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築地メモ:2006年6月

☆ミニ情報:
場内「寿司大」の店長をしておられた鈴木さん、8月ごろ人形町に個人営業店をオープンさせる予定とのこと。

2006/06/27: 亀和商店の人が書いておられるブログによれば、ブルース・ゴア個人ブランドのサーモンが築地場内の「たけだ」で食べられるそうな。しかも格安☆
このブランドと「MSC」なる認証規格についてはこちらの記事とコメントが参考になるかと。。。


2006/06/20: “教えて!goo”で、ちょっと面白いQ&Aが。
「質問:塩サバの盛りつける向きは皮が上?下?」

その他、ニュース拾い読み。。。☆
個人的に、気になった記事が3題ほど。

(産経新聞) 新種の汚染物質 市販魚から検出
http://www.sankei.co.jp/news/060620/sha036.htm

(読売新聞) 富山「ホタルイカ」記録的不漁
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060620i501.htm

(毎日新聞) 捕鯨・IWC総会で日本の提案2つを小差で否決
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20060617k0000e020035000c.html


2006/06/19メモ:
高はし」は明日(2006/06/20火曜日)、早じまいの予定。
11:30ラストオーダー、12:00閉店。( 店外掲示より。筆者の新規記事は無し )

ちなみに今朝の筆者は「鮨文」で朝ごはん。んまかった♪( 注:新規記事は無し )
店内に去年は見かけなかった貼り紙があり、
申し訳ございません。写真撮影はお断りさせていただいております」とのこと。
ヒロキエ様の「食い道をゆく」のコメント欄でも意見交換が盛り上がっている話でもあり、ちょっと考えさせられた。

2006/06/18メモ: 記事の盗用被害につき、当該サイトに閉鎖告知が掲載されました。

2006/06/15メモ: ここから、しばらく更新お休みです...☆


2006/06/14: 「大豆や(まめや) なごみ」 記事掲載

2006/06/12: 築地 Q&A (番外・余談) 記事掲載


祭だ!、祭だ!!

2006/06/10:「平成18年・つきじ獅子祭」記事掲載

2006/06/07: 「ふく佳・柳屋」(番外・五反田)記事掲載

2006/06/06: 「三宅水産(その2)」記事掲載。

2006/06/04: 「RAGOUT(ラグー)」記事掲載。
( 築地場内「センリ軒」が日本橋に出している姉妹店 )

2006/06/03: 「鮨つかさ」・「有次」記事掲載。

2006/06/02: 「高はし」のメヌケは、ほんとに感動しました☆


5月の不定期更新メモはこちら

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大豆や(まめや)なごみ

P1010654 「大豆や(まめや) なごみ」
中央区築地2-14-1【地図】
電話 03-3542-7530
営業 11:30~14:30、17:30~22:30
(土曜は昼のみ営業)
休業 日・祝
 
 
訪問日 「 2006/06/14 」

坦々麺で「
芳蘭亭」のライバル出現!?
フレンドリーな店員さんは雰囲気良し。
味は辛口、手作りゴマ豆腐もうまい。

陳麻家のライセンスを得て坦々麺も出すようになったという情報を「とらさんサブ会議室」で拝見して訪問。。。☆

お店は「なかがわ」の隣にあり、間口は小さく、奥行きが深い。夜営業モードで照明を落とした店内は、いささか狭苦しくて“穴ぐら”っぽい雰囲気。

同じく坦々麺が評判の「芳蘭亭」からもすぐ近いし、これはライバル出現ですなー♪
もっとも、店内の広さは大宴会にも対応できる「芳蘭亭」の圧勝だけど、こちらの“隠れ家”っぽい狭さもまた、捨てがたい心地よさ!

いちばん奥のほうは10人ぐらいの宴会ができるスペースだが、携帯電話の電波は届きにくいので幹事さんは要注意☆

坦々麺(並・780円)
P1010642
写真は、補正ソフトで大幅に明るく修正したもの。実際は、かなり暗めの店内でフラッシュ無しの手持ち撮影をしたので、デジカメの手ぶれ補正機能が頼り。。。

坦々麺、レギュラーサイズの量は少なめだが、あとに続く陳麻飯(ハーフサイズ)とセットにすると適量と感じる。

スープは「芳蘭亭」のようなクリーミー系ではなく、硬派な辛さが立っている。

陳麻飯(ハーフ・370円)
P1010644
こちらは本場・四川風と言うのだろうか、口全体をシビれさせる花椒(ホワジャオ)のフレーバーが強烈!

