すし処 おかめ
訪問日 「2009/04/15」 ※最近の過去記事は → こちら
「すし処 おかめ」
中央区築地5-2-1 (6号館)
電話 03-3541-5450
営業 05:30~14:00
(土曜日は15:00まで営業)
休業:日・祝・休市日
以前から 「地味だけど良いお店だな」 と感じていたこちら。
記事化してないけれど、大阪から我が母上が上京したときに 「ここなら安心」 とお連れしたことも。
「いらっしゃいませー!」
まず、店内の空気がサラリとして清々しい。空いているせいもあるけど(笑)、ホッとした気分で腰をおろせる客席。
石材のカウンターはつるつるピカピカ、清潔度は文句なし。
※ 店内照明は自然光に近く、今回のデジカメ撮影ではホワイトバランス設定も「電球」ではなく、通常の「オート」でOK。
また撮影後、補正加工したのは「明るさ」と「シャープネス」だけで、色彩関係は全く手を加えていません☆
壁のお品書きは、通常の木札のほかにホワイトボードの「おすすめ」が。
そうそう、こういう 季節感のあるネタ が欲しいよねー。
頼んだのは、おまかせにぎり(3,500円)。
最初に出てきた ダシ巻き玉子 は、湯気のたつ ホカホカ で焼きたて♪
あとで調べてみると、ここは築地の場内でも「寿司大」と同じく、自店で玉子を焼いている数少ない存在らしい。
やっぱり温かい玉子焼きは美味しいよ~☆
続いて、お椀はイワシのつみれ?と思ったら・・・店頭の掲示を見落としていたけど
「今日のは、マグロの血合いを団子にしてます」
ってことは、あの忘れえぬ 大間マグロ企画! を思い出す一品。
血合いといってもクセは無く、むしろイワシよりも食べやすいぐらい。
ツーリスト向けに余計な演出をこらしたお店よりも、こういう “味の小技” で楽しませてくれるお店のほうが「常連になりたい!」と思える。
さて、握り をいただきましょう。マグロの中トロと赤身、マダイ、カンパチ。
いずれも魚好きの嗜好にあわせた寝かせ加減が良く、深みのある味に「やっぱり、こうでなくちゃ」と満足☆
クルマエビ と、その向こうは 平貝。
やはりクルマエビは、個人的にはもうちょっと小さいほうが好きかも・・・
そして一昨年、個人的に 「春の味ナンバーワン」 に挙げた 春子鯛!
今年もこの感激に再会できるとは、つくづくシアワセだなぁ・・・
握ってくれたのは入口側の若い職人さんで、謙虚で快活。
酢飯の味つけが控えめなのも個人的な好みに合う。
カツオ を出すときは、「この時期ので、ちょっと青臭いですが」とコメントを添えて。
これも、むしろ好印象。
イカかな?と思ったこちらは 活タコに柚子塩 をあしらったもので、タコ好きの人なら大喜びの歯ごたえ。
プレーンな握りと、江戸前らしく仕事をした握りをほどよく取り混ぜている。
とびきり最上級のネタか?と聞かれれば正直その一歩手前かなと思うけど(ごめん)、どのネタも手当てが良いので、持ち味を存分に引き出しているなと感じられる。
“ 愛だろ、愛っ!”
・・・ひさびさに、そんなコトバが脳裏をよぎりましたです。
そして ウニ。粒々のエッジが立っているので、さてはミョウバンを効かせた・・・?と思いきや、雑味はナシ♪
「味噌汁はおかわりできますので、よければ・・・」
ということで、遠慮なくもう一杯。うん、やっぱりウマイ☆
巻き物 は、マグロの食べごたえが大きくてGOOD。
お茶を差し替えてくれたお姐さんの 笑顔 の優しいこと・・・☆
この アナゴ の美味しさは、特筆しても良いレベル。
味も食感も。それに、口いっぱいに頬張って楽しめるMAXサイズも!
