かんの
「かんの」
( 表通りに面した店舗と、通路内にも店舗あり )
所在地:中央区築地4-8-7 【地図】
電話:03-3546-0300
営業時間:04:30~14:30
休業日:日曜・祝日・休市日
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訪問日 「 2006/11/22 」マグロうま煮丼(550円)
「カフェ&ワインバー」で食べそこね、かわりに何かと思いつつ場外を歩いてみると、ここで“新メニュー”の貼り紙を見つけたので食べてみることに。
1日限定10食とのこと。
これは、けっこうイケる♪
マグロの身は温かくてフレーク状になっており、たぶん酒と醤油と味醂で煮ているのだろう。ショウガと山椒で風味がついている。ほかには昆布の細切りが少々。
ごはんは温かい酢飯。 マグロを加熱したときのパサパサ感があるかと思いきや、とろみのついた餡が全体をまとめており、
しっとりジューシー。
女将さんに聞くと「ちゃんとした吉野葛をつかってるんですよ」と笑顔で教えてくれた。
昔、ごはんにツナ缶の中身をかけて食べたけど、あれの豪華版という感じかな(笑)
( 追記 ) このうまさは、粗末な自炊生活でツナ丼を食べた経験のある人しか理解できないかもしれないなぁ。
同じツナ丼といっても、プロが作ればこんなに違うのか!と驚き喜び・・・。他方、おかずがツナ缶だけ、なんていう生活経験の無い人が見れば「何これ?、ねこまんま?」って感じで、嬉しくも何ともないだろう。
ともあれ。プロが、しっかりしたネタを選び、きちんと仕事をした“B級”グルメ。
これこそ「市場の男のメシ」として、筆者が築地に求める味なのです。
味付けは控えめで、「きつねや」のホルモン丼より塩分は4分の1以下ぐらい。
ただし、美味しいといっても味は単調なので、ゆっくり食べる人だったら途中で飽きてくるかもしれない。
上に乗っている玉子焼きは・・・カウンターの脇に「丸武」の箱があった☆
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訪問日 「 2006/05/30 」
大トロ丼(1日20食限定) 1,200円
申し訳ないけど、身のスライスが薄いと言うしかないなあ・・・
寿司ネタの半分以下。
味は上々で、あったかい酢飯との相性も良い。
しかし、すごーく期待して注文したお客さんは身の薄さでガッカリする可能性が大。
筆者のように“前菜”として食べるならいいけど。
ええ、そうです“前菜”。
このあと場内の「高はし」でメインディッシュにしました(笑)。
※ 追記:「かんの」について、興味深い記事を発見。。。☆
上掲記事と、写真を比べてみませう。
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訪問日 「 2006/04/04 」
ゆっくり食べよう、
まじめで丁寧な海鮮丼☆
うおがし丼(900円)、しじみの味噌汁(100円)
場外、“もんぜき通り”の海鮮丼では「どんぶり市場」の店構えが目立つのだけど、こちらもなかなか味のあるお店。
素材をひとつひとつ、丁寧に扱う旦那さんが印象的。その雰囲気のまま、ゆっくり食べるのが一番と思える。
本日のマグロはインドマグロ(ミナミマグロ)で、上々の赤身。ウニは柔らかくなめらかな口あたり。
謙虚で朴訥な話し方をする旦那さんと、控えめながら明るい笑顔の女将さんとの会話も楽しかった。。。☆
騒がしくて客も魚も乱暴に扱われる雰囲気の店に抵抗のある人は、ぜひこちらへ♪
このあと、温かいものを食べたくなって あのお店へ!
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訪問日「 2005/3/1 」
こちらは通路から入ったほうのお店
まぐろ丼(700円)
みそ汁(100円)
Tuna in bowl.