笑顔の女性スタッフが、酢と山椒、それに甘味噌をテーブルに運んできてくれて、味の調整方法を教えてくれた。

全体として複雑味のある辛さで、本格カレー店を思わせる重厚感。
そして何より花椒の強さは、味というより化学薬品の刺激反応に近いほどで、一般的な日本人向けにはどうかと思ってしまうぐらい。
(これはヨーロッパのアニス酒と同様、ダメな人は全くダメだろうなあ。。。)

とはいえ、しつこく残る刺激ではなく 余韻がアッサリと消えるので一口ごとに清涼感があり、なかなか美味しい♪

さて当店本来の得意メニューは豆腐(=豆富)料理らしいので、こちらも少し食べさせてもらった。

手作りゴマ豆富サラダ(580円)
焼酎「秋田の華」(530円)
P1010651
いかにも手作り風のゴマ豆腐で、ネットリ濃厚なタイプではなく、キメが細かくてアッサリと軽い風味。

サラダ全体にはゴマのドレッシングがかかっている。ボリュームとしては2人以上で分けても良い量だが、1人でも楽に美味しく食べられる。
ほかのメニューも 200円台からあり、全体に安めの価格設定が嬉しい。

焼酎はカボチャを原料にしたもので、ゴマ焼酎を思わせる香ばしさがあってゴマ焼酎よりも肉厚な口当たり。なかなかうまい。

印象的なのは、おそろいの黒いTシャツとキャップ姿の若い店員さんたちが仲良しムードいっぱいで、自然体の笑顔で接客してくれること。

筆者の訪問時(水曜の夕方6時前)は男女2人づつを見かけたが、全部で6~7人ぐらいらしい。

P1010648
仲良し系のスタッフであることはメニューにも顕著で、それぞれのページに「おすすめ!」などのメッセージを添えた店員さんの写真が散りばめられている。

P1010650
たびたびスタッフが入れ替わることを前提にした店なら、こういうメニューは作らないだろう。( 写真はメニューの一部のみ )

この雰囲気が続けば「通ってもいいな」と思える、良いお店だった。


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築地 Q&A(番外・余談)

築地のお祭り、昨日は寒々しい雨だったので皆さん大変だったろうなあ。。。

おみこしが出る予定と書かれていたけど、残念ながら筆者は見に行けず。ネットを覗いてみると波除神社の権禰宜をしておられる方のブログがあったので、こちらでお祭り気分をおすそわけしてもらった♪


さて。Yahoo!の「知恵袋gooの「教えて!で、築地についての質問もたくさん投稿されていることに気がついた。

ちょっと気になる質問や回答も多く、僭越ながら筆者もコメントさせていただこうかと思ったのだけど・・・

すでに「締め切り済み」や「解決済み」になっていてコメントが書き込めない、あるいは「回答を受付中」でも質問者が長期間放置しているものが多くて残念。

とりあえず、気になったQ&Aを少しだけ勝手にご紹介・・・☆
( 記事の引用・紹介に問題があれば削除します )

★ご注意: 以下、A(お答え)は間違ったものばかりです。

<その1>
Q: 一般の人でも築地市場に入れますか?

A: 確か入場できません。
 ( この回答は質問者から“ベスト・アンサー”に選ばれ、お礼のコメントを添えて締め切られている・・・ )


<その2>
Q: 築地で美味しいお寿司を食べたいです。

A: (途中略)お寿司屋さんは休日はありません。
 ( 同じく、“ベスト・アンサー”に選ばれた回答。まあ、たしかに年中無休の寿司店もあるけど・・・ )


<その3>
Q: 築地に観光で行きたいと(以下略)

A: 場内には一般人は入れません。
   ↑
 ( この回答者は、これまでに何と1万5千件もの回答実績。すごい!
 しかも、そのうち1割近くが質問者から“ベスト・アンサー”に選ばれている )
 

<その4> ( これ、筆者が笑ってしまった質問☆ )

Q: 警察での取り調べでたまに登場するカツ丼・・・(途中略)、
 「築地から大トロ丼の出前頼んでくれ」って、頼むことはできますか?