ほかのネタとは別扱いのお皿で、ホカホカ温かい。
最後は好きなものを2カン選べるので、春ネタ の ホタルイカ と サヨリ を。
( 今回の写真では、このホタルイカの 赤 が褐色になっていることだけが残念 )
「ぐるなびのクーポンを持ってきて下されば3カン選べますから、次はぜひ!」
居心地の良さ、お値段以上に感じられる美味しさ。そして行列が無いこと(笑)
やはり「安心してオススメできるお店」として、マイお気に入りに認定したいです。
ごちそうさまっっっ♪
< 追記 >
ああ、そういえば以前、ロレンス様のところ でワタシ自身、こんなコメントを。
> なごやかで、リラックスできるお店ですね。
> 絶品には及ばないよと認めたうえで、お客さんの反応も二勝一負で良し
> とする感じのサービス精神。
> ガツガツせずに、できることを頑張って、でも肩肘張らずにやってます
> という姿勢が良い方向に現れているお店だなと思います。
「すし処 おかめ」
中央区築地5-2-1 (6号館)
電話:03-3541-5450
営業時間:05:00~14:00
休業日:日曜・祝日・休市日
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訪問日「 2005/04/07 」
おまかせコース(3,670円)
Master's choice.
場内の寿司店で「並ばず入れて、そこそこ美味しい」という評判のお店。
ネタの回転の速さでは行列店に及ばないが、居心地の良い雰囲気で全体的な満足感は十分あるように思った。
ただ、決定的なウリになる目玉商品が無いのが残念といえば残念。
( いちおう「あぶりトロ」がおすすめだが、他店でも普通にあるし... )
デジカメを取り出すと「ホームページか何か、載せてらっしゃるんですか?」と聞かれ、「ああ、これ友達にメールで報告を・・・」と
言ってしまった。
( すみません、ウソつきました。。。☆ 警戒されたくなかったので )
すると笑顔で
「よければ、全部握って並べてからお撮りになりますか?」
うーむ、ホームページなら広告媒体ということで歓迎だったか(笑)。
お寿司の特徴は、
1.シャリの握り方がフワフワで柔らかい。
2.ワサビの効きが強め。(好みで加減してもらうと良い)
3.味噌汁の具は白身魚のアラで、魚の風味が濃い。
2は、ワサビが多めという点に加えて、握りのいくつかはワサビが一部、ネタの横にはみ出しているものがあった。
これだと舌を直接刺激して最初にツーンとすることがある。
3は、人によっては「魚臭い」というかもしれないが、個人的には好きなほうだ。
ダシ巻きは自家製のホカホカ、おいしい♪
最後は「お好みで2カン・・・うちの店のこと、インターネットか何かでご覧になったことありますか?、じゃあ3カンどうぞ♪」。
サヨリ、アオリイカ、トリ貝(生)を握ってもらった。
サヨリは身が透明でキラキラ、春と秋が旬の印象的なおいしさ。
(一般に、春は3月ぐらいまでが旬なので今はちょっと遅ればせだけど)
★追記: 2009年4月の再訪記事で投稿いただいたコメントを以下に再掲:
はじめてコメントをいたします。毎日、つきじろうさまのページを開けるのが楽しみでなりません。私の自宅は青山なので、以前はちょくちょく築地へ買出しに行きましたし、昭和30年代後半期からの寿司清にも出入りをしていましたが、いまは地方に長期出張中なので、貴殿のページを見ながら唾を飲み込んでいる始末です。ところで貴殿の食欲はかなりのものと推察しますが、体重/身長比は健康状態なのでしょうか、余計なお世話なのですが心配をしております。これからも健啖ぶりを見聞させて下さい。
投稿: doctor | 2009年4月16日 (木) 09時36分
読んでいるだけで、リラックスしてお鮨を楽しんだ気になりました(~。~)さすがお母上をお連れしただけのお店です。落ち着いてお食事ができるのはいいですね。
カツオの状態をさり気なく言いつつ出すところなど、良心的~♪ 穴子はやはりお口MAXにほほ張りたいですね!
いろいろ季節のネタを用意していてくれるのも、職人さんならではですね!
