪出身でときどき帰省しますので、その際の
食べ歩きなどは、ぜひ!、horizon様の記事を参考にさせて
下さい。
のちほど、そちらのコメント欄にもお邪魔しますのでよろしく
お願い致します♪
P.S. おみやげに買った豚、週末にたっぷり味わおうと楽しみに
しています。まだ開けていないボジョレーヌーボーもあるので...
投稿: tsukijigo | 2006年11月29日 (水) 13時06分
京都にマルジ系、進出ですか!
先回、神田の神保町の二郎の前を通りかかって列なすジロリアンとやらをハツ見物。道が狭いのでクルマが通れるように全員壁に張り付いておられました。とても真面目そうな30代くらいまでの男性ばかりでした。
写真で見た感じでは京都のほうが食べやすそうですね。ラーメン鉢の口の辺りの微妙な曲線が、チャーシューのすざましさにキレを与えてますもの。麺とスープはワタクシ好みと見ました。食べ切れなかったチャーシュー、お持ち帰りサービスとかって、ないのかしら・・・・・。
投稿: 早坂 | 2006年11月29日 (水) 15時19分
早坂さま、
なんと、すでに都内の二郎も視察済みでしたか!
二郎の「豚」お持ち帰り、じつは私も時々やってます(笑)。
袋とラップを持参して、食べながらさりげなく(?)
ササッとカバンの中へ・・・☆
京都のお店はパック済みのテイクアウト商品があるので
嬉しいですね~。もちろんラーメンも絶品ですよ♪
それにしても丼のデザインまで観察とは、さすがです☆
投稿: tsukijigo | 2006年11月29日 (水) 18時29分
はじめまして!画像も美しく、わかりやすい文章で楽しめました。年末、大阪へ帰省した折、『ラーメン荘夢を語れ』訪問したくなりました。
それにしても、↑夢を語れ関連の上記リンク先の、ストーリーを時系列で読んでみますと、とても味わい深いですね(笑)
例えが悪いですが、 命よりも大切なもの を侮辱されたのに
謝罪が無く云々・・の ローマ法王とトルコ人の如し。
でも、京都の法王様が、今度は尾張名古屋へ遠征との噂!
一乗寺の変に続く新たな火種とならねば良いですね。(大爆笑)
投稿: ○jirou | 2006年11月30日 (木) 16時56分
○jirou様、はじめまして。
コメントありがとうございます。ふだん自信が無いまま載せている
写真や文章をほめていただくと、嬉しくてたまりません(笑)
私自身の感想は、やはり二郎の好きな人ならオススメできるお店!
というものです。
しかし上掲リンクで批判なさっている方も、二郎を知ったうえで
繰り返し訪問して書いておられるので、それなりに根拠と自信のある
感想だろうな、とは思います。じっさい、開店直後で味のブレが
ひどい時だったのかもしれません。
なお同氏の最新記事によれば、名古屋遠征の帰りにわざわざ
「夢を語れ」まで行って豚を買ったとのこと。
( なーんだ、けっこう気に入ってるじゃん☆ 笑 )
もしかして、ラーメンを食べずに豚だけ買ったのかな?という
点は気になりますが・・・☆
投稿: tsukijigo | 2006年11月30日 (木) 18時30分
実家の近所では無いデスカー!!!!!でも「夢」は知らん
ですな、新しく出来たのかしら??あのへんはラーメン激戦区
なので大学行ってたときは「ラーメン食べに行こう」では無く
「○○(<店名)食べに行こう」でした。
個人的には天一本店、ますたにがラブ。滋賀に行ってしまった
山さんはマイベストでした。ラボの連中には天宝、高安が人気
やったですがワタシはあんまり……orz
うわー行きたいー!実家帰ったら食べに行こうー
投稿: 巽 | 2006年12月 4日 (月) 13時41分
巽さま、おひさしぶりです♪
日本の冬は、青空の日も多くて快適ではないでしょうか?
一乗寺のラーメン激戦区、ご実家のお近くでしたか。
「夢~」は今年10月にオープンしたそうです。
“小ラーメン”なら標準的なラーメンの「大盛り」くらいの
量になると思います。そして味は、決して「ライト系の二郎」
ではなく、本家本元に近いハードなインパクトで強烈です。
これが合わない人は全くダメでしょうが、ハマる人は本当に
ハマってしまって大変ですよ(笑)
あと、お隣の「天天有」も美味しいですね。ちょっとばかり
麺のカンスイ臭さが気になりましたが、それ以外の点では
模範的な京都風こってりラーメンだと思います。
ともあれ、帰省の楽しみが増えましたネ♪
よければ巽さまのブログで訪問記を。。。!
投稿: tsukijigo | 2006年12月 4日 (月) 18時14分