A: (略)



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つきじ獅子祭(平成18年)

訪問日「 2006/06/10 」

P1010628 土曜の朝、7時半。「豊ちゃん」でカツカレーの大盛り(1,010円)を食べて場外へ出てみると、波除神社のほうからお囃子の音が・・・



そうか、お祭りシーズン到来だ!!


丸静」の大将、また張り切ってるだろうなぁ(笑)

というわけで、朝の境内を撮影してみた。

P1010629 P1010632 P1010635a

P1010638aP1010639aP1010640 




< ご参考: 前年のお祭り写真はこちら!


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番外「ふく佳・柳屋」(五反田)

7 「ふく佳(ふくよし)・柳屋」

場所など詳細は、お店のHPで。
・・・しかし地図しか出てないのだけど(笑)



訪問日「 2006/06/07 」

築地ネタなどで何かとお世話になっており、最近ではブログの“パクられ仲間”(笑)にもなってしまった魯様からのお誘いで。。。

築地のプロも舌を巻くほど魚の目利きに強い魯様が気に入って、ご結婚の際の宴席にも使われたという当店で、今宵はゴージャスに“ふぐ”っっっ♪

( なお「冬じゃなくて6月にフグ!?」と思われるかもしれないが・・・、この時期に当店が使っている北海道のフグが素晴らしいことは、ネットで少し検索すれば情報がたくさん出ている )

P1010613

今回の魯様は、以前から懇意にしておられる築地市場・場内のマグロ屋さんのご主人“よっちゃん”と飲むことになり、「一緒にどうですか」と筆者にも声をかけて下さったもの(感謝!)

ただし・・・うーん☆(滝汗)

毎度ながら筆者の性格はかなりお粗末で、あちこちで粗相だの失言だの、それこそキリが無いほど過去には恥ずかしいことだらけなのだけど・・・

じつは以前、今回のご主人にも大変失礼なことを申し上げてしまい、とにかく機会があれば深くお詫びしなければ!、と心に決めていたのでございます。(懺悔モード)
P1010609

いざ、初めてお会いしたご主人は、ブログご著書で拝見した通り・・・というか、そのまんま!の江戸っ子パワー炸裂、快活で歯切れのいいしゃべりかたをする方で、筆者のお詫びを「そ~んなの、気にすることないですってば!」と豪快に笑いとばして下さった。

( 以下の文中ではご寛恕に甘えさせていただき、ご主人のことはネットでも通りの良い“よっちゃん”と書かせていただきます )

まもなく魯様も来店され、さっそくビールで乾杯して前菜の盛り合わせに箸をつける。

「おおっ!こりゃイイなあ!」と、よっちゃんが歓声をあげたのが写真(上)の右にある“ナマコと岩海苔”

なるほど・・・ナマコのコリコリ感と、香り豊かで歯ごたえプチプチの岩海苔の相性は素晴らしく、一気に今宵の期待がふくらむ。

フグと言えばおやくそくの“フグ刺し”は上掲写真の通り。ただし一般的なフグ刺しよりも身が分厚くて食べごたえ満点♪
P1010611
そして、序盤戦なのに一撃ノックアウト級のうまさだったのが、この“白子焼き”!

パリッと焼けた薄い表面と、その中でトロットロにとろけた白子が、めまいを起こしそうなほどうまい!

よっちゃんも「 うめえなっ!」、と快哉を叫んでおられるのだが、とにかく彼、食べるのが早いこと早いこと☆

なんでも昔、店の奥でお昼ごはんをモグモグ食べていたら
「 バカヤロー!、いちいち噛むんじゃねェ、こんなもんサッサと呑めっ!」
と怒鳴りつけられた時代があったのだそうな。

なので、このあとも「うめえなっ!」と彼が叫んだら、すでにその時にはお皿がカラッポになっているのであった・・・。
P1010614
そしてこの夜、よっちゃんが大絶賛したのはフグだけではなく、このウナギ