投稿: 早坂 | 2009年4月16日 (木) 10時30分
はじめまして。実は2007年のフジツボを検索してきました フジツボについて色々調べているのですが、ハウルの動く城という写真、面白いですね!食べ方も詳しくて、市場に行きたくなりました!とはいえ東北に住んでいてもフジツボ食べたことがなく、、、、今度食べてみようとは思うのですが良い写真がとれるかどうかわからにので、もしよろしければ写真をフジツボの写真として自然関係のブログに掲載することは可能でしょうか??
投稿: さつこ | 2009年4月16日 (木) 11時40分
◆まさぞう様、
春子鯛、うまいですよ~。軍資金が準備できたらぜひ!
お寿司だけでなく、「かとう」で出していた酢締めのカスゴも
素晴らしい味だったので、あの再登場も期待したいです☆
◆doctor様、
ようこそ、いらっしゃいませ~♪ 拙いブログですが、
書き手にとって何よりも嬉しいコメント、本当にありがとう
ございます!
doctor様は、築地歩きの大先輩なのですね。
昔の築地の様子など、ぜひ折にふれて教えて下さいませ☆
寿司清は、ワタシもぜひ行きたいと念願している宿題店です。
あそこの本館と新館の違いも気になりますねー。
なおワタシの健康状態・・・えー、おせじにもスマートな体型
とは申せませんが(汗)、ここ数年の体脂肪率は21パーセント
前後を維持しております。標準値の上限ギリギリですね・・・☆
ともあれ、今後ともよろしくお願いします♪
◆早坂様、
まだ場内の全店を訪問したワケではありませんが、今のところ
時間的・体力的な理由で長い行列に並ぶのが難しい場合には、
ここが一番のお気に入りです。
このお店と「寿司大」を除くと、場内にある他の既訪店は
それぞれ理由があって最近の選択肢から外れがちに・・・☆
それとアナゴ。一部のお店でよくある穴子の「一本握り」と
いうスタイルは、実際には食べにくくて味のバランスも悪く、
コケおどしのようで好きになれません。
じゅうぶん肉厚な穴子を、一口のジャストサイズぴったりに
切ってくれるというスタイルが最高です~♪
◆さつこ様、
はい、いらっしゃいませ~♪ 東北からフジツボを訪ねて
いらしたのですか!
> ハウルの動く城という写真、
この記事ですね。なつかしい・・・(笑
http://tsukijigo.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_a9bf.html
> 自然関係のブログに掲載することは可能でしょうか??
はい了解しました。お役に立てれば幸いです!
では、お手数ですが以下の2点につきご対応をお願いします。
1.そちらの掲載記事に、“ブログ「春は築地で朝ごはん」
から2次利用を許可済み”と記載し、あわせて上記の
アドレスURLも掲載をお願いします。
2.掲載後、そちらの記事アドレスのURLを教えて下さい。
以上、ご面倒ですがヨロシクです・・・☆
さつこ様も、美味しいフジツボと巡りあえることを
お祈りしま~す♪
投稿: つきじろう | 2009年4月16日 (木) 13時12分
つきじろうさんの安心感と満足感が良く伝わってきました!
私のブログにも違う職種の職人(音楽家)話を書きましたが、正直な職人さんって、やはり良いですね~。
投稿: sepp | 2009年4月16日 (木) 16時36分
ありがとうございます。一応青森の友人にも写真は頼んでいます。(フジツボを送ってもらうことも…)出会えるかどうか!?写真を利用する際には、そのようにしますね!
投稿: さつこ | 2009年4月16日 (木) 17時13分
こんばんは。
3軒目は「すし処 おかめ」でしたか。
実はここへは未訪なんですよね~。
ここの穴子ちらしが気になってはいるんですが。(^^;
投稿: 習志野習志 | 2009年4月16日 (木) 21時14分
写真を見てつきじろうさんの感想を読むと、
この二年の間に良くなっているようですね。
当時のイマイチというのは正直ごにょごにょだったし、
穴子もインパクト重視だったけど、
誠実に一所懸命やっている印象で書いたんですよね~
そのあたりがぉ鮨にも徐々に反映されてきたのかな。
相変わらず豪快だけど(笑)
投稿: ロレンス | 2009年4月16日 (木) 23時09分
Dear Tsukijigo san:
Amazing!!
