江戸川(2)
「江戸川」
中央区築地5-2-1 (6号館)
電話:03-3541-2167
営業時間:05:00~13:00
休業日:日曜・祝日・休市日
★当店のメニュー画面は → こちら!
訪問日「 2005/03/31 」
ラーメン(500円)
Chinese noodle.
意外や意外、魚料理の名店にラーメンの逸品あり!
やさしく、まろやかなトリガラスープに惚れた。。。☆
今回の食べ歩きでバイブルとなっている『築地で食べる』(光文社新書)の著者・小関敦之様が、ご自身のサイトで「ここのラーメンは未食だが、気になる」と述べておられた。
→ 小関敦之様の「築地市場を食べつくせ!」はこちら♪
ならばと今朝、「かとう」で金目鯛煮を食べてから、こちらへ。
結果は。。。
うまかった!本気で惚れる味。しょうゆ味のスープで自分が一番好きなのは目黒の「かづや」だが、あちらは魚介スープ。で、こちらの「江戸川」ではトリガラしょうゆ味で、じつにうまい。
見た目は、本当に普通のラーメン。「特徴の無いのが特徴」というべきか。
しかし、たとえば「100人の主婦が、同じ材料と同じ道具を使って、同じ味噌汁をつくったとき、なぜか一人だけ、あきらかに他の人よりおいしい味噌汁をつくっていた」。。。という状況のように、ここのラーメンは、同系統の一般的な店より明らかに「うまい!」。
当たり前の材料、当たり前の作り方、なのに目を見開くような驚きを味わわせてくれる一杯。
見た目の印象から、たぶんスープを口に含んだ瞬間ガツンと醤油のパンチがきて、後口は化学調味料が舌をジーンとしびれさせるだろうと予測したのだが。。。
なにこれ!?、パンチは飛んでこず、かわりに優しく抱きとめられるような手ごたえが。
トリガラの匂いが目だつこともなく、醤油も突出せず、ミリンっぽい(日本そばのツユのような?)甘味もあるが、これも突出せず、また化学調味料の後口がビリビリ残ることもない。
では「無い無いづくし」のスカスカか?といえば、否!
どこまでも優しく、どこまでもまろやか♪
あまりの意外さに、しばし丼を置いて、ほーっと見惚れてしまった。
( ただしスープに甘味があるのは個人の好みが分かれるところ。ラーメン二郎の目黒店のように醤油味のキツイのが好きな人にはこちらはオススメできない )
麺は、しっかり食べごたえのある中太。ちぢれているが、ちゃんとほぐされていて、からまった部分は一つもなかった。チャーシューも味付けはひかえめで、ほどよいジューシー感。
モヤシの歯ごたえ、ホウレン草のやわらかさ、文句なし!
唯一、ネギの辛味だけが絶妙のアクセントを加えている。
とことんまで謙虚なのに、接した人が自然に尊敬の念を抱く人物のような。 あっぱれ。
店内では、自分のほかに2人のオジサンが、この絶品ラーメンをこともなげに食べていた(笑)。
< 追記 > 「銀座の甚平喰い倒れ日記」の甚平様が、
このラーメンを召し上がって・・・
嬉しいことに、筆者と同様に高く評価しておられます♪
・甚平様の記事は → こちら! なんと、反応するツボが同じ☆
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