味は、こんなこと書くのは野暮の骨頂かと思うのだが・・・

「 ウナギを食べてウナギの味がするっっっ!」

あたりまえだよね。でも、いまどきコレほど貴重な経験ができるシアワセときたら。。。☆

天然の真骨頂というか、見事に身が分厚いのに脂っこさは無く、かみしめると肉の旨味が“ぶわっ☆”と豪快に爆発する。

「 こんなふうに天然は、ちょっと独特の臭みがあるのがいいんだよな!」と、満面の笑みで堪能するよっちゃん。

< 追記 > 大事なこと書いてませんでした。これ、四万十川の天然モノです。


さて、ここで当店のご主人が登場・・・

よっちゃんがご自身のブログに書いておられる通り、ご主人の顔立ちが素晴らしい。
失礼ながら、そのまま木彫りにして床の間に置いておけば間違いなく福の神が来てくれそうな。。。

とにかく毎日、うまいものに徹底的にこだわって客を喜ばせるのが嬉しくて仕方がない!、という気持ちが目尻の笑いジワから匂いたつような。。。☆

そのご主人が仕立ててくれたのが、白子鍋。そりゃもう、この白子のサイズが立派なこと、立派なこと!
P1010618
オマケとばかり、つけ汁のポン酢にフグの縁側を入れてくれるのが泣かせる!P1010619
P1010620
P1010621そして酒飲みとしては、もちろんフグ屋さんでヒレ酒は見逃せない!

フタをあけたら長いマッチで火をつけて・・・

臭み、ナシ!、香ばしさ、満点!、お代わり三杯も呑んでしまった(笑)

そして今回、筆者がサイコーに感動したのがこれ、“白子の揚げだし”!P1010615

焼いて白子、鍋で白子、そして揚げて白子・・・と、白子白子また白子、ゼイタクきわまる白子ぜめ!(笑)

「 こいつぁ~、いいな! 白子の時期も、揚げる熱も、ほんと~に一番いいとこなんだよ。こりゃ本当に好きな人でなきゃ、できねぇ味だよな!」 と、よっちゃん。

あとは焼き物、唐揚げ、西京漬けの盛り合わせが続いて最後は岩海苔入りのフグ雑炊でシメ♪( おっと、デザートに水菓子も!)
P1010617 P1010623 P1010625



ああ、なんとシアワセな。。。

よっちゃんと魯様の息のあった魚河岸トーク(雑学ネタ+築地の舞台裏ネタが満載!)ともども、素晴らしく楽しい夜でした。

お二人のご厚情に、あらためて深く感謝!!( お会計:1人あたり15,000円 )

< 追記 > 魯様のブログ記事はこちら☆



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三宅水産(2)

P1010496 「三宅水産」【地図】
中央区築地4-8-5
営業 06:00~15:00
電話 03-3541-2985
休業日 日・祝・休市日
 
 
( 前回の訪問記事はこちら

訪問日「 2006/06/06 」

今夕ご来訪のお客様(お二人)から魚料理のリクエストを受け、それでは!と張り切って朝の築地へ。

とりあえず「中栄」で腹ごしらえ。相変わらず店主の接客は元気いっぱいで、しかも一人一人の客に親切なので感心してしまう。

P1010587 あいがけカレー(600円)、大盛り(+100円)、味噌汁(50円)、玉子(50円)。
味噌汁に入れられた玉子の白身は固まっているが、黄身の中心部はトロリとしていて素敵。

いやー、やっぱりウマイわ。ちょうどヒロキエ様のブログ「食い道をゆく」でも拝見したばかりなので刺激され、迷わずココで食べてしまった。

築地の名店といっても「感動系」、「スピード系」、「ジャンク系」、「驚愕系」など個性は豊かであるが、その意味でいえば「元気系」のチャンピオンは、おそらく当店ではなかろうか。

単に“威勢がいい”というのではなく、「よっしゃ!、オレも真面目に働くぞ!」という気分にさせてくれる独特の雰囲気。やはり店主が発する“オーラ”によるところが大だと思う。

P1010588 なお店頭にパッケージ・サンプルのあるレトルト製品は、店主の説明によれば当店が“監修協力”したもので、製品の中身を直接ここで作っているのではありません、とのこと。

 
閑話休題。(今回は「中栄」の記事ではないので・・・)