Only fresh 血合 can be cooked in the 味噌汁
This is the third Sushiya entry in the past week.
I am looking forward to see the fourth entry.
投稿: asileasile | 2009年4月16日 (木) 23時29分
◆sepp様、
築地ってとこは、ほ~んとに多彩な職人の姿が見られる
特異なエリアかもしれません。見て歩いて食べて・・・
まったく、飽きませんです。
オーケストラも多彩な職人さんの集まりだけに、人間観察
するには絶好の環境ですね!?(笑)
◆さつこ様、
どもども。うまくいくと良いですね♪
そちらの記事を拝見するのを楽しみにしてま~す!
◆習志野習志様、
はい、こちらも再訪・記事化せねばと思い続けていた
お店ですので・・・ようやく課題を果たせたと思います。
丼メニューも気になりますが、お持ち帰り用の押し寿司で
今なら「春子鯛」もあるのが目をひきます♪
◆ロレンス様、
2年前、ロレンス様は築地場内のお寿司屋さんを巡って
たいへん参考になる記事を次々に書いておられましたね!
時間をおいて見ると、いろいろ変わったりして面白い
ことが多いです。
こちらのお店は、確かに良い方向に進んでいました。
アナゴも食べやすい形になってたし(笑)
◆Dear asileasile-san,
Yes, 血合 must be very fresh for 味噌汁!
And now I'm thinking about my next choise...
投稿: つきじろう | 2009年4月17日 (金) 06時44分
このお店、特筆するほどではないのですが、味はいいんですよね。
ただ握りも巻物も見た目が美しくない(^_^;)
玉子焼きは、私が行った時は冷たいのが出てきました。
私も焼きたてが好きです(*^。^*)
しかしあくまで聞いた話ですが、玉子焼き屋さんは「冷まして、落ち
着かせてからの方がウマイ」って云ってるそうです。
投稿: 神崎 | 2009年4月17日 (金) 07時55分
1番美味しいお店=通いたいかというと、少し違いますしね^^
とか言いつつ、冒頭の穴子がメチャメチャ美味しそうなんですけどっ!(笑)
確か少し前までは、看板が2つも無かったし、
店頭で呼び込みもしてなかった気が・・・。
応援したいです!
投稿: shun325 | 2009年4月17日 (金) 11時24分
◆神崎様、
> 握りも巻物も見た目が美しくない
巻き物の海苔、端っこがホドけているのはご愛嬌で(笑)。
まあ「チカラを抜いて楽しめるお店」という感じでしょうか。
> 玉子焼き屋さんは「冷まして、
同じ料理でも、条件設定の“フィールド”が全く違います
からねー。
ちなみにワタシ自身は、寒い朝には「温かさ」こそが
最高のごちそう!と感じるタチなので、同じ材料なら
お寿司よりもお茶漬けに感激する傾向が・・・☆
◆shun325様、
はい。冒頭のアナゴは・・・、
「ふわふわ」&「奥深い甘み」&「ひとくちMAXサイズ」!
ってことで、ホントに最高でした☆
> 1番美味しいお店=通いたいかというと、
そうですね。「寿司大」は文句なしにぜひ行きたい!
という積極的な選択で1番なのですが、それ以外の
お店については、あれこれと「敬遠したい大きな理由」
が目につくようになってしまい・・・消去法で残った
結果、ということもあります。
あと、呼び込みをやってるのは土曜だけみたいですよ☆
投稿: つきじろう | 2009年4月17日 (金) 21時07分
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これだけさまざまなお寿司の記事を拝見すると、心は握りモードになってきてます。今からペイデイが待ち遠しいです。
つきじろうさんの以前の記事で拝見してからずっと春子鯛の握りが気になっておりました。
行かなきゃ。
投稿: まさぞう | 2009年4月16日 (木) 01時36分