喧騒に包まれた場外食堂の表通りから細い通路をちょっと入るととたんに静まりかえって落ち着ける食堂が。
注文を受けるお店の人も忙しそうな雰囲気は全然なくて、かなりのんびりした感じ。置いてあるテレビは朝の民放ニュース。
カウンターには、写真にも写っている私服の女の子(高校生?)が二人いて、つぶやく程度の声で会話していた。
聞いては悪いと思ったが、なにしろ静かなので聞こえてしまう。
その内容がちょっと(いや、かなり)刺激的な話だったので、思わず動揺してしまい、マグロの味を忘れてしまった。
こんなことで気を乱すとは、修行が足りん。。。>自分
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【 お世話になったブログが・・・ 】
筆者が先般からお世話になっており、また毎回の記事を楽しみにしていたブログが、残念ながら終了してしまった。
・ 「のんべのつぶやき」 様:
飲食店業界の覆面調査員だった方が、築地も含めて多くのお店をプロの目で吟味しておられた。
食事のメインディッシュはもちろんのこと、ごはんの炊き方、味噌汁のダシの取り方、お茶の香りからお酒の保存・酸化状態や注ぎ方の良し悪し、接客オペレーションの細かい点まで、こちらの記事を拝見すると、自分がいかに多くのことを見落としているか愕然とするばかりで、本当に良い勉強をさせていただいた。
写真は無し。築地の有名店のほとんどが、かなり厳しめの辛口採点だった。
しかしキチンとお店を評価するなら、かくあるべし!というお手本のようなブログだったと思う。
同ブログ筆者 “のんべ” 様のお許しをいただき、厳しい採点のなかで珍しく 「5ツ星」 をつけておられた当店の記事を以下にご紹介させていただきたい。
< 引用ここから >
2006.12.15 Friday
author : 月別高評価リスト
築地「うおがし丼かんの」
住所:中央区築地4-8-7
営業時間:4:30-14:30
定休日:日祝・休市日
飲み物:ほうじ茶(★★)
食べ物:海鮮5色丼(★★★★)しじみみそ汁(★★★★★)
総合評価:★★★★★
のんべ単価:1100円
>>コメント<<
築地は正月の買い出し客で溢れかえっている。市場の賑わいはいいものだ。午後になっても客が減ることはない。
手軽に魚を食べたかったので、以前から気になっていた丼の店に入る。ここはマグロ丼とか中トロ丼が人気のようだが、初めてということもありいろいろ食べられる「5色丼」をオーダー。お母さんが注文を復唱するときに「5色丼シロね」と言っている。シロというのは白だろうか? みそ汁もつけたらこういわれるのだろうか? 今度確認したい。
最初にお会計を済ませ、5分で丼登場。うに、いくら、マグロ、イカ、玉子。スライスされたきゅうりにわさびが乗っていて、自分で醤油をかけて食べる。イカは大葉に乗っていて、その脇にガリがある。
うにといくらには醤油をかけなかった。甘みがあり、塩気やアルコール臭さを感じない。鮮度に自信があるのだろう。この時期はいくらの皮が柔らかく、最もおいしいと言われる。余談だが、アメリカの方から輸入するいくらは皮が硬いものが多い。魚の種類が違うそうだ。食感を楽しむ意味ではいいのだが、寿司やそのまま食する場合はあまり人気がないそうだ。
仕事の手際が良く、必要以上は口を開かない。でもおかみさんがお茶を出すのを忘れていると「お茶出してないよ」とピッと言うし、客が話しかけるとその日のことをいろいろ話してくれる。気持ちのいい大将だ。「今日は大トロが13時ではけてね」「あと15食も出したら店じまいだよ。混み合ったら15分でそれくらい出るし」と何となく隣の客との会話を聞いてしまった。
マグロは醤油をかけると照り輝く。イカはむっちり派。シジミの味噌汁はだしがしっかりととられていて、小粒の身も砂抜きをして、臭みがまったくない。酢飯のバランスは申し分ない。ウニはおいしかったが、最後の一口に少々臭みがあった。最初に出されたほうじ茶はアウトドアで使うプラスティックの容器から出されて、少しぬるい。
この狭い店内で洗い物をしたりお会計をしたりと忙しい中でも、清潔であることはしっかりと守られている。
< 引用ここまで >
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