さて今夜のメニューの中に“スズキの洗い”を入れたいのだが「浅田水産」をはじめ、朝7時半の時点では場外ほとんどの店でスズキは無し。

唯一、この「三宅水産」で三枚におろした身を並べていたので購入させていただいた。
1枚1,600円の品のところ、2枚で3,000円に。
「そのスズキ、いい品物ですよ~!」と店の奥から大旦那の声。

これを同日夜、洗いにしたのがコレ。
P1010592 先日の「ブツ切り状態」よりは数段マシになったと思う。
味のほうも、いちおう友人には好評だったので・・・お世辞半分としてもニンマリ。
 
スズキの身がたくさんあるので、ほかにも冷菜として湯引きのサラダ仕立てを作ってみた。
 
スズキの身に片栗粉をまぶして熱湯をくぐらせ、氷水で冷やしたものをサラダに載せ、中華ドレッシングでいただく。
 
P1010595_1スズキの身のほかに白いのはモツァレラ・チーズ。また写真では見えないが野菜サラダは多層構造で(笑)、ゆでた豆モヤシとキュウリなどが、この下に隠れている。
 
続いて、同じく購入したアユ(キズ鮎=仲間とケンカして傷ができたものだとか。1匹150円)を焼く。

P1010599 P1010600 あらら、踊り串なのに身のヒネリがあと1回足りず、裏表が逆の結果に(笑)。
 
味は(150円としては)上々だったので、まあご愛嬌で許してもらう。
ただし魚の下の温野菜は、ゆでるとき筆者が塩加減をまちがえて失敗だった。

さらに今回もイサキ(価格失念)の清蒸に挑戦。
P1010603
やっぱり1回目よりもずっと手際よく、美味しく作れるので嬉しい。
 
美味しい白身魚があれば、これは飲み会の定番になるなあ。
 
最後に友人のおみやげ、美味しいケーキでしめくくり。
P1010607
酒飲みの筆者だけど、たまに甘いものを食べると美味しいね。
 
 

なお、先日「有次」で買ったばかりの包丁に・・・なんと小さなサビが発生してきて大ショック。

買った日によく洗って、しっかり乾燥させたつもりだったのに。なんでや。



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RAGOUT(ラグー)

P1010579 「レストラン・ラグー(RAGOUT)」
中央区日本橋蛎殻町2-16-9 【地図】
電話 03-3663-6740
営業 07:30~22:00
(土・日・祝は09:00~22:00)
年中無休
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訪問日「 2006/06/04 」

ここは日本橋だが、築地場内「センリ軒」の姉妹店。

モーニングの味は・・・まあ普通。自慢のメニューは昼と夜の“煮込み系”とのこと。


それより何より、雑誌もネットも“開店時刻”の正確な情報が載ってなかったのが残念☆
誤報の責任者はお店か?、媒体か?


今朝は日本橋・水天宮へ。交番のデザインも水天宮モードでおしゃれ(笑)。
P1010553_1 P1010551
築地ネタのブログなのに、どうして日本橋なのか?と言えば、じつは築地市場の場内、喫茶店の老舗である「センリ軒」姉妹店があるから。

それがここ、「レストラン・ラグー(RAGOUT)」。

写真:お客様が選ぶモーニング(下の写真で計1,790円)

P1010573 P1010574P1010577_1朝9時10分に開店すると、茶色いTシャツに縞の長ズボン姿のお兄さんが出てきた。

注文して最初のポタージュは同じ格好のまま給仕されたが、そのあと厚切りトーストとスクランブルエッグ、ベーコン、サラダを出すときは白の調理着を上着だけ着用。
 
そして最後に食器を片付けるときは白いエプロンも着けて変身完了していたので、なんだかなあ(笑)。
まあ日曜の朝イチだし、このへんは大目に見てもいいか。

味のほうは、この定番メニューなので特筆するような点は無いのだけど「ふつうに美味しい」といったところ。
ポタージュが600円ってのは普通の喫茶店感覚からすると高いね!
コーヒーはコクのある風味で美味しかった。(コーヒーの写真は、うっかり撮影前に少し飲んだあと)

ほんとうは壁の黒板にあるメニューを食べたかったのだけど、これはランチからの対応で「10時半か11時ぐらいから・・・」とのこと。
P1010565 P1010566 P1010568
ま、コレが普通の朝ごはん向けのメニューじゃないなというのは納得できるので仕方なし。

店名でもある“RAGOUT”は「材料を刻んだ煮込み料理」という意味なので、それだけに煮込み料理がウリらしい。
 

でもね。。。☆

どうしよっかな。書こうかな。ちょっと迷ったのだけど。 
 
でも実は、今朝ここで食べるまでに1時間半ほどの前段があり・・・
 
以下(長文!)、おヒマとご興味のある方のみご覧下さいまし☆
 
      ○      ○      ○      ○

それは同日、日曜の朝7時半のこと。

考えてみれば築地市場も、移転前は日本橋にあったというから縁が深いわけで、そのうち「豊洲に移転したあとの築地」がどうなるかを考えてみる際も、この日本橋の姿が参考になるかもしれないなあ。

・・・などと考えつつ、お店の開店時刻にあわせて朝7時半に来てみると、
P1010550

土曜・日曜・祭日は「午前9時から営業」ですと☆

なんでやねん!

「ぐるなび」のガイドも、『散歩の達人』6月号の日本橋・人形町特集(23ページ)でも、開店時刻は「07:30」としか書かれていない。

お店がちゃんとした情報を伝えていたのなら媒体の責任だけど、そうでなければお店の責任だよなー。特に『散歩の達人』は最新号だから取材後の変更とは思えない。

( 過去記事の「トミーナ」「禄明軒」でも書いたとおり“朝ごはん派”の筆者としては、お店が自分で決めた開店時刻を守らなかったりマスメディアの取材に事実と違う情報を与えている場合は極めて印象が悪くなる )
 
ちなみに、お店自身のホームページ(←クリック注意!BGMの音が出ます)は営業時間や地図が載っておらず、失礼ながらホームページの意味や活用方法について基本的なことを認識していないのでは、とも思える。

さらに余談ながら上述の『散歩の達人』6月号、“ラーメン二郎・全店特集”も面白かった。しかし無許可取材らしく、本店に聞けばわかるはずの重要な情報がいくつか抜けていたそうだが・・・
Jiro0604a Jiro0604bなお筆者の昨日の朝ごはんは、例によってラーメン二郎・三田本店の“大豚”でした。


P1010558 とりあえず水天宮で時間つぶし。バリアフリーで階段のほかにエレベーターもあるのは好印象。

せっかくだから参拝してお賽銭でもあげようかな~、とも思ったのだけど。
そういや、ここって何の神様だっけ?

あ、これは・・・
 
悪いけど今のところ筆者は縁が無いので賽銭は保留(笑)。
P1010560 P1010559 
 
 
そんなわけで腹ペコのままベンチに座っていると、なにやら良い匂いが・・・

ビーフシチュー!!
 
まさかと思ったが、どこからか神社の境内にビーフシチューの香りが漂ってくる!

もしかして今回お目当ての「ラグー」から!?、あわてて店先に戻ってみたが、それらしい匂いは無し。

結局、周囲をぐるぐる歩いてみて匂いの元は「にんぎょうちょう金魚丸」というお店らしいことを確認。このときは営業してなかったけど。。。
P1010562

場所は、下の地図(クリックで拡大)の左下のほうだが地図には載っていない。ちなみに「ラグー」は反対側、地図の右下のところ。

P1010564

朝ごはんを1時間半待たされ、ハラペコ状態のところを香りで責められ、さらに歩き回ったおかげで空腹感10倍増し。やや正気を失いかけた状態で冒頭の「ラグー」初訪問となったのでした☆

      ○      ○      ○      ○

なお、お店にある紹介カードには正しい営業時間が書かれている。
P1010581 P1010582
 
 
 


いちおう前述のお兄さんに、ネットも雑誌も営業時間の情報が誤っていて自分も朝7時半から待つハメになったことを伝えたのだが、「はあ・・・」と困ったような曖昧な表情をしただけで“申し訳ない”といった雰囲気は無し。

というわけで、ちと後味がスッキリしないのが残念といえば残念☆


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有次

P1010549_1 「有次(ありつぐ)」
中央区築地4-13-6 【地図】
電話 03-3541-6890
営業 05:30~15:30
休業 日・祝・休市日

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訪問日「 2006/06/02 」 ※訪問翌日に記事掲載

たまには自分でも魚を料理しようと「浅田水産」や「三宅水産」で魚を買ったりすると、「そろそろ包丁も、ちょっと良いものが欲しいなあ」と思うように。。。

そこで築地王(BON)様の新著 東京・築地 五つ星の味、極上の逸品 を頼りに、こちらへ。

P1010548

さびにくくて、スズキぐらいなら三枚におろせるものを・・・ということで選んでもらった包丁が12,000円。

そして店の奥へ。。。買ったばかりの包丁で、研ぎ方の実演を見せてもらう。

許可を得て撮らせてもらった 動画はこちら!
音声無し。ブロードバンド向け、約1分間、6MB )

P1010547

それと当店オリジナルの「アリツグ砥石(1,500円)」を一緒に買ったが、これは粗砥と仕上砥の二役として使えるものだそうな。

家庭で日常用に使うならコレで間に合わせておき、たまに本格的な研ぎ直しをするならお店に持ってきて下さいネ、とのこと。

これから頼りにします!、お店も、包丁も♪


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高はし(10)

Takahashi01_1 「あんこう屋 高はし」
中央区築地5-2-1 (8号館)
電話:03-3541-1189
営業時間:07:00~13:00
休業日:日曜・祝日・休市日

★お店までの道★ 地下鉄を降りて市場の正門を通り、お店に着くまでの経路を動画でご紹介。→こちら!

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< 当店で食べたもの→ クリックで一覧へ


訪問日「 2006/06/02 」

メヌケ(かま煮)定食 3,000円
P1010542

朝7時ちょうどに到着すると、店頭看板に「めぬけ」発見!
P1010546

「あたま」の部分は開店前から並んでいたお客さんたちがゲットなさったようで、タッチの差で食べそこねた。( あとはVIP客向けの取り置きかなあ... )
そこで「かま」を注文して待つうちに、先日失礼してしまった“あの人”が来店されたので不躾ながらご挨拶を。。。

やがて、煮あがったメヌケが登場。これまた大ボリューム☆P1010540_1

アツアツのほかほかで湯気がすごいので、ふうふう吹きながら撮影(笑)。
※ 湯気をふきとばさないと、すぐにレンズが曇ってしまう。
 ↓

P1010535

さあ、いただきます!

おおっ、柔らかいぞ。。。大きいのに、身の中心までパーフェクトな熱の通し具合は、さすがに名店と感嘆する仕上がり。

そして 身のすみずみまで脂がまわっている のに、食べてみると上品。。。というか、メヌケという魚の“器”の大きさを感じるような、品格のある豊かな風味。

肉のボリュームは満点で、重量感があるのに決して大味にならず、これまで食べたどんな魚よりも キメ細かな身、そしてこれまた初体験の“うますぎる脂”がすごい!
脂といってもアブラっこい印象は皆無で、こまやかな身に照りと艶をあたえる最上の脇役になっている。

奥のほうでは大旦那が常連さんと会話しながら、「メヌケは脂が乗りすぎてて味付けが染み込まないんだよなぁ~」、などと言っておられる。

しかし、この味。。。ほんの“薄化粧”程度の味付けが、貫禄たっぷりの身を、サイコーに引き立たせているじゃないですか!

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しかも、「かま」の部分だけあって肉質は変化に富んでおり、口飽きしない。

プルプル 震えるような肉厚の身だけでなく、胸ビレに近い部分は微細な繊維質があって(決してスジばっているのではない!)、プチプチと弾けるような食感 がたまらない♪

にもゼラチン質がたっぷり付いているが、表面のところは年輪を感じさせる荒々しさがあるので、これまた強烈な存在感。

そして、忘れちゃいけないのが煮汁!

ゼイタク感が満点の濃厚なダシに必要最小限の味付けを加え、その表面に例の“うますぎる脂”がうっすらと 浮いて、まさに絶品☆
これは一滴も残せない。。。☆

いやはや、参ったぁ~~~...
このあとの人生、これほどの煮魚をいったい何回食べられるだろうかと想像したら悲しすぎるので、ほんと~に 罪つくりな一品 でした!


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