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番外「ふく佳・柳屋」(五反田)

7 「ふく佳(ふくよし)・柳屋」

場所など詳細は、お店のHPで。
・・・しかし地図しか出てないのだけど(笑)



訪問日「 2006/06/07 」

築地ネタなどで何かとお世話になっており、最近ではブログの“パクられ仲間”(笑)にもなってしまった魯様からのお誘いで。。。

築地のプロも舌を巻くほど魚の目利きに強い魯様が気に入って、ご結婚の際の宴席にも使われたという当店で、今宵はゴージャスに“ふぐ”っっっ♪

( なお「冬じゃなくて6月にフグ!?」と思われるかもしれないが・・・、この時期に当店が使っている北海道のフグが素晴らしいことは、ネットで少し検索すれば情報がたくさん出ている )

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今回の魯様は、以前から懇意にしておられる築地市場・場内のマグロ屋さんのご主人“よっちゃん”と飲むことになり、「一緒にどうですか」と筆者にも声をかけて下さったもの(感謝!)

ただし・・・うーん☆(滝汗)

毎度ながら筆者の性格はかなりお粗末で、あちこちで粗相だの失言だの、それこそキリが無いほど過去には恥ずかしいことだらけなのだけど・・・

じつは以前、今回のご主人にも大変失礼なことを申し上げてしまい、とにかく機会があれば深くお詫びしなければ!、と心に決めていたのでございます。(懺悔モード)
P1010609

いざ、初めてお会いしたご主人は、ブログご著書で拝見した通り・・・というか、そのまんま!の江戸っ子パワー炸裂、快活で歯切れのいいしゃべりかたをする方で、筆者のお詫びを「そ~んなの、気にすることないですってば!」と豪快に笑いとばして下さった。

( 以下の文中ではご寛恕に甘えさせていただき、ご主人のことはネットでも通りの良い“よっちゃん”と書かせていただきます )

まもなく魯様も来店され、さっそくビールで乾杯して前菜の盛り合わせに箸をつける。

「おおっ!こりゃイイなあ!」と、よっちゃんが歓声をあげたのが写真(上)の右にある“ナマコと岩海苔”

なるほど・・・ナマコのコリコリ感と、香り豊かで歯ごたえプチプチの岩海苔の相性は素晴らしく、一気に今宵の期待がふくらむ。

フグと言えばおやくそくの“フグ刺し”は上掲写真の通り。ただし一般的なフグ刺しよりも身が分厚くて食べごたえ満点♪
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そして、序盤戦なのに一撃ノックアウト級のうまさだったのが、この“白子焼き”!

パリッと焼けた薄い表面と、その中でトロットロにとろけた白子が、めまいを起こしそうなほどうまい!

よっちゃんも「 うめえなっ!」、と快哉を叫んでおられるのだが、とにかく彼、食べるのが早いこと早いこと☆

なんでも昔、店の奥でお昼ごはんをモグモグ食べていたら
「 バカヤロー!、いちいち噛むんじゃねェ、こんなもんサッサと呑めっ!」
と怒鳴りつけられた時代があったのだそうな。

なので、このあとも「うめえなっ!」と彼が叫んだら、すでにその時にはお皿がカラッポになっているのであった・・・。
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そしてこの夜、よっちゃんが大絶賛したのはフグだけではなく、このウナギ

味は、こんなこと書くのは野暮の骨頂かと思うのだが・・・

「 ウナギを食べてウナギの味がするっっっ!」

あたりまえだよね。でも、いまどきコレほど貴重な経験ができるシアワセときたら。。。☆

天然の真骨頂というか、見事に身が分厚いのに脂っこさは無く、かみしめると肉の旨味が“ぶわっ☆”と豪快に爆発する。

「 こんなふうに天然は、ちょっと独特の臭みがあるのがいいんだよな!」と、満面の笑みで堪能するよっちゃん。

< 追記 > 大事なこと書いてませんでした。これ、四万十川の天然モノです。


さて、ここで当店のご主人が登場・・・

よっちゃんがご自身のブログに書いておられる通り、ご主人の顔立ちが素晴らしい。
失礼ながら、そのまま木彫りにして床の間に置いておけば間違いなく福の神が来てくれそうな。。。

とにかく毎日、うまいものに徹底的にこだわって客を喜ばせるのが嬉しくて仕方がない!、という気持ちが目尻の笑いジワから匂いたつような。。。☆

そのご主人が仕立ててくれたのが、白子鍋。そりゃもう、この白子のサイズが立派なこと、立派なこと!
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オマケとばかり、つけ汁のポン酢にフグの縁側を入れてくれるのが泣かせる!P1010619
P1010620
P1010621そして酒飲みとしては、もちろんフグ屋さんでヒレ酒は見逃せない!

フタをあけたら長いマッチで火をつけて・・・

臭み、ナシ!、香ばしさ、満点!、お代わり三杯も呑んでしまった(笑)

そして今回、筆者がサイコーに感動したのがこれ、“白子の揚げだし”!P1010615

焼いて白子、鍋で白子、そして揚げて白子・・・と、白子白子また白子、ゼイタクきわまる白子ぜめ!(笑)

「 こいつぁ~、いいな! 白子の時期も、揚げる熱も、ほんと~に一番いいとこなんだよ。こりゃ本当に好きな人でなきゃ、できねぇ味だよな!」 と、よっちゃん。

あとは焼き物、唐揚げ、西京漬けの盛り合わせが続いて最後は岩海苔入りのフグ雑炊でシメ♪( おっと、デザートに水菓子も!)
P1010617 P1010623 P1010625



ああ、なんとシアワセな。。。

よっちゃんと魯様の息のあった魚河岸トーク(雑学ネタ+築地の舞台裏ネタが満載!)ともども、素晴らしく楽しい夜でした。

お二人のご厚情に、あらためて深く感謝!!( お会計:1人あたり15,000円 )

< 追記 > 魯様のブログ記事はこちら